上越信号場
北海道上川郡上川町に存在する北海道旅客鉄道の信号場 ウィキペディアから
北海道上川郡上川町に存在する北海道旅客鉄道の信号場 ウィキペディアから
上越信号場(かみこししんごうじょう)は、北海道上川郡上川町字上越にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線の信号場である。電報略号はミコ。事務管理コードは▲122511[2]。石北本線の最高地点(石北トンネル内、644m[3])に近い標高634 m に位置し[4][5]、現存する北海道内の停車場では最も高い所にある[6]。
当初は駅として設置され、現在は信号場として運用される。
「中越」よりも峠の頂上に近い上流側に位置するため、「上越」と名付けられた[12][13]。
字名としては1938年(昭和13年)の字名改正まで、中越と神越は「茅刈別(ちかるべつ)」に包摂されていたが、この改正で「中越」と「上越」に分割し現在に至っている[14]。
2線あり列車交換が可能。2線とも両方向に出発信号機があり、同方向に向かう列車同士の追い抜きも可能な構造である。網走方に側線が1本あり、分岐器はスノーシェルターで覆われている。
夏は浮島峠への行楽や山菜採り、冬季はチトカニウシ山のスキー場(当信号場からおよそ6km[13])へのスキー登山客に用いられ、特にチトカニウシ山へのスキー列車は旭川鉄道管理局の年中行事のひとつに数えられた[11]。
旅客営業当時の乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
年間 | 1日平均 | |||
1965年(昭和40年) | (2,179.0) | (6.0) | [11] | 年間乗降客数:4,358 地区人口68人[9]。 |
1966年(昭和41年) | (2,794.0) | (7.7) | 年間乗降客数:5,588 | |
1967年(昭和42年) | (2,540.0) | (6.9) | 年間乗降客数:5,080 | |
1968年(昭和43年) | (3,300.0) | (9.0) | 年間乗降客数:6,600 | |
1969年(昭和44年) | (2,177.0) | (6.0) | 年間乗降客数:4,354 | |
1970年(昭和45年) | (824.0) | (2.3) | 年間乗降客数:1,648 地区人口26人[9]。 | |
1971年(昭和46年) | (564.0) | (1.5) | 年間乗降客数:1,128 | |
1972年(昭和47年) | (616.0) | (1.7) | 年間乗降客数:1,232 | |
1973年(昭和48年) | (149.0) | (0.4) | 年間乗降客数:298 | |
1974年(昭和49年) | (161.0) | (0.4) | 年間乗降客数:322 | |
1975年(昭和50年) | (21.0) | (0.1) | 年間乗降客数:42 同年旅客営業終了。地区人口0人[9]。 |
峠の上川側の途中である。留辺志部川と山に挟まれている。道路と川と森林のみである。
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