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イギリスのヘヴィメタル・バンド ウィキペディアから
タイガース・オブ・パンタン[1](Tygers of Pan Tang)は、イングランド出身のヘヴィメタル・バンド。
タイガース・オブ・パンタン Tygers of Pan Tang | |
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ベルギー・フォルセラール公演(2018年5月) | |
基本情報 | |
出身地 |
イングランド タイン・アンド・ウィア州ノース・タインサイド |
ジャンル |
ヘヴィメタル ハードロック NWOBHM |
活動期間 |
1978年 - 1983年 1985年 - 1987年 1999年 2000年 - 現在 |
レーベル |
MCAレコード ミュージック・フォー・ネイションズ ニートレコード ゼブラ・レコード スペクトラム スピットファイアー・レコード Z コミュニークほか |
公式サイト |
www |
メンバー |
ロブ・ウィアー ジャコポ・マイレ フランチェスコ・マーラス ギャヴィン・グレイ クレイグ・エリス |
旧メンバー |
ジョン・サイクス ほか別記参照 |
1970年代末に勃興したムーヴメント「NWOBHM」から台頭したグループの一つ。1980年代に解散していたが、1999年に再始動を果たした。実力派のギタリスト、ジョン・サイクスを輩出したことでも知られる。
バンド名は、マイケル・ムアコックのファンタジー小説『エルリック・サーガ』に登場する魔法使いたちのペットの虎が由来。
イングランドのタイン・アンド・ウィアで、ジェス・コックス(ボーカル)、ロブ・ウィアー(ギター)、リチャード・ロウズ(ベース)、ブライアン・ディック(ドラムス)によって結成。
クラブでプレイしつつ、ローカルのインディペンデント・レーベルであるニートレコードと契約し、数枚のシングルをリリースした後、1980年にMCAからファースト・アルバム『ワイルドキャット』をリリース(プロデューサーはクリス・タンガリーディス)。1週間後にイギリスのチャートで18位まで上昇した。このアルバムを携えてサクソンのサポート・アクトとしてツアーに出た際に、同じくサポートを務めたトリオ編成のバンド、ストリート・ファイターでプレイしていたジョン・サイクスと出会う。
1980年、サイクスを2人目のギタリストとして迎え、ほぼ同時期にボーカルがコックスから元ペルシャン・リスクのジョン・デヴァレルに交替。このラインナップで1981年にアルバム『スペルバウンド』をリリースした。
サイクスは、3枚目のアルバム『クレイジー・ナイツ』のリリース直後、オジー・オズボーン・バンドのオーディションを受けるために脱退。フレッド・パーサー(元ペネトレイション)が後釜に座った(彼はツアー開始わずか2日前にセット・リストの曲すべてを頭に入れなければならなかった)。サイクスは後にシン・リジィ、ホワイトスネイクなどで活躍する。
1982年、4枚目のアルバム『危険なパラダイス』をリリース(シングル・カットされた「ラヴ・ポーションNo.9」と「デンジャー・イン・パラダイス」の2曲のみ、脱退したサイクスのプレイが聴ける)。本作は彼らのキャリアを通じて最も成功したアルバムとなる。この年に初来日公演。
1983年、彼らにより多くのカバー曲のレコーディングを要求するMCAレコードとグループは対立し、彼らはレコード会社の移籍を要望する。だがMCAが提示した補償金は他のいかなるレコード会社にも支払い不可能な金額であった。結局このごたごたが元でバンドは解散する。ニートレコード、MCA時代の音源は多くのコンピレーション・アルバム、ライブ・アルバムとしてリリースされた。
1985年、ジョン・デヴァリルとブライアン・ディックは、スティーヴ・ラム(ギター、元サージャント)、ニール・シェファード(ギター)、クリン・アーウィン(ベース、元ウォーリアー、サタン)というラインナップでバンドを再結成(まもなくアーウィンはデイヴ・ドナルドソンに交替)。同時期にロブ・ウィアーとジェス・コックスもスピン・オフ・グループ「タイガー・タイガー」を結成する。
再結成パンタンは、1985年夏にアルバム『ザ・レック・エイジ』をミュージック・フォー・ネイションズから、1987年に『バーニング・イン・ザ・シェイド』をゼブラ・レコードからリリースしたが、『バーニング・イン・ザ・シェイド』は大した反響を得られず、再び解散した。
1998年のヴァッケン・オープン・エアにおいて、ジェス・コックスが「ブリッツクリーグ」のステージに飛び入りし、タイガース・オブ・パンタンのナンバーを披露した。観客のリアクションも好意的なもので、翌1999年にはパンタン結成20周年、およびヴァッケン・オープン・エア10周年を記念して一時的に再結成、ヴァッケンのメイン・ステージで演奏した(メンバーはジェス・コックス、ロブ・ウィアー、グレン・S.ハウズ、ギャヴァン・グレイ、クリス・パーシー)。この模様は『Live at Wacken』としてリリースされた。
2000年、オリジナル・メンバーはロブ・ウィアーのみで再編成。翌2001年Zレコードからアルバム『Mystical』をリリースするが、セールス不振で翌年にはZレコードから契約を破棄される。
2003年11月4日、「ガールスクール」「オリヴァー・ドーソン・サクソン」「タイガース・オブ・パンタン」の3つのバンドの楽曲を集めたコンピレーション・アルバム『The Second Wave: 25 Years Of NWOBHM』をリリース。2004年にはニュー・シンガー、リッチー・ウィックスを迎えてアルバム『Noises from the Cathouse』をリリースした。数年後、ウィックスはイタリア人シンガー、ジャコポ・メイレに交替。
2007年10月、タイガース・オブ・パンタンは、1980年代初頭のレパートリー3曲のリ・レコーディングを含む5曲入りの限定版EP『Back And Beyond』をリリース。2008年5月にはジャコポ・メイレ加入後初のアルバム『アニマル・インスティクト』を発表した。
2015年、デビューメンバーのボーカリスト ジェス・コックスが、本体とは別にタイガース・オブ・パンタン名義で活動。
リッチー・ウィックスはその後、シャドウ・キープに加入し、2008年にアルバム『The Hourglass Effect』をリリース。2010年にはロニー・ジェイムス・ディオ時代のブラック・サバスのトリビュート・バンド、ヘヴンリー・ヘルのボーカルを務めた[3]。
ジョン・デヴァリルはジョン・デ・ヴィル (Jon De Ville) の名で俳優としても活動。2007年10月にはロンドン・パラディアムでコニー・フィッシャーらとともに『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台に立った。
※2023年10月時点
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