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『体脂肪計タニタの社員食堂』(たいしぼうけいタニタのしゃいんしょくどう)は、2013年の日本のコメディ映画。
レシピ本としては異例の売上累計485万部を突破し、社会現象となった『体脂肪計タニタの社員食堂〜500kcalのまんぷく定食〜』を映画化したものである。健康機器メーカーのタニタが社員の健康維持を目的にした社員食堂のメニューにまつわる実話(タニタ#社員食堂と外食事業も参照)をベースにしつつ、「もし、タニタの社員が全員太っていたら…」という着想を元に構成されたフィクションとなっている(このため、原作としては田中大祐著のノベライズ版とレシピ本が併記されている)。タニタは本社を撮影場所として提供し、映画の告知イベント等で協力していた。
優香にとっては、『輪廻』以来7年ぶりの主演映画である[2][3]。優香は特殊メイクで太った姿も披露している[4][5]。
健康機器メーカーのタニタは世界初の体脂肪計の開発に成功したが、社長・谷田卯之助の息子で副社長の幸之助をはじめ、社員は肥満体型の者ばかりだったため、モニターからの評判も芳しくなく、売り上げは伸びなかった。
そんなある日、卯之助が病気で倒れてしまう。卯之助に代わって大事な新商品発表会のプランを任された幸之助は、卯之助からの厳命に従い、社員が自らダイエットを行い、その経過を発表するプロジェクトを提案する。
幸之助は、高校時代の同級生でかつて自身も肥満体型だった栄養士の春野菜々子を社員食堂の責任者として雇い入れ、プロジェクトを実行する。
菜々子は、いい加減で誘惑に弱い肥満社員たちを叱咤しつつ、食事の満足度を上げるために様々なダイエットメニューを考え出す。当初は成果を疑問視していた周囲の人々も、ダイエットメニューの質の高さから、菜々子を認め、評価するようになる。ところが、恋人に浮気された肥満の女性社員・福原がダイエットによるストレスと相俟って会社で飛び降り自殺騒ぎを起こしたために、プロジェクトは中止、幸之助も新商品発表会の担当を外されてしまう。昔から何をやっても中途半端で自他ともに認めるダメ男の幸之助は、会社の決定に簡単に諦めてしまう。しかし菜々子の説得でようやく目が覚め、プロジェクトの継続と共に、菜々子が考え出したダイエットメニューを公開するアイデアを専務らに強く訴える。幸之助のアイデアに専務らも賛同し、プロジェクトは再開される。
新商品発表会の当日を迎え、幸之助をはじめとするダイエットを実施した社員らが、その成果を披露すると、会社に問い合わせが殺到、新製品は好調な売れ行きを見せる。こうして自信をつけた幸之助は以前に父親に提出していた辞表を取り返して破る。一時は幸之助らと対立し他社への転職も考えていた菜々子だったが、タニタに残ることを決め、タニタのダイエットメニュー開発者としてメディアにも登場するようになる。また、一目惚れした菜々子のためにダイエットを決めた肥満社員・太田は、ダイエットの成功を踏まえて菜々子に告白しようとするが、実は菜々子はデブ好きで、行きつけの居酒屋の肥満気味の大将といつの間にか交際していたのである。
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