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『Dragon's Dogma』(ドラゴンズドグマ)は、カプコンより2012年5月24日に発売されたPlayStation 3、Xbox 360用ゲームソフト、またそのシリーズ作品。「ドラゴンズドグマ(Dragon's Dogma)」とは作品の鍵となる言葉で「竜の教え」を意味する[5]。同シリーズのゲーム作品に『ドラゴンズドグマ クエスト』や『ドラゴンズドグマ オンライン』があるほか、コミカライズなども行われている。
DRAGON'S DOGMA ドラゴンズドグマ | |
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ジャンル | アドベンチャー、アクション |
ゲーム:DRAGON'S DOGMA | |
ゲームジャンル | オープンワールドアクションRPG[1] |
対応機種 | PlayStation 3 Xbox 360 |
ゲームエンジン | MT Framework[2] |
開発・発売元 | カプコン |
プロデューサー | 小林裕幸 |
ディレクター | 伊津野英昭 |
アートディレクター | イケノ |
シナリオ | 池原実 村田治生 森橋ビンゴ |
音楽 | 牧野忠義 近藤嶺 Inon Zur 伊師正好 |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | [PS3 / Xbox 360] 2012年5月24日[2] [プラチナコレクション] 2013年2月14日 |
売上本数 | [PS3] 468,108本[3] [Xbox 360] 31,492本[3] [PS3 / Xbox 360] 130万本[4] |
レイティング | CERO:D(17才以上対象) ESRB:M(17歳以上) PEGI:18 USK:16(16歳未満提供禁止) ACB:MA15+ |
アニメ:NETFLIXオリジナルアニメシリーズ『ドラゴンズドグマ』 | |
原作 | CAPCOM |
監督 | 須貝真也 |
脚本 | 砂山蔵澄 |
キャラクターデザイン | 西村郁 |
音楽 | 牧野忠義 |
アニメーション制作 | サブリメイション |
配信サイト | Netflix |
配信期間 | 2020年9月17日 - |
話数 | 全7話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ゲーム・アニメ |
ポータル | ゲーム・アニメ |
本項では『Dragon's Dogma』と、その拡張版である『Dragon's Dogma Dark Arisen』についても併せて記述する。
シリーズ第一作目で、剣と魔法の正統派ハイ・ファンタジーの世界を舞台とした[6]、サードパーソン・アクションRPG。誰もが知る王道ファンタジーの世界観をイメージして製作され「世界を冒険する感覚」を追及したゲームデザインが特徴[6]。ゲームの世界は3DCGで描かれたオープンワールドとなっており、サバイバルホラーの要素も含まれている[7]。
本作の開発陣は『デビルメイクライ』シリーズなどの開発に携わった小林裕幸と伊津野英昭がそれぞれプロデューサーとディレクターを担当し、『ストリートファイター』シリーズのイラストで知られるイケノがアートディレクター、『モンスターハンター』などの音楽を手掛けた牧野忠義が作曲を担当している。伊津野が本作の準備中に『デビルメイクライ2』の制作に加わったため、企画は2008年まで凍結され10年近く寝かされていた[8]。
2022年5月24日に『Dragon's Dogma』シリーズ10周年記念として、公式アニバーサリーサイトが作られた。また、同年6月17日の「ドラゴンズドグマ10周年ファンミーティング」動画にて『ドラゴンズドグマ2』が製作中であることが発表されて[9]、2024年3月22日に『ドラゴンズドグマ2』が発売された。
2024年12月31日時点で、『Dragon's Dogma』シリーズ累計販売本数は1300万本を記録している[10]。
そのうちの『Dragon's Dogma Dark Arisen』の本数の分を含めない、無印の『Dragon's Dogma』としては130万本の販売本数を記録した[4]。
グランシス半島南東の漁村カサディス。突如、飛来した深紅のドラゴンの襲撃を受け村はパニックに陥る。兵士の落とした剣を手に取った主人公はドラゴンに戦いを挑むも、その圧倒的強さには全く歯が立たず、その爪を心臓に突き立てられる。ドラゴンはその心臓を文字通り奪い、飛び去って行った。絶命したかに思われた主人公はドラゴンに選ばれし者“覚者(かくしゃ)”として甦る。主人公は奪われた心臓を取り戻すため旅に出るのであった。
声優は『Dragon's Dogma Dark Arisen』のもの。
プレイヤーは「異界渡り」ことポーンというAI制御されたサポートキャラクターを最大3名まで召喚してパーティーを組むことが可能である。うち1名はメインポーンと呼ばれ、プレイヤーと一緒に旅をし、成長する。ポーンは各地にあるリムという石から召喚される。
また、他のプレイヤーが育てたポーン(サポートポーン)をオンライン経由で借りてスカウトすることができる。成長はしないが、その他のプレイヤーがレベルを上げるにあたって成長が反映される。
ゲーム中、主人公はヒロインとともにエンディングを迎えることができ、その中にはポーン(NPC)も含まれる。しかし、プレイヤーは育てたポーンとともに結ばれるエンディングを迎えることはできない。
ゲーム中の設定としてのポーンは#用語を参照。
覚者はすべての職、メインポーンは混合強化職以外の6つの職に転職することが可能である。
ジャンル | オープンワールドアクション |
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対応機種 |
PlayStation 3 Xbox 360 Microsoft Windows(Steam / GOG) PlayStation 4 Xbox One Nintendo Switch |
開発元 | カプコン |
発売元 | カプコン |
プロデューサー | 松川美苗 |
ディレクター | 木下研人[33] |
シナリオ | 村田治生 |
シリーズ | ドラゴンズドグマシリーズ |
人数 | 1人 |
メディア |
[PS3 / PS4 / Xbox 360] ディスク / ダウンロード [Xbox One] ダウンロード [PC] ダウンロード(Steam / GOG) [Nintendo Switch] ゲームカード / ダウンロード |
発売日 |
[PS3 / Xbox 360] 2013年4月25日 [PC] 2016年1月15日 2017年10月5日 [PS4 / Xbox One] 2017年10月5日 [Nintendo Switch] 2019年4月25日 |
対象年齢 |
CERO:D(17才以上対象) ESRB:M(17歳以上) PEGI:18 USK:16(16歳未満提供禁止) ACB:MA15+ |
コンテンツアイコン |
[CERO] 暴力[34] [ESRB] Blood and Gore,Partial Nudity,Suggestive Themes,Violence |
エンジン | MT Framework |
売上本数 |
[PS3 / PS4 / Xbox 360 / Xbox One / Nintendo Switch / DL] 780万本(2024年12月31日時点)[4] |
対応言語 | 日本語、英語 |
『Dragon's Dogma Dark Arisen』(ドラゴンズドグマ:ダークアリズン)は、2013年4月25日に発売された『Dragon's Dogma』の拡張版。新ダンジョン「黒呪島」の実装のほか、日本語音声のフルボイス化やキャラクターエディットのパーツ追加といった新要素が増えている。
2017年10月5日にPC、PlayStation 4、Xbox One版が日本国内でそれぞれ発売[35]。こちらはPS3/Xbox 360版よりも解像度が向上しているほか、DLCも収録されている。また新機能として、対応したボタンにアイテムを登録しておくことでメニュー画面を開かずにアイテムの使用ができる「ホットキー」機能が実装された[36]。PC版は日本語字幕に対応した海外版が2016年1月15日にSteamで、2017年6月5日にDRMフリーのGOG.com版が発売された。当初Steam版については日本国内からの購入が制限されていたが、2017年10月5日に日本語音声の追加されたSteam日本語版が発売された[37]。2019年4月25日にはNintendo Switch版が発売された。
2024年12月31日時点で、『Dragon's Dogma Dark Arisen』の販売本数は780万本[注 1]を記録している[4]。
2013年7月23日にiOS用、2013年12月19日にPlayStation Vita用にダウンロード配信開始されたRPG。iOS用は2014年10月14日、PS Vita用は2015年1月30日に配信終了した。
基本プレイ無料のアイテム課金制。課金アイテム「竜の鼓動」は、ゲームオーバー時の即時コンテニューやカードガチャの利用などに使用する。
3DタイプのオープンワールドアクションRPGだった『Dragon's Dogma』に対し、本作は2DタイプのカードRPGとなっている。プレイヤーはフィールド画面から町やダンジョンにカーソルを合わせ、目的地を決定することでゲームを進めていく。ダンジョン内での移動や戦闘は各種カードによって行われ、プレイヤーは覚者としてポーンに武器やジョブをセットし、行動を指示することで敵と戦う。
本作の世界観は『Dragon's Dogma』のパラレルワールドの一つという設定であり[42]、『Dragon's Dogma』に登場した一部のキャラクターたちも登場している。また、当時連載中だったコミカライズ作品『DRAGON'S DOGMA PROGRESS』とのコラボなども行われた。
開発は『Dragon's Dogma』のスタッフの多くが引き続き担当しており[43]、ディレクターを担当した伊津野も本作ではエグゼクティブディレクターとして参加している。なお、本作は最初から『Dragon's Dogma』のゲームとして開発されていたわけではなく、当時開発中で名前の決まっていなかった本作に、ゲーム性や知名度などの観点から『Dragon's Dogma』のタイトルをつけたという経緯がある[43]。
2019年3月12日に発表された本作のアニメーション作品で、正式タイトルは、NETFLIXオリジナルアニメシリーズ『ドラゴンズドグマ』[48]。オンライン映像配信サービスであるNetflixから2020年9月17日[49]に全世界独占配信、制作プロダクションはサブリメイション[50][51]。
ストーリーとしては、己の心臓をドラゴンに奪われた覚者による復讐譚で、ドラゴン以外にも七つの大罪を意味するモンスターが登場するとされる[48]。
カサディスの村に住む青年イーサンは、あるときドラゴンの来襲により村を焼かれ、愛する妻と自身の心臓を奪われる。「ポーン」の民の導きにより「覚者」として復活したイーサンは、全てを奪ったドラゴンへの復讐を誓い、戦いの旅へと出発する。
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