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アート・ブレイキーのアルバム ウィキペディアから
『モーニン』(英語: Moanin' )は、ジャズ・ドラマーのアート・ブレイキーが1958年に発表したアルバム、およびその1曲目に収録されているボビー・ティモンズが作曲した楽曲。同アルバムはブルーノートのアルバムの中でも人気の高い「4000番台シリーズ」の一つで、レコード番号は4003である。
ブレイキー率いるジャズ・メッセンジャーズはメンバー・チェンジが多かったが、本作で鍵となったのは、新加入したサックス奏者のベニー・ゴルソン。メンバーの人選を行ったり、大半の楽曲を作るという、音楽監督の役割を果たした。ゴルソンが作った「ドラム・サンダー組曲」は、タイトル通り、ブレイキーのドラムを前面に押し出した曲。
タイトルトラックの「モーニン」のみ、ピアニストのボビー・ティモンズ作曲。ゴスペルのコール・アンド・レスポンスに影響を受けたイントロを持ち、ファンキー・ジャズというジャンルを代表する曲とされる。ティモンズは牧師の息子で、幼い頃からゴスペルに親しんでいたことから着想したという。この曲は、1961年1月に行われたジャズ・メッセンジャーズの初来日公演でも演奏され、日本のジャズ・ファンに鮮烈な印象を与えることになるが、曲自体は1960年1月発売の『サンジェルマンのジャズ・メッセンジャーズ』の収録曲として既に日本でも広く知られており[1]、油井正一によれば「メッセンジャーズの来日が近づいた一九六〇年秋には蕎麦屋の出前持ちが〈モーニン〉を口笛で吹くようになっていた」という[2][3]。その後もこの楽曲の人気は不滅で、1990年には三菱・ランサーの15秒CMにも「モーニン」が起用されている。演奏はデビッド・マシューズがニューヨークの超一流ミュージシャンを集めて結成した「マンハッタン・ジャズ・オーケストラ」。また、作曲者のティモンズも、自分のアルバム『ジス・ヒア』で再演した。さらに2006年4月に放送を開始したNHKの教養番組「美の壺」でもテーマ曲に使用されている[4]。
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