上越信号場

北海道上川郡上川町に存在する北海道旅客鉄道の信号場 ウィキペディアから

上越信号場map

上越信号場(かみこししんごうじょう)は、北海道上川郡上川町字上越にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線信号場である。電報略号ミコ事務管理コードは▲122511[2]。石北本線の最高地点(石北トンネル内、644m[3])に近い標高634 m に位置し[4][5]、現存する北海道内の停車場では最も高い所にある[6]

概要 上越信号場, 所在地 ...
上越信号場
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上越信号場から中越信号場方を眺める
かみこし
Kamikoshi
中越(信) (7.7 km)
(9.0 km) 奥白滝(信)
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所在地 北海道上川郡上川町字上越
北緯43度53分17秒 東経142度59分30秒
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 石北本線
キロ程 64.9 km(新旭川起点)
電報略号 ミコ
駅構造 地上
ホーム 2線
開業年月日 1932年昭和7年)10月1日[1]
備考 駅として開業。1975年(昭和50年)12月25日より信号場。
上川から20.0 km、白滝まで17.3 km。
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歴史

当初はとして設置され、現在は信号場として運用される。

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1977年の上越信号場と周囲約500m範囲。右上が遠軽方面で、石北トンネルが見える。千鳥状にずれた相対式ホームがまだ撤去されておらず、かつての駅舎横の上川側に貨物ホームのあった跡が白く残る。ここへの引込み線は保線用として残されている。両分岐点にスノーシェルターはまだ設置されていない。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

信号場名の由来

「中越」よりも峠の頂上に近い上流側に位置するため、「上越」と名付けられた[12][13]

字名としては1938年(昭和13年)の字名改正まで、中越と神越は「茅刈別(ちかるべつ)」に包摂されていたが、この改正で「中越」と「上越」に分割し現在に至っている[14]

構造

2線あり列車交換が可能。2線とも両方向に出発信号機があり、同方向に向かう列車同士の追い抜きも可能な構造である。網走方に側線が1本あり、分岐器はスノーシェルターで覆われている。

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奥白滝信号場方 作業員が歩く

利用状況

夏は浮島峠への行楽や山菜採り、冬季はチトカニウシ山のスキー場(当信号場からおよそ6km[13])へのスキー登山客に用いられ、特にチトカニウシ山へのスキー列車は旭川鉄道管理局の年中行事のひとつに数えられた[11]

旅客営業当時の乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。

さらに見る 年度, 乗車人員 ...
年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均
1965年(昭和40年) (2,179.0) (6.0) [11] 年間乗降客数:4,358  地区人口68人[9]
1966年(昭和41年) (2,794.0) (7.7) 年間乗降客数:5,588
1967年(昭和42年) (2,540.0) (6.9) 年間乗降客数:5,080
1968年(昭和43年) (3,300.0) (9.0) 年間乗降客数:6,600
1969年(昭和44年) (2,177.0) (6.0) 年間乗降客数:4,354
1970年(昭和45年) (824.0) (2.3) 年間乗降客数:1,648 地区人口26人[9]
1971年(昭和46年) (564.0) (1.5) 年間乗降客数:1,128
1972年(昭和47年) (616.0) (1.7) 年間乗降客数:1,232
1973年(昭和48年) (149.0) (0.4) 年間乗降客数:298
1974年(昭和49年) (161.0) (0.4) 年間乗降客数:322
1975年(昭和50年) (21.0) (0.1) 年間乗降客数:42 同年旅客営業終了。地区人口0人[9]
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周辺

峠の上川側の途中である。留辺志部川と山に挟まれている。道路と川と森林のみである。

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
石北本線
上川駅 (A43) - (中越信号場) - (上越信号場) - (奥白滝信号場) - 白滝駅 (A45)

脚注

関連項目

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