デイヴィッド・アーカー(David Aaker、またはDavid Allen Aaker、1938年 - )は、アメリカ合衆国の経営学者、マーケティング理論家、コンサルタントである。専攻はブランド戦略。カリフォルニア大学バークレー校ハース・ビジネススクール名誉教授、電通顧問。
ブランド・アイデンティティの概念の提唱者として知られる。日本で紹介されている著書には、『ブランド・エクイティ戦略』、『ブランド優位の戦略』、『ブランド・リーダーシップ』、『シナジー・マーケティング』(以上、ダイヤモンド社)、『戦略立案ハンドブック』(東洋経済新報社)などがあり、その他にも著作、論文多数。
米国、ヨーロッパをはじめ、南米、日本およびアジアでもグローバルに講演活動を行っている。
2002年より電通の顧問も務め、いくつかの企業でも数多くブランド戦略のアドバイスを行ってきた。
- 1996年:ポール D.コンバース賞(マーケティング領域で目覚ましい貢献を果たした研究者に贈られる)
単著
- Developing Business Strategies, New York: Wiley.(第2版は1988年、第6版は2001年)
- Brand Leadership, Pocket Books.(2009年10月1日)
- Building Strong Brands, Pocket Books.(2010年4月29日)
- (翻訳書)陶山計介・梅本春夫・小林哲・石垣智徳[訳]『ブランド優位の戦略―顧客を創造するBIの開発と実践』ダイヤモンド社、1997年7月。
- Brand Building and Social Media (2011)
- Preference vs. Relevance (2011)
- Wi ning the Brand Relevance War (2011)
- Eight Characteristics of Successful Retail Concepts (2011)
- Personal Branding Interviews: David Aaker (2011)
共著
- Consumerism: Search for the Consumer Interest, New York: Free Press.(1971年、第2版は1974年、George S. Dayと共著)
- (翻訳書)デイヴィッド・A・アーカー、ジョージ・S.デー/谷原修身、今尾雅博、中村勝久[共訳]『コンシューマリズム―消費者の利益のために』千倉書房、1984年10月。(原著第4版の翻訳)
- Advertising Management, Englewood Cliffs, N.J.: Prentice-Hall.(1975年、第2版は1982年、John G. Myersと共著)
- (翻訳書)デイヴィッド・A・アーカー、J.G.マイヤーズ著 、野中郁次郎、上久訳(1977年/1977)『アドバタイジング・マネジメント : 広告意思決定の理論』東洋経済新報社。
- Essentials of Marketing Research, New York: John Wiley & Sons.(第2版は2002年、V. KumarとGeorge S. Dayと共著)
- Marketing Research, Hoboken ; New York: Wiley.(第8版は2004年、V. KumarとGeorge S. Dayと共著)
- Strategic Market Management: Global Perspectives, Chichester: Wiley.(2010年、Damien McLoughlinと共著)
- Brand Leadership: The Next Level of the Brand Revolution, Free Press, ISBN 978-0-684-83924-0.(2000年1月、Erich Joachimsthalerと共著)
- (翻訳書)デイヴィッド・A・アーカー、エーリッヒ・ヨアヒムスターラー/阿久津聡[訳]『ブランド・リーダーシップ―「見えない企業資産」の構築』ダイヤモンド社、2000年10月。