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上野公園内にあった商業施設「上野松竹デパート」の2階に1953年11月「上野松竹映画劇場」として開業。その後地下1階に「上野映画劇場」「上野名画座」を、2階の松竹映画劇場の隣にミニシアター「上野セントラル」を相次いで新設した。俳優の戸浦六宏(1930年 - 1993年)の息子で編集者・AV監督の東良美季は、大学時代に当館でアルバイトをしていたことを自身のブログで語っている[2]。
1998年8月1日に上野映画劇場、名画座、セントラルを「上野セントラル1・2・3」に統一しリニューアルしたが、松竹のブロック・ブッキング制の廃止により1999年6月12日に上野松竹映画劇場を「上野セントラル1」に、セントラル1・2・3を「セントラル2・3・4」に改称した。
2003年8月31日に上野東宝劇場・上野宝塚劇場が閉館して以降は、東宝系の邦画・洋画の上映も目立つようになるも2000年代に入り、楽天地シネマズ錦糸町やMOVIX亀有などの近隣地域にあるシネマコンプレックスに徐々に客足を奪われ、さらに施設の老朽化が進んだことなども重なり2006年5月14日[3]をもって閉館。53年の歴史に幕を閉じた。
同館閉館後も上野松竹デパートは営業を続けていたが、2012年8月31日に閉店。上野松竹デパートの建物は再開発の為に2012年末に解体され、2014年4月26日、跡地に飲食施設ビル「上野の森さくらテラス」がオープンした[4]。
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