メリルボーン・クリケット・クラブ
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メリルボーン・クリケット・クラブ(英: Marylebone Cricket Club、略称:MCC)は、イギリス・ロンドンに所在するクリケットクラブ。Maryleboneをマリルボーンと訳されることもある。以前はクリケットの統括団体であり、1788年以降は競技規則であるクリケット法を管理するなど、現在も強い影響力を保持している。

概要
1787年に設立。1814年からロンドンのシティ・オブ・ウェストミンスターのセント・ジョンズ・ウッドにあるローズ・クリケット・グラウンドを所有し、本部としている。同グラウンドは「クリケットの聖地」と呼ばれ、イングランド・ウェールズクリケット委員会、欧州クリケット評議会の本部として機能している[1]。世界のクリケットを統括する国際クリケット評議会(ICC)の本部も2005年まで所在していた。ICCが1909年に設立された時は、MCCの書記によって管理されていた。1989年まではMCC会長がICCの議長職に自動的に就任していた[2]。
クリケットの競技規則となるクリケット法(英: Laws of Cricket)は、1744年に作成され、1788年以降は幾度かの改正を重ねながら、現在に至るまでまでMCCが著作権を所有し、管理している[3]。2023年現在の最新版は2017年コード第3版である[3]。

女王エリザベス2世の夫である王配フィリップ王配は、 若い頃は熟練したクリケット選手であり、1949年と1974年にMCCの会長職に就任していた[4]。
脚注
関連項目
外部リンク
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