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ファイナルファンタジーシリーズに登場する架空の鳥 ウィキペディアから
チョコボ(Chocobo)は、スクウェア・エニックス(旧スクウェア)の「ファイナルファンタジーシリーズ」に登場する架空の鳥で、スピンオフシリーズ「チョコボシリーズ」の主人公。モーグリやサボテンダーなどと共に、シリーズのマスコットキャラクターにもなっている。
チョコボ | |
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ファイナルファンタジーシリーズのキャラクター | |
登場(最初) | ファイナルファンタジーII |
作者 | 石井浩一 |
1988年発売の『ファイナルファンタジーII』において初登場した。考案は『FF』シリーズの開発に携わった石井浩一で、石井の関わった『聖剣伝説』シリーズにも登場している。石井によると、モデルは小学校低学年の頃に祭の夜店で買ってもらった「ヒヨコ」が原点であり、名前の由来は、昼休み時間にチョコレート(森永製菓のチョコレート菓子であるチョコボール)のテーマソングを口ずさみながらチョコボの絵を描いていたことからだという[1]。『ファイナルファンタジーIV イージータイプ』の初心者の館では「ダチョウのような生き物」と解説している。
鳥であることと、「クエッ!」という鳴き声が共通しており、かつて森永製菓とのタイアップとして、「チョコボのチョコボール」という商品を発売したことがある。
首は長く、大きな頭をしており大きな幅広のクチバシがある。長い2本の足があり、走るときは背中を曲げないので、乗用に用いることができる。また、成人を数名乗せられる程度の大きな体躯を持つ。基本的には黄色だが、多彩な色(特に種類が分けられていない場合もある)や多色の個体もいる。ダチョウのように羽が退化しており、黒チョコボという種類を除けば飛翔することができない。
チョコボ臭いと表現される鳥特有の体臭をしており、そのような場所はチョコボが生息している目印であるとされる。また、野菜をよく食べ、特にギサールの野菜と呼ばれる野菜を好んで食す。
チョコボは作品世界において乗用として利用されている。各作品の世界では、主に陸上用移動手段と位置付けられる傾向にあり、ゲームではマップ上を高速で移動できる乗り物としての役割を果たす。基本的に乗っている間は徒歩での倍の速さで移動でき、戦闘も回避できる。また、『FFVIII』によれば成鳥は75 - 85kmくらいの速度が出る。
騎乗時には主に「チョコボのテーマ」やそのアレンジバージョン(作曲は植松伸夫)が流れる。これまでにゲーム中ではサンバ、マンボ、テクノ、ハワイアン、ビッグバンドなど様々な曲調のアレンジが登場しており、それらの多くに「○○○・デ・チョコボ」という曲名がつけられている。
また、作品によってはサブイベントやミニゲーム、召喚獣として登場することもある。多くの場合は最も初歩的な召喚魔法であるが、低確率で攻撃力の高い「デブチョコボ」が発動することもある。その他、モンスターとして登場する場合もある。
チョコボは主に色によって分類される。
『FFVII』では種類分けの名付けが、チョコボの能力による分類になっている。
『FFXI』で育成できるチョコボには、黄色の他に黒、青、赤、緑のチョコボが存在する。他のシリーズとは異なり、色による能力の違いはない。
『FF』シリーズは新作が登場するたびにチョコボが登場し、その都度テーマ曲もアレンジされるため、「チョコボのテーマ」は『FF』シリーズ中もっとも多くアレンジされている楽曲である。その登場は古く、チョコボが初めて登場する『FFII』から既に登場している。『FFIV』からテーマが設定されたアレンジバージョンが加わり、それ以降さまざまなヴァリエーションが生まれている。『FFIX』では制作がハワイの「ホノルルスタジオ」(現在解散)であり、チョコボのテーマもハワイアン風な曲になっている。『FFXIII』では歌詞が付けられている。また、チョコボが主役のゲーム(『チョコボ』シリーズ)では1作品ごとに多くのアレンジがなされたため、曲数は急増した。
『FFII』で初登場したときにはAメロのみであったが、『FFIII』ではBメロも加えられた。『FFVII』以降メロディーの改変がBメロを中心にはじめて加えられ、ヴァリエーションの数がさらに上がる。
なお、デブチョコボに関連する曲は「チョコボのテーマ」とは別の曲。一部のチョコボに関連する曲も「チョコボのテーマ」の編曲でないものがある。
デブチョコボのテーマは通常のチョコボのテーマと異なり、スウィング風のリズムを特徴とした独自のメロディで、デブチョコボの鈍重なイメージを表現するユーモラスでゆっくりとしたテンポの曲である。
『III』で使われたメロディが移調した上でそのまま『IV』に流用されているが、『V』以降、『FF』本編ではデブチョコボ自体が登場する機会が少なくなったため、本曲が用いられる機会も激減した。
一方、チョコボシリーズでは大抵でぶチョコボが出るため、多用されている。
チョコボを主体としたスピンオフゲームシリーズ。総称してチョコボシリーズという。一部例外はあるが、ほとんどの作品でデフォルメされたチョコボが登場する。登場キャラクターのデザインも似通っているが、『FF』シリーズ本編と同様にそれぞれの作品のストーリーは独立しており、直接的な繋がりはない。
『チョコボ』シリーズはほとんどが板鼻利幸によるデザインとなっている。
以下、表記は『ファイナルファンタジー』シリーズの作品一覧に準ずる。
※PS=PlayStation、PS2=PlayStation 2 、GA=ゲームアーカイブス(PS3 / PSP / PS Vita)、Wii=Wii(ウィー)、VC=バーチャルコンソール(Wii)、GBA=ゲームボーイアドバンス、DS=ニンテンドーDS、3DS=ニンテンドー3DS、PS4=PlayStation 4、Switch=Nintendo Switch、WS=ワンダースワン、WSC=ワンダースワンカラー、Win=Microsoft Windows、i=iアプリ、EZ=EZアプリ (BREW)、S!=S!アプリ
ローグライクゲームシリーズ。チュンソフトの『不思議のダンジョン』シリーズをベースとしている。略称は『チョコダン』。
上記の他、「スクウェア・エニックス メンバーズ」の公式サイト内のゲームゾーンで配信されている無料カジュアルゲームにも、チョコボを用いたミニゲームが数作品存在する。
チョコボの名前を冠した書籍(漫画・絵本)は、以下のものが確認されている。
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