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JCI JAPAN TOYP(ジェーシーアイ ジャパン トイップ)とは、日本青年会議所の主催により、“社会に持続的なインパクトを与えることのできる可能性を秘めた「傑出した若者」”に対して与えられる賞である[1]。環境、医療、経済、政治、科学技術、文化・芸術、スポーツといったあらゆる分野で活躍する20歳から40歳までの若者を対象としている[1]。
1987年よりTOYP大賞(TOYPはThe Outstanding Young Personsの略)として開始され、2001年に人間力大賞(青年版国民栄誉賞)に改名、2019年にJCI JAPAN TOYPに改名した[1]。
JCI JAPAN TOYPは国際青年会議所の事業であるTOYP(The Outstanding Young Persons 「傑出した若者たち」)をモデルにしている。起源は、米国青年会議所1930〜31年度会頭ダーウッド・ハウズの“Americans Young Men”(アメリカの青年)と題する年報の出版である。彼はその年の模範的主導者12人の業績を特筆し、「傑出した人物」を表彰することを着想した。その後1938年に米国青年会議所によってTOYA(Ten Outstanding Young Americans)として正式に採用され、1952年以降は各国の青年会議所もそれぞれのTOYPプログラムを設けた。これまでの各国TOYP大賞受賞者には多数の著名人が含まれており、そのほとんどは国内で有名になる以前の40歳前に受賞している。国際青年会議所の同賞正式採用は1981年で、世界の青年の模範的資質を発揮した18歳から40歳までの個人を10名以内選んで栄誉を授けている。1987年には青年会議所のない国も含め世界各国の参加が認められている。
日本では日本青年会議所が1987年(昭和62年)よりTOYP大賞事業を開始した。1997年(平成9年)に大竹美喜選考委員長を迎え、2001年(平成13年)より賞名を「人間力大賞(青年版国民栄誉賞)」としている。日本JC創立50周年に合わせ、青年会議所(JC)運動の柱である「人間力開発」に視点をおいたものである。日本JCはこの事業を通じて、未来を担う20歳から40歳までの「日本の力」の礎となる地域に潜在する「光り輝く傑出した若者たち」を発掘し、全国へと発信していくことで、受賞者の活動を更なる飛躍につなげ、日本の明るい豊かな未来と世界平和実現を目指している。
2004年(平成16年)には京都の大学生・大学院生を対象とした京都学生人間力大賞を京都JCが実施した。
2010年(平成22年)からは更に下の18歳以下の世代を対象とした「人間力大賞ジュニア版」を日本JCとNPO法人アイ・エス・エル(ISL)が共催でサマーキャンプや表彰の事業を実施している。
2019年(平成31年・令和元年)に人間力大賞はJCI JAPAN TOYPに改名された。
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