『ドンキーコング リターンズ』(DONKEY KONG RETURNS、Donkey Kong Country Returns)は、任天堂より2010年12月9日に発売されたWii用アクションゲーム。
| このフィクションに関する記事は、ほとんどがあらすじ・登場人物のエピソードといった物語内容の紹介だけで成り立っています。 |
本項では移植作『ドンキーコング リターンズ 3D』(DONKEY KONG RETURNS 3D)、『ドンキーコング リターンズ HD』(DONKEY KONG RETURNS HD)についても説明する。
2010年のElectronic Entertainment Expo(E3)で発表された。作中の世界やストーリーの流れは『スーパードンキーコング』シリーズから引き継がれており、1999年に発売された『ドンキーコング64』以来の約11年振りの正統続編にあたる。今作は前作までの開発を行ったレア社でなく、『メトロイドプライム』などを手掛けたレトロスタジオが担当した。主に『スーパードンキーコング』のDKアイランドを舞台としており、工場や遺跡などの建物も存在する。前作の『64』は箱庭探索型の3Dアクションだったが、今作はSFC版と同様の横スクロールアクションに戻りつつも、画面の手前や奥へとステージ進行する場面もあるなど、疑似的な3D要素も組み込まれている。他の新要素としては2人同時の操作プレイ、体力制限などがある。全8エリアで70ステージ以上あり、一度ステージをクリアするとGBA版に登場したタイムアタックに挑戦できる。また、各ステージに「パズルピース」があり、集めるとおまけのシークレットが開放されるなど、達成度は200%と要素も多い。
Wiiの『みんなのニンテンドーチャンネル』内の「みんなのおすすめ」ではシルバーランクを獲得している(2013年7月時点)。
2013年6月13日にはニンテンドー3DSに移植された『ドンキーコング リターンズ3D』が発売(詳細は後述)。
2015年1月21日より、Wii Uのニンテンドーeショップでダウンロード版の販売が開始された(Wii UのWii互換機能を応用したもの)。
平和な島「ドンキーコングアイランド」で事件が起こる。ある日島の頂上の火山が噴火し、楽器のような魔物「ティキ族」が現れたと同時に謎のタワーも出現した。ティキ族は怪しい催眠術で動物たちを操り、倉庫にあった大量のバナナを奪っていった。事件を知った長老のクランキーコングは、それを解決すべく若い2匹のコングを呼んだ。彼の孫・ドンキーコングと、ドンキーの相棒・ディディーコングである。なぜか彼らにはティキ族の催眠術が通用しなかった。奪われたバナナと島の平和を取り戻すため、ドンキーとディディーの冒険が始まる。
各コースをクリアすることで次のコースへ道を開き、いくつかのコースがひとまとめになった「エリア」のボスを倒す流れ。ボスを倒すと次のエリアへの道が開く。これを繰り返し、最終的にラストボスの「ティキトング」を倒すことが目的である。各コースは終点にあるゴールバレルを叩くことでクリアとなる(ボスとの対決コースを除く)。コースを有利に進めたり、あるいはやりこみ要素として、コース中にはバナナやK・O・N・Gパネルおよびパズルピースなどのアイテムが共通で設置されている。
1人プレイの場合、ドンキーはライフ2つだが、ディディーがいるとディディーのライフ2つも追加される。この場合はダメージをディディーが肩代わりするが、ディディーはライフが尽きると退場する。ただしコースから落ちたり、トロッコやロケットバレルのコースで障害物などに激突したりすると、ディディーがいても関係なく即ミスとなる。ミスした時はコースの始めからやりなおしになるが、中間ポイントを通過していれば中間ポイントからの再開となる。
なお、過去のシリーズとは異なり、本作では水中に入ることが一切できず、水に落ちるとミスになる。
同じコースで8回以上ミスすると、再開する場所におたすけピッグが現れ、指定されたボタンを押せばスーパードンキー(白い体毛に青いネクタイ)が自動的にコースを進んでいく「おてほんプレイ」を見ることができる(ディディーもおなじ配色)。中間ポイントを通過していても、おたすけプレイを見る場合はコースの始めからスタートされる。おたすけプレイ中に指定されたボタンを再び押せばスーパードンキーを自ら操作できるが、スーパードンキーでのコースクリアは無効となり、通常のドンキーで再挑戦しなければならない。バルーンが0の状態でミスするとゲームオーバーとなる。
バナナ、K・O・N・Gパネル、パズルピースはいずれもゲームを通常クリアする場合は全て取る必要はないが、クリア率100%以上を目指すなら全て取る必要がある。
コースごとに用意されたアイテムの隠し部屋である「ボーナスステージ」は、バルーンなどの補充のために用意された『スーパードンキーコング』のタイプと、隠し要素を解禁させるためのアイテムを探し出す『スーパードンキーコング2』『同3』のタイプを合わせたものになっており、バナナやバルーンなどを集めて進行を有利にしつつ、同時に決められたルールをクリアして隠し要素を解禁させることが目的となっている。
今回はクレムリン軍団をはじめとする過去のシリーズに登場した敵は一切登場しない。代わりに新しい悪役「ティキ族」を中心とした敵キャラクター構成となっている。
ティキ族
本シリーズの新たな敵。楽器の姿をした怪物たちで、奏でる音楽で動物たちを操ることができるが、ドンキーには効かなかった。
彼らの目的はバナナを集めることであり、そのバナナはティキ族の源だった模様。だが、彼らのその後の目的やなぜ多くのティキ族を製造していたのかは不明。ボスクラスのティキたちは各エリアの最後にボスに乗り移ってドンキーたちに戦いを挑む。
また、一部のティキ族は『マリオカート7』にレースの障害物として登場している。
- ティキトントン
- 移動しているティキ。簡単に倒せる。大きいティキドンドンは3回踏み付けると倒せる。
- さけぶ柱
- 柱の形をした敵キャラクター。普段は沈黙してたた佇んでいるだけだが、ドンキーたちが通り過ぎようとすると叫びだし、倒れてくる。
- ティキドリー
- 羽が生えたティキで空を飛んでいる。大きなデカティキドリー、ドデカティキドリーもいる。中には足場となり上に乗ることができるものもいる。ティキアッチィのように全身に火がついているティキヒドリーも存在。
- ティキタンク
- 頭にかたい石を被っているティキ。踏み付けで倒すことができない。ハンドスラップでひっくり返すと倒すことができる。
- ティキボヨン
- バネのように跳ねながら向かってくるティキ。
- ティキアッチィ
- 全身に火がついているティキ。息で吹くと火を消すことができ、火が消えている間に踏むと倒せる。
- ティキフッキィ
- パターンはティキアッチィと同じだが、火の玉を撃つ。
- ティキドロッピィ
- 火の玉を周囲にばら撒くティキフッキィ。
- ティキスパイク
- トゲを回転させている丸いティキ。倒すことはできないが、ランビの突進では倒せる。ビッグサイズのメガティキスパイクや、燃えているものも存在する。
- ティキライダー
- 倒すことはできない。1-1ではドンキーのバナナを盗んだ気球に乗って、背景で現れる。
- ティキボマー
- 爆弾を持ったティキ。ステューの出す敵として登場するが、常にドンキーたちをしつこく追いかけ、自爆する。名前の頭に「ティキ」と付いてあるが、イメージイラストでは「てき その2」に入っている。
- イナイイナイ
- ティキ族に似ているが、ティキ族の仲間かは不明。攻撃してくるとまたたく間に消える。黄金のしんでんのみに現れる。
- トーテムポール
- 足場にもなるが、ゆらゆらと揺れ、一定方向に向かって移動する。巨大なものは、ドンキーコングを食べようとする。
- ガブティキ
- 大きな口を、一定間隔で開け閉めしている。潰されると即ミス。
- カディリー
- 1-BOSSでマグリーを操っていたティキ族。カリンバに似た姿をしている。
- マラ、カッキー、ラスキー
- 2-BOSSでパイレーツクラブたちを操っていたティキ族3人集。マラカスに似た姿をしている。
- ゴングオー
- 3-BOSSでステューを操っていたティキ族。銅鑼に似た姿している。
- ボンジョ
- 4-BOSSでデカモグリャーを操っていたティキ族。バンジョーに似た姿している。
- ワッキーパイプ
- 5-BOSSでマンゴルビーを操っていたティキ族。パンパイプに似た姿している。
- ザイロボーン
- 6-BOSSでサグリーを操っていたティキ族。木琴に似た姿している。
- ディオン
- 7-BOSSでドクターチキンを操っていたティキ族。アコーディオンに似た姿をしている。
- ティキトングタワー
- オープニングで火山の噴火と共に現れたタワー。あまりに大きすぎるので倒すことはできず、敵ではなくステージとして扱われる。
- ティキトング
- 8-BOSSで、今までのボスを操っていたティキ族を自分の手に変え、ドンキーコングを襲ってくる。今作のラストボス。ティキ族の王様なのに、なぜか「ジュースミキサーの姿」をしており、頭にバナナを入れてから回転すると、不思議なジュースを出して、手下達を両手に変える様子が、ボス戦 前のムービーで見れる。
その他の敵キャラクター
ティキ族ではないが、ティキ族に操られてしまい、ドンキーたちの冒険を邪魔してくる 同じ島の住人である 敵キャラクターたち。
- アルク
- その名の通り、常に歩いているオウム。簡単に倒せる。
- ハシルク
- 普段はアルクと変わらないが、その名の通り、ドンキーたちを見付けると速度を上げて走ってくる。
- フログーン
- 常に跳ねては膨らんでいるカエル。空中を浮遊するものもいる。
- ピョングーン
- 黄色いフログーン。跳ねながらこちらに向かってくる。
- クサモドキ
- 草に擬態した敵。近付くといきなり動き出しての不意打ちを仕掛けてくる。サンセット海岸にのみ現れる。
- コチョッキー
- 黄色いカニ。簡単に倒せる。「タイトルメニュー画面」にも登場する。
- チョッキーノ
- バンダナを被った赤いカニ。一度踏み付けてからハンドスラップでひっくり返して踏み付けるか、ローリングアタックで倒せる。イメージイラストでは片手がナイフの友達がいたが、本編には登場していない。
- イカたいほう
- トビーカとトゲーカを発射する大砲。倒すことはできない。
- トビーカ
- 大砲から飛び出してくるミサイルのようなイカの敵。踏むだけで倒せるが何度でも出てくる。
- トゲーカ
- 大砲から飛び出してくるミサイルのようなイカの敵。電気を帯びたトビーカで倒せない。
- ラングィ
- 水面からドンキーたちを食らおうと飛び出してくるサメ。巨大な「ギガラングィ」もいる。
- ピョングィ
- 黄色いラングィ。やや動きが速い時もあるが、ラングィと変わらない動きもする時がある。
- フワリー
- 水面から浮遊するように飛び出してくる電気クラゲ。タルで倒すことができる。
- ピンドードー
- ボーリングのピンのような姿をした ドードー鳥。触れてもダメージはない。ローリングアタックでまとめて倒すとアイテムを出す。なぜか、コース「2-6」にしか出ない。
- キングタコラ
- 巨大なタコ。倒すことはできない。逃げてもしつこく追いかけてくる。
- チキン・ド・ケリリ
- 竹馬を履いているニワトリ。普通に攻撃すると羽毛が抜けて走り回る「チキン・ド・カケリ」になる。タルなら一発で倒せる。
- ハッチドリン
- 小さなハチドリ。複数で向かってくる。なぜか コース「3-2」にしか出ない。小さすぎて、顔が見にくいが、パズルピースを集めての「イメージイラスト」で、正式に全身が 見れる。
- ケムクジャリー
- 青い毛玉のモンスター。5つ積み重なった「ジャリーズファイブ」もいる。
- ケージャリー
- オリに入っているケムクジャリー。地面を叩くとひっくり返って土台となる。
- アカムクジャリー
- 赤いケムクジャリー。通常のケムクジャリーよりひとまわり大きく、2回踏まないと倒せない。
- モグリャー
- ヘルメットを被ったモグラ。トロッコやロケットバレルのステージで登場。ボスとして登場する「デカモグリャー」という親分がいる。
- コモリン
- どうくつエリアなどに登場するコウモリ。ロケットバレルステージでは中型のチュウコモリンとその主と言える巨大なメガコモリンから成り立つ、コモリンファミリーが襲い掛かってくる。
- スパイダーニ
- 空から糸を垂らし降りてくる 紫色のクモ。
- スパイダーノ
- パターンはスパイダーニと同じだが、糸が切れた後に這い歩く、茶色のクモ。「イメージイラスト」でも登場。
- ポパポタマス
- 木にしがみついているカバ。4回踏みつけるとバランスが崩れて転落する。横から触ると、パンチしてくる。
- グルット
- 地形に沿って走り回っている。ノコギリのように鋭い 自分の足を高速回転させ続けているため、踏んで倒すことはできない上に、「攻略本」でも「倒せない」と書かれているが、「4-K」では、タルを投げつけると 1発で倒せる。なお、「6-K」でだけ登場する、火をまとった「アチット」もいるが、こちらは倒せない。
- スネーキィ
- 黄色いヘビの姿をした敵。草の上をひたすら移動し続ける。コース「5-2」でのみ登場する。
- パクパクファミリー
- ドンキーたちを食べようとする植物。複数のタイプが存在する。
- アカパクパク
- 赤色のパクパク。ドンキーたちを食べようと噛みついてくる。踏んで倒すことはできないが、タルをぶつけることで倒せる。巨大なメガパクパクも存在する。
- パクモドキ
- 口の中にキノコのようなものがある緑色のパクパク。ジャンプせずに乗ると食べられるが、ダメージは受けない。
- キパクパク
- 黄色いパクパク。アカパクパクと違い、少し間を置いてから噛みついてくる。
- アオパクパク
- 青いパクパク。他のパクパクと違い天井からツタを垂らしており、ドンキーたちが捕まるとツタごと食べようとする。
- タネッペ
- 黄色い植物。パクパクに似ているが噛みついて攻撃はせず、放射状に黄色い種を飛ばして攻撃する。イメージイラストではパクパクファミリーの中に姿がある。
- ウゾウゾ
- 後ろから押し寄せてくる真っ黒いクモのような虫の大群。倒すことはできず、触れると即ミスになる。「5-8」のみに登場する。
- ホネザウルス
- 恐竜の骨のような敵。攻撃しても頭だけが残り跳ね回る。
- スカルザウルス
- 頭蓋骨だけで跳ね回る恐竜の骨のような敵。ひとまわり小さい以外はホネザウルスの頭部と変わらない。
- ホネザウルスカート
- 乗り物に乗ったホネザウルス。首が伸びたりする他、火を吐く「ヒホネザウルスカート」も存在する。
- ギガゴロボール
- ドンキーたちを追い掛けて来る巨大な岩石ボール。顔があり、目と口から炎が出ている。倒すことはできず、触れると即ミスになる。
- ロボビー
- 電流を帯びた蜂型ロボット。ドンキーたちをしつこく追い回してくる。倒すことはできない。「6-K」のみに登場。
- ボロトン
- 電気を帯びていて跳ねながら向かってくる釘のような敵。ファクトリーエリアのステージに登場する。
- ハイドロイド
- 腕から火炎を吹き出してくる、消火栓のような形をしたロボット。3回踏むかタルをぶつければ倒せる。
- レッドハイドロイド
- 赤いハイドロイド。ハイドロイドより耐久力が高く、踏んで倒すことができない(動きを止めることは可能)。イメージイラストではボロトンファミリーの中に姿が確認できる。
- レグフォン201L
- 白いニワトリ型のロボット。ファクトリーエリアのステージに出現する。後にボス戦にも登場する。
- チャコッケイ201R
- 茶色いニワトリ型のロボット。レグフォン201Lと違い、踏むと動きを止めたのち爆発する。爆発するまでの間、持ちあげることが可能。
- デンキボール
- 電気の球のような敵。複数で出現し、互いを電流で連結している。
- タマグマ
- ボルケーノエリアのステージに飛び交う溶岩の球。複数種類が存在し、一部を除き多くが倒すことができないトラップのような立ち位置にある。
- レンタマグマ
- 3つ連なったタマグマ。
- コダマグマ
- 小さいタマグマ。
- オオダマグマ
- 巨大なタマグマ。
- ハネコダマグマ
- 地面を跳ねるコダマグマ。このタマグマのみ顔のようなものが確認でき、吹き消すことができる。
- ヘルファイヤー
- 竜のような形をした炎の敵。顔のようなものがあるが、生き物であるかどうかは不明。ホットロケットにのみ出現する。
- コアリー
- ドンキーコングのようにネクタイを着用しており、空飛ぶメカに乗りながら 爆弾を投げてくるコアラ。爆弾はつかんで投げ返すことができ、そうすることで倒せる。でも、普通に頭を踏んで倒す事も可能。黄金のしんでんのみ現れる。
ボスキャラクター
各エリアの最後にはボスが待ち構えている。ティキトング以外、どのボスもティキ族に操られている。
- マグリー
- ジャングルエリアのボス。
- カディリーが操っている。巨大な大口とカエルのような胴体を持つ怪獣。食いしん坊な割りに突進や大ジャンプからの衝撃波など、動きは素早い。弱点は背中の丸いマトのような模様のある箇所だが、通常は模様の中心にトゲが生えており、突進中やジャンプ中のトゲが引っ込んだ状態でないと踏めない。3回ダメージを負う毎に黄→橙→赤、と体の色を変える。合計9回背中を踏むことで倒せる。
- パイレーツクラブ
- ビーチエリアのボス。
- マラ、カッキー、ラスキーからなるマラカスブラザーズが操っている。赤、青、黄の3体の海賊の格好をしたカニ。左腕に大きなハサミ、右腕には、赤はフック、青はナイフ、黄はフォークがついている。攻撃方法は普通のカニたちと同じだが、時折フェイントを仕掛けたり、3匹が重なって襲ってくる。3匹は体力を共有しており、トドメは必ず3匹全員にダメージを与える必要がある。
- ステュー
- いせきエリアのボス。
- 卵の状態だったものをゴングオーが操り、孵化させた、爆弾が大量に入った黄金の甕に入った赤い怪鳥で、アイランドの守り神だったのかもしれないと言われている怪鳥の ひな鳥(「公式ガイドブック」より)。自分の入った甕ごと空を飛び回り、甕に入った爆弾をクチバシで銜えて投げつけてくる。通常は導火線のついた球体型爆弾を落としてくるが、ダメージを与えると大型の爆弾を落とし、周囲の足場を破壊する。ひな鳥なのに、王冠を被っているため、ボスの中では 唯一 踏む事ができない。
- モールカート
- どうくつエリアのボス。
- ボンジョが操っている。デカモグリャーを筆頭に暴走列車に乗り込んだモグリャーたち。暴走する列車をトロッコで追いかけ、途中で妨害してくるモグリャーたちを倒しつつ、先頭車両に乗るデカモグリャーを倒す。途中でトロッコが脱線するときがあるので、その時は他のトロッコに逃げなければならない。モグリャーたちを倒すのに手間取ると、後ろからモグリャーたちが乗る機関車がドンキー・ディディーへ襲い掛かって強制的に1ミスとなるので、それまでに手際よく倒す必要がある。
- マンゴルビー
- フォレストエリアのボス。
- ワッキーパイプが操っている。花型の目を持つ芋虫のような怪虫。身体が帯電しており背中の小さな羽根で空を飛びながら、ドンキーたちを追跡する。強い光が苦手で明るい場所だと帯電できなくなってしまう。
- サグリー
- クリフエリアのボス。
- ザイロボーンが操っている。マグリーに似た怪獣。マグリー以上に機敏で口から炸裂弾や火炎放射を吐き、背中の弱点も高熱の甲殻で防御する。しかし甲殻は突進後のブレーキの際に慣性で前にずれ、弱点が露出する。また、壁に激突するとひっくり返り、腹へダメージが与えられる。マグリー同様、一定ダメージを受けると紫→橙→赤の順番に体の色を変えつつ、地面を破壊し、下へと向かっていくのを繰り返す。攻撃パターンも体の色が変わる度に増える。
- ドクターチキン
- ファクトリーエリアのボス。
- ディオンが操っている。卵形の2足歩行メカを操縦する鶏。盗んだバナナを踏み潰してティキ族を製造する任務に就いている。ロボットによる踏み潰しにはフェイントをかけることもある。ジャンプ攻撃のあとコクピット底面のハッチが外れて配線がむき出しになり、そこに攻撃することでダメージを与えられる。一定ダメージでメカが半壊して足が壊れ、ジェットエンジンで浮遊するようになる。
- 他のボスが操られて襲い掛かってくる中、彼のみ登場した時点で既に操られている(ただしムービー中に一度自然に洗脳が解け、洗脳を掛け直されている)。
- ティキトング
- ボルケーノエリアのボス。
- 本作のラストボス。ティキ族の王様なのに、楽器ではなく、ジュースミキサーの姿をしており、今までのティキ族たちと大量のバナナを利用して、不思議なジュースを作り、ティキ族たちを融合して巨大な手に変え、それを使ってドンキーたちを押しつぶしてくる。弱点は両手の甲のある赤い部分と頭部。攻撃には時々フェイントが混じっており、つられてジャンプしてしまうと笑われる。
『ドンキーコング リターンズ 3D』(ドンキーコング リターンズ スリーディー、DONKEY KONG RETURNS 3D、Donkey Kong Country Returns 3D)は、2013年6月13日に発売されたニンテンドー3DS用アクションゲーム。Wii版のものをニンテンドー3DSに立体視対応で移植したものである。2013年2月14日に放送された「Nintendo 3DS Direct Luigi special 2013.2.14」で発表され、ニンテンドーeショップにて開発中の3D映像も公開された。開発はWii版オリジナルのレトロスタジオではなく、モンスターゲームズが担当している。
概要
追加要素として携帯機で手軽に遊べるようにゲームバランスを調整した「ニューモード」の搭載や既存の8エリアをテーマにした8つの完全新作コースなどがある。ニューモードでは体力が2つから3つに増やされた他、クランキーの小屋で購入できるアイテムの価格が低下。さらに、いつでもDKバレルを呼び出せる「ポータブルDKバレル」、落下しても一度だけ復活できる「グリーンバルーン」、トロッコやロケットバレルでのダメージを2回まで守ってくれる「クラッシュガード」といった難易度を緩和する新アイテムが追加されている。Wii版の難易度をそのまま再現した「オリジナルモード」も搭載。ローカルプレイによる2人協力プレイにも対応している。
その他
- TVCMのナレーションはアニメ『ドンキーコング』でドンキーを演じていた山寺宏一が担当し、劇中ではプレイ映像にドンキーが喋っているかのような演出が取られ、アニメ版の決め台詞だった「バッナ〜ナパワー!!」も披露している。
『ドンキーコング リターンズ HD』(ドンキーコング リターンズ エイチディー、DONKEY KONG RETURNS HD、Donkey Kong Country Returns HD)は、 2025年1月16日に発売予定のNintendo Switch用アクションゲーム。2024年6月18日に放送された「Nintendo Direct 2024.6.18」で発表された。