マイク・ビビー

アメリカのバスケットボール選手 (1978 - ) ウィキペディアから

マイク・ビビー

マイケル・ビビーMichael Bibby, 1978年5月13日 - )は、アメリカ合衆国ニュージャージー州チェリーヒル出身の元プロバスケットボール選手、指導者。ポジションはポイントガード。元NBA選手のヘンリー・ビビーの息子であり、元MLB選手のジム・ビビーは叔父。

概要 引退, 愛称 ...
マイク・ビビー
Mike Bibby
ニューヨーク・ニックスでのビビー
(2012年)
引退
愛称 "Bibbinator"、"Baby Jesus"
国籍 アメリカ合衆国
生年月日 (1978-05-13) 1978年5月13日(46歳)
出身地 ニュージャージー州チェリーヒル
身長(現役時) 188cm (6 ft 2 in)
体重(現役時) 91kg (201 lb)
キャリア情報
出身 アリゾナ大学
NBAドラフト 1998年 / 1巡目 / 全体2位
プロ選手期間 1998年–2012年
ポジション PG
背番号歴 10, 00, 0, 20
指導者期間 2013年–現在
選手経歴
1998-2001
2001-2008
2008-2011
2011
2011
2011-2012
バンクーバー・グリズリーズ
サクラメント・キングス
アトランタ・ホークス
ワシントン・ウィザーズ
マイアミ・ヒート
ニューヨーク・ニックス
指導者経歴
2013-2014
2014-2019
2019
シャドー・マウンテン高等学校英語版(AC)
シャドー・マウンテン高等学校
ヒルクレスト・プレップ高等学校
受賞歴
NBA通算成績
得点 14,698 (14.7 ppg)
リバウンド 3,103 (3.1 rpg)
アシスト 5,517 (5.5 apg)
Stats  Basketball-Reference.com
Stats  NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
獲得メダル
男子バスケットボール
 アメリカ
バスケットボールアメリカ選手権
2003 サンフアン
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NBA経歴

1998年のNBAドラフトにて1巡目全体2位でバンクーバー・グリズリーズから指名された[1]。ルーキー時代は、ロックアウトの影響で短縮された50試合を全てスターターで出場。1試合平均13.2得点、2.7リバウンド、6.5アシストの成績を残し、オールルーキーファーストチームに選出された。

しかし、チームはシーズンを通して低迷。2001年6月27日にジェイソン・ウィリアムスニック・アンダーソンとのトレードでブレント・プライスと共にサクラメント・キングスへ移籍した[2]。移籍後、サクラメント・キングスの主力メンバーとして活躍、2002年にはチームはロサンゼルス・レイカーズとのウェスタン・カンファレンスカンファレンスファイナルに進出、第5戦でビビーは残り8.2秒に逆転シュートを決めてチームは92-91で勝利、NBAファイナルまで後一歩のところまで進んだが[3]、レイカーズに第6戦、第7戦と連敗した。

2002年8月にキングスとの7年総額8,050万ドルの契約に合意した[4]2002-03シーズンには怪我のため55試合の出場に終わったが、平均15.9得点をあげ、チームも59勝23敗でウェスタン第2シードでシーズンを終えた。

2003-04シーズン、平均18.4得点をあげた。プレーオフ1回戦のダラス・マーベリックスとの第5戦では36得点をあげた[5]

2005-06シーズンには、過去最高の1試合平均21.1得点を挙げた。

2008年2月16日にシェルデン・ウィリアムスアンソニー・ジョンソンティロン・ルーロレンゼン・ライト、2008年のドラフト2巡目指名権とのトレードでアトランタ・ホークスへ移籍した[6][7]

2011年2月23日にジョーダン・クロフォードモーリス・エバンス、将来のドラフト1巡目指名権と共にカーク・ハインリックヒルトン・アームストロングとのトレードでワシントン・ウィザーズに移籍した[8]。その後、バイアウトが成立し、3月1日に、マイアミ・ヒートと契約を結んだ[9]。この年キャリア初のNBAファイナルでプレーする機会を得たが、ダラス・マーベリックスに2勝4敗で敗れてチャンピオンリング獲得はならなかった。

2011年12月11日にニューヨーク・ニックスとの1年契約に合意[10]。シーズン終了後は契約するチームも表れず、引退状態になっている。

プレースタイル

ポイントガードとしてはかなりのシュート力を持つ。3Pシュートの成功率はリーグ屈指である。ゲームコントロールがすばらしく、もちろんパスの技術もあり[11]、味方のシュートを演出する。だが、特筆すべき点はその勝負どころでのプレーである。キングスの黄金期であった21世紀初頭、プレーオフの大舞台で活躍したのは大黒柱のクリス・ウェバーや、エースシューターのペジャ・ストヤコヴィッチではなくレギュラーシーズン中、黒子役に徹したビビーであった。その強心臓でチームの危機を何度も救っている。また、多くのNBA関係者は、ビビーはNBAの中でもっとも過小評価されている一人という意見も多い。

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ
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NBA

レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
1998–99 VAN 50*50*35.2.430.203.7512.76.51.6.113.2
1999–00 828238.5.445.363.7803.78.11.6.214.5
2000–01 828238.9.454.379.7613.78.41.3.115.9
2001–02 SAC 808033.2.453.370.8032.85.01.1.213.7
2002–03 555533.4.470.409.8612.75.21.3.115.9
2003–04 828236.3.450.392.8153.45.41.4.218.4
2004–05 808038.6.443.360.7754.26.81.6.419.6
2005–06 82*82*38.6.432.386.8492.95.41.0.121.1
2006–07 82*82*34.0.404.360.8303.24.71.1.117.1
2007–08 151231.5.406.393.7423.75.01.3.113.5
ATL 333233.3.414.369.7973.26.51.1.114.1
2008–09 797934.7.435.390.7893.55.01.2.114.9
2009–10 808027.4.416.389.8612.33.9.8.09.1
2010–11 565629.9.435.441.6302.63.6.7.19.4
WAS 2014.5.111.000.0001.54.0.5.01.0
MIA 221226.5.437.455.6252.22.5.5.17.3
2011–12 NYK 39414.3.282.318.7501.52.1.5.12.6
通算 1,00195033.9.436.379.8023.15.51.2.114.7
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  • 1998-1999シーズンは50試合で打ち切り

プレーオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2002 SAC 161641.3.444.424.8263.85.01.4.220.3
2003 121233.7.422.282.7942.65.01.2.412.7
2004 121241.4.429.436.8734.27.01.9.420.0
2005 5540.0.391.217.7784.46.61.4.419.6
2006 6642.5.348.346.9003.85.21.5.016.7
2008 ATL 7736.0.338.292.6563.13.1.6.310.3
2009 111135.5.462.542.9553.44.2.9.213.2
2010 111126.5.450.412.7002.52.5.8.08.5
2011 MIA 202020.8.281.258.5001.81.1.6.33.6
2012 NYK 5123.6.391.412.6674.22.6.2.05.4
通算 10510133.2.408.371.8153.14.01.1.212.6
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受賞歴

  • 1999年 - オールルーキーファーストチーム

その他

脚注

外部リンク

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