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亜細亜自動車(Asia Motors, ハングル: 아시아자동차)はかつて存在した大韓民国の自動車メーカーである。1965年に創業し、1976年から起亜産業(現:起亜自動車)の子会社となり、1999年に起亜に吸収合併されて会社解散した。
下記のような歴史的経緯もあり、事実上商用車専門メーカーであると言える。
韓国政府は1962年に第一次経済開発五カ年計画の一環として自動車工業保護法を制定し、ノックダウン生産のための輸入部品への関税を減免するなど自動車産業振興策を打ち出していった。この追い風を受けて、亜細亜自動車工業は1965年7月2日、全羅南道光州に設立された。当初は軍用車両の製造に従事していたが、フィアットとの交渉を開始し、1970年からフィアット・124の組立を開始した。しかし、わずか3年ほどで製造中止となり、亜細亜は経営不振から1976年に起亜産業によって買収された。
第2次オイルショックを受けて、1981年には韓国政府によって自動車産業の合理化措置が採られ、現代自動車とセハン自動車(現在の韓国GM)は乗用車、起亜産業および亜細亜自動車は商用車の製造に専念させられた。1986年にこの合理化措置が解除されると、起亜は乗用車市場に再参入するが、亜細亜は引き続きトラック・バス、および軍用車両の製造・販売を担った。
1999年、現代自動車による起亜自動車の買収に伴い、亜細亜自動車は起亜に吸収合併された。従来の亜細亜ブランド車はキアブランドに変わったが、そのほとんどは5年以内に打ち切られ、2018年10月現在韓国向けキア公式サイトでブランドが残っていることが確認できる車種はグランバードのみである。
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