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トヨタ自動車のミニバン型乗用車 ウィキペディアから
グランビア(GRANVIA)は、トヨタ自動車の3ナンバーサイズのワンボックス型ミニバンである。
トヨタ・グランビア | |
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2代目 | |
概要 | |
別名 |
トヨタ・グランドハイエース(初代) トヨタ・レジアス(初代) トヨタ・ツーリングハイエース(初代) トヨタ・グランエース(2代目) トヨタ・ハイエース(2代目) トヨタ・マジェスティ(2代目) トヨタ・ハイエースGLグランディア(2代目) トヨタ・シエナ(2代目中国仕様) |
製造国 |
日本 中国 |
販売期間 |
1995年 - 2002年(初代) 2019年 - (2代目) 2022年 - (2代目中国仕様) |
ボディ | |
ボディタイプ |
4/5ドア ミニバン(初代) 5ドア ミニバン(2代目 - ) |
駆動方式 | FR |
トヨタ・グランビア(初代) RCH1#W/KCH1#W/VCH1#W/VCH2#K型 | |
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グランビア(中期型:1997年8月 - 1999年8月) | |
グランビア(後期型:1999年8月 - 2002年5月) | |
グランビア(後期型:1999年8月 - 2002年5月) | |
概要 | |
別名 |
トヨタ・グランドハイエース トヨタ・ハイエースレジアス トヨタ・ツーリングハイエース |
製造国 | 日本(愛知県刈谷市) |
販売期間 | 1995年8月 - 2002年5月 |
ボディ | |
乗車定員 | 7・8名 |
ボディタイプ | 4・5ドアミニバン |
駆動方式 | FR/4WD |
パワートレイン | |
エンジン |
3.4L V6 DOHC 5VZ-FE型 132kW(180PS)/299N·m(30.5kgf・m) 2.7L 直4 DOHC 3RZ-FE型 107kW(145PS)/228N·m(23.2kgf・m) 3.0L 直4 OHCターボディーゼル 1KZ-TE型 96kW(130PS)/289N·m(29.5kgf・m)[1] 103kW(140PS)/343N·m(35.0kgf・m)[2] |
変速機 | 4速AT |
サスペンション | |
前 |
ダブルウィッシュボーン +トーションバースプリング |
後 |
セミトレーリングアーム +コイルスプリング |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,985mm/3,430mm[3] |
全長 |
4,715mm[1]/4,790mm[2]/4,840mm[4] 5.235mm(キャンパー特装車) |
全幅 | 1,800mm/1,830mm[5]/1,835mm[4] |
全高 |
1,965mm(FR車)/1,995mm(4WD車) 2,445mm(特装車ハイルーフFR) 2,475mm(特装車ハイルーフ4WD) |
車両重量 | 1,840-2,160kg |
その他 | |
最小回転半径 | 5.5-6.3m/6.2-7.0m[3] |
新車登録台数の累計 | 8万2401台[6] |
後に発売される2代目ハイメディックと同様、欧州の新しい衝突安全基準を充たすためにセミキャブオーバー化された欧州向けハイエースとデザインおよびメカニズムの大部分を共用する。
トヨタのセミキャブオーバー型商用車は初代SKB型トヨエース以来であり、ワンボックス型乗用車としてはトヨタ初のフロントエンジン車となる。3ナンバー専用車であり、当時はトヨタの最上級ミニバンであった。
広い室内を特徴としていたが、高額な車種であるにもかかわらず内装の高級感が皆無でチープな点など、旧来のワンボックスカーたる商用車の雰囲気を色濃く残していた。しかし、ホイールベースが長いため旧来のワンボックスよりも乗り心地が良く、エンジンが遠ざかったことでこもり音なども少なくなり、トヨタにおけるミニバンのフラッグシップとしての快適性は備えていた。また、この種のワンボックスとしては乗降をできるだけ楽に行えるよう、ステップに工夫をこらしていた。
しかし、FRレイアウトゆえに縦置きとされたエンジンはバルクヘッドにめり込むほど後部に搭載されており、整備性はキャブオーバー並に悪かった。一方、エンジン搭載位置からフロントミッドシップに近い重量配分となり、このサイズのミニバンとしては思いのほか操縦安定性は良く、安心して運転できた[注釈 1]。
また欧州型ハイエースとの共用部品が多いとはいえ、実質的にはほぼ専用設計のシャシーで、オーバークオリティーのボディワーク、凝ったサスペンションなどはコスト増加を招き、少ない販売台数とあいまって決して成功作とは言いがたかった。
搭載エンジンは、2.7 Lガソリン(3RZ-FE型)と3.0 Lディーゼルターボ(1KZ-TE型)の2つが用意された。トランスミッションは全車4速AT。
発売当初は7人乗りの「Q」と8人乗りの「G」のみの設定であった。のちに国産ミニバン初の両側スライドドアが装備された「Q デュアルスライドドア」「Q エクセレントセレクションデュアルスライドドア」、「Q プレステージセレクション」、「G クルージングセレクション」「G コンフォートセレクション」が追加された。 ウィンドウガラスは上級グレードが濃色ブロンズガラス、下級グレードがグリーンガラスとなっていた。
当初は販売台数は安定していたが、1997年5月に日産・エルグランドが同クラスの車種としてデビューすると、押し出し感のあるダイナミックなフロントマスクや豪華で広い室内、ハイパワーなエンジンなどが評価され[注釈 2]、グランビアを遥かに凌ぐ売り上げ(月販1万5000台)を見せてセールス面で苦戦した。1999年8月からは4車種でエルグランドに対抗したが、既存のハイエースシリーズ[注釈 3]も販売されていた関係やさらに車種が多かったことも影響して購買層の混乱まで発生していたため、売り上げには貢献しなかった。結局、モデル末期までエルグランドに売り上げ台数の差をつけられたままだった。
トヨタ・グランビア(2代目) H300型 | |
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プレミアム(フロント) | |
プレミアム(リア) | |
概要 | |
別名 |
トヨタ・グランエース トヨタ・ハイエース(6代目) トヨタ・マジェスティ トヨタ・ハイエースGLグランディア |
製造国 | 日本 |
販売期間 | 2019年10月14日 - |
ボディ | |
乗車定員 | 6名/8名 |
ボディタイプ | 5ドアミニバン |
車両寸法 | |
ホイールベース | 3,210 mm |
全長 | 5,300 mm |
全幅 | 1,970 mm |
全高 | 1,990 mm |
車両重量 |
3,340 kg(6名モデル) 3,500 kg(8名モデル) |
オセアニア市場で販売するH300型ハイエースをベースとしたミニバンに「グランビア」の名が与えられ、海外市場ではあるが車名が復活した。
なおタイ市場で販売する「マジェスティ」は、グランビアとほぼ同等の内外装と装備を盛り込んだ車種であり、「ベンチュリ―」の後継車種でもある。日本国内では2019年12月に「グランエース」の名称で発売を開始、2019年の東京モーターショーのトヨタ車体ブースではプロトタイプモデルが展示された。「グランビア」の車名は17年ぶりの復活となる。
エンジンは1GD-FTVを搭載。台湾仕様車では尿素フリー触媒の搭載により尿素水を不要とした。また、中東仕様車では3.5L V6の7GR-FEを搭載する。またトランスミッションはアイシン製6速オートマチックを搭載し、前輪マクファーソンストラット、後輪トレーリングリンク式サスペンション[注釈 7]を採用している。
イタリア語で「偉大な道」という意味をこめて作られた。なお、スペイン・マドリードの中心部にある「グランビア通り(en)」との直接の関連はない。
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