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4000形(イギリス鉄道994形)は、タイン・アンド・ウィアの都市高速鉄道およびライトレールであるタイン・アンド・ウィア・メトロ(英語: Tyne and Wear Metro)に在籍する電車。1980年の開業時から継続して使用されている[1][4][5]。
タイン・アンド・ウィア・メトロ開通に備え、イギリスのメトロキャメルで製造された電車。設計は西ドイツのシュタットバーン向けに製造が行われたデュワグ製のB形電車が基となっており、デュワグはGECトラクションと共に電気機器の製造にも参加している。編成は2車体連接車で主に2編成を連結した状態で営業運転に用いられており、最大3編成まで連結可能な設計となっている。制動装置として空気ブレーキに加え非常用の電磁吸着ブレーキが搭載されている[1][4]。
車両番号は車体ごとに付けられており、タイン・アンド・ウィア・メトロの番号(4001+4002 - 4089+4090)に加え、2002年以降はペロー駅 - サンダーランド駅間でネットワーク・レールが管理する鉄道路線を走行する事からTOPSに基づいた車両番号(994001+994002 - 994089+994090)も使用されている[2][6]。
開業に先立ち、1975年に試作車(4001+4002)が製造され、ノース・タインサイドに設置された全長2.4kmの実験線を用いた試運転が実施された[7]。その結果に基づき、1979年から1981年にかけて量産車の製造が行われた[2]。
営業運転開始後は1995年-2000年、2010年-2015年の2度に渡る近代化・延命工事が実施され、塗装変更や車内の改装に加え主要機器の更新も行われた[1][4][8]。2019年現在、脱線事故により長期休車となっている4021+4022(994021+994022)編成[9]を除いた44編成が運用に就いている。
2015年の時点で試作車の製造から40年が経過し、量産車についても老朽化が進行していた事から、ウェブテック・レールで実施された2度目の近代化工事は2025年までの耐用年数延長が目的となっていた[8]。それも踏まえてタイン・アンド・ウィア・メトロを運営するネクサスは4000形の全車両を置き換える計画を立てており、2023年以降導入されるシュタッドラー・レール製の新型車両によって2024年までに引退する予定となっている[10][11]。
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