侍道4
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『侍道4』(さむらいどう4、WAY OF THE SAMURAI 4)は、スパイク(現・スパイク・チュンソフト)がPlayStation 3用に発売したゲームソフト。
ジャンル | アクションアドベンチャー |
---|---|
対応機種 | PlayStation 3 |
開発元 | アクワイア |
発売元 | スパイク |
人数 | 1人 |
発売日 | 2011年3月3日発売 |
対象年齢 | CERO:D(17才以上対象) |
売上本数 | 13万3709本[1] |
同社発売の前作『侍道3』発売から約2年の時を経て発表された、「侍道シリーズ」正式ナンバリングタイトル第4作。開発は従来のシリーズ作品と同じくアクワイアが担当している。追加要素を収録した廉価版、『侍道4 Plus』が2012年1月26日に発売された。
前作『侍道3』と同社発売の『喧嘩番長3 全国制覇』が好評を博したことにより、両シリーズとも「4」の開発が早い段階から決まっていたものの、本作に関してはその後これといった情報が発表されないまま、さきに『喧嘩番長4 一年戦争』の発売が開始。本作の正式な発表は、それから約半年ほど遅れ、『喧嘩番長5 漢の法則』の発表とほぼ同時期に行われることとなった。なお、そのあいだに『侍道3』の完全版である『侍道3+(Plus)』が発売され、そのなかに当時開発中の本作のイメージ映像がわずかながら収録されている。
本作においてもシリーズの特徴である「自由度の高いゲーム性」「物語を構成する三つの勢力」などの基本的な要素は受け継がれており、これらの点に加え、前作で犠牲にせざるをえなかった[2]グラフィック面や演出面の向上、プレイヤーの行動が如実に反映される「インタラクティブイベント」の強化などが行われている。また、本作よりPlayStation Storeを利用したダウンロードコンテンツ (DLC) の販売も開始されている。
本作の時代設定は、浦賀への黒船来航から数年後[4]が舞台の、いわゆる幕末時代(約1853 - 1869年ごろ)となる。また、物語の舞台となる地は「阿弥浜(あみはま)」と呼ばれる港町になり、三勢力は「外国」「幕府」「攘夷」となる。
武器によって使用できる技が決まっていた従来の作品に対し、本作では「流派目録」と呼ばれるアイテムを装備することによって使用する技を決定する。
流派は、目録によって構えや技構成が異なるのが特徴で、基本的には武器と同様に敵キャラクターを倒すことで入手する。なお、一度習得した技は、ある人物に白紙目録を持っていくことで「俺流」と呼ばれるオリジナル流派に組み込むことができるようになる。
本作における流派は、前作から登場していた「上段」「中段」「下段」「脇」「片手」「居合」「忍者」「二刀」「忍者二刀」「槍」「無手」の11種類の構えに加え、新たに遠距離から敵を攻撃する「拳銃」や「ライフル」が追加されている。
開国後の港町、「阿弥浜」。 日本との交流を目的に黒船が来港し、急速に西洋文明が発展していた。だがそれをよく思わない攘夷派と、それに対抗する幕府の勢力が日々し激しい戦いを繰り広げていた。 ある日、黒船上で大使の「ローラ・リータ」を代表とする英国の使節と、大老「鬼怒川怨仙」の娘の三姉妹、運上所頭取の「茂呂茂」が日英合営の製糸工場の建設について協議していた。そこへ攘夷派である「般若党」が大砲を携えて現れ、幕府と英国 対 般若党の大騒乱となる。その騒動の起こるまさに直前、主人公が小さな手漕ぎ舟に乗って阿弥浜の港へやってくるところから物語が始まる。
『侍道外伝 KATANAKAMI』のディレクターの一人であるアクワイアの斎藤哲志は2020年のインタビューの中で、記述が大変ということで刀の説明文を廃止したところ、ユーザーからなぜ廃止したのかという問い合わせが相次いだことを明かしている[7]。
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