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『ソルト』(原題:Salt)は、2010年のアメリカ合衆国のスパイアクション映画。監督はフィリップ・ノイス。日本公開は7月31日。
ソルト | |
---|---|
Salt | |
監督 | フィリップ・ノイス |
脚本 | カート・ウィマー |
製作 |
ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ サニル・パーカシュ |
製作総指揮 |
リック・キドニー マーク・ヴァーラディアン ライアン・カヴァノー |
出演者 |
アンジェリーナ・ジョリー リーヴ・シュレイバー キウェテル・イジョフォー ダニエル・オルブリフスキー アウグスト・ディール |
音楽 | ジェームズ・ニュートン・ハワード |
撮影 | ロバート・エルスウィット |
編集 |
スチュアート・ベアード ジョン・ギルロイ |
製作会社 |
レラティビティ・メディア ディ・ボナヴェンチュラ・ピクチャーズ |
配給 |
コロンビア ピクチャーズ S.P.E |
公開 |
2010年7月23日 2010年7月31日 |
上映時間 | 100分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $110,000,000[1] |
興行収入 |
$289,981,049[1] $118,311,368[1] 20.5億円[2] |
アメリカの石油会社に勤めるイヴリン・ソルトは、北朝鮮で活動中にスパイ容疑で当局に拘束され、熾烈な尋問を受けていたが、捕虜交換という形で釈放される。彼女はCIAに所属する女性諜報員であり、国際的なクモの研究者であるマイクを利用し北朝鮮に潜入していた。彼女を救うよう政府に働きかけ、さらに自身がCIA所属のスパイであると告白しても添い遂げたいと伝える彼にイヴリンは心を打たれ、二人は恋愛結婚する。
2年後、表向きは石油会社であるソルトが所属するCIAの元にロシアからの亡命者オルロフが出頭する。イヴリンが尋問するとオルロフは、かつて旧ソ連時代に赤子の時から特殊な訓練を受け、ソビエト連邦の崩壊後もクレムリンの意向とは別にアメリカに潜入している多数のロシアのスパイが一斉に蜂起する時「Xデー」を待っており、その中の1人が近く行われるアメリカ副大統領の葬儀でそこに出席するロシア大統領を暗殺する計画があると話し、更にそのスパイの名は「イヴリン・ソルト」であると告げる。オルロフの語るスパイの経歴はイヴリンの生い立ちと合致しており、嘘発見器も事実である反応を示していた。
尋問を聞いていたCIA防諜部のピーボディはイヴリンが二重スパイではないかと疑うが、イヴリンや上司のテッドは否定する。家にいるはずの夫・マイクと連絡がつかないことが分かった彼女は、オルロフがCIAのビルから逃走した隙をつき、マイクの安否を確認するために自らもCIAから逃走する。なんとか自宅にたどり着くも、マイクが何者かに拉致された痕跡を認めた彼女は、ピーボディらCIAの追跡を必死に振り切る。
翌日、アメリカ副大統領の葬儀の日に葬儀が行われていた教会に彼女は潜入し、ロシア大統領を銃撃する。イヴリンはオルロフの言う通りロシアのスパイであった。
あっけなく逮捕されるイヴリンであったが、護送中にパトカーから逃走し、ロシアのスパイたちの隠れ家に向かいオルロフと再会、計画の進行を伝えられるが、そこで彼女を試すためとして拉致されていたマイクが殺される[注 1]。静かに激高した彼女はオルロフと仲間のスパイたちを殺害、その後は計画に従ってNATO将校に変装し、オルロフの死を知らない別のスパイ将校と共にホワイトハウスに向かう。
スパイ将校はホワイトハウス内で陽動として自爆し、緊急事態となった事で大統領と閣僚達はホワイトハウス地下の司令室に向かい、イヴリンも司令室を目指す。ロシアに弾道ミサイル発射準備の兆候が見られたことで大統領と閣僚たちは核ミサイル攻撃の準備を行うが、そこにCIA職員として参加していたテッドがシークレットサービスから突如銃を奪って閣僚や職員たちを射殺、「何者だ?」と問う大統領に自分の正体がロシアのスパイであると告げる。
大統領を気絶させ[注 2]、アメリカを陥れるための核攻撃の準備を進めるテッドのもとにイヴリンが合流するが、その時イヴリンの銃撃により死んだと思われていたロシア大統領が、実は仮死状態にあっただけで生還したというニュースがテレビで流れたのを見たテッドは、イヴリンがマイクに心奪われたことで忠誠心が揺らぎ任務を放棄したと確信し、決別。イヴリンはテッドを襲撃して核攻撃をやめさせ、更に彼を殺害する。
事件後、ヘリでFBIの元へ護送されるイヴリンだったが、機内で尋問するピーポディに黒幕はテッドであり、核攻撃を止めたのは自分で、今後もアメリカに潜む自分からすべてを奪ったロシアのスパイに復讐すると話す。ロシア大統領襲撃時の行動に違和感を感じていたピーポディはそれを信じ、彼の計らいでイヴリンはヘリから脱出しポトマック川に消えるのであった。
※括弧内は日本語吹替
日本語吹替その他出演︰高階俊嗣、森夏姫、永吉ユカ、T.ラック、杉村憲司、小橋知子、まつだ志緒理、居谷四郎、藤吉浩二、佐藤健輔、新田英人、星野健一、河合みのる、乃神亜衣子、衣鳩志野
2007年7月、コロンビア ピクチャーズが『エドウィン・A・ソルト』(Edwin A. Salt)の題で、トム・クルーズ主演で本作を製作するという情報が流れた[4]。脚本はカート・ウィマー、監督にはテリー・ジョージ[4]やピーター・バーグ[5]が候補に挙がっていたが、最終的にフィリップ・ノイスが抜擢された。2008年にはトム・クルーズが降板し、ソルトの性別を女性に変更してアンジェリーナ・ジョリーが代演し、また、ブライアン・ヘルゲランドが脚本として参加することも決まった[6]。アンジェリーナの希望により、夫のブラッド・ピットがカメオ出演する話があったが、子育てに専念する為に断念された[7]。
Sony Pictures Televisionによりゲームアプリ『SALT: The Official Game』(iPhone/iPod touch向け)が無料で提供。
回数 | テレビ局 | 番組名(放送枠名) | 放送日 | 放送時間 | 放送分数 | 視聴率 |
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1 | 日本テレビ | 金曜ロードSHOW! | 2012年9月14日 | 21:00 - 22:54 | 114分 | 12.1% |
2 | テレビ朝日 | 日曜洋画劇場 | 2014年7月6日 | 21:00 - 23:10 | 130分 | 12.3% |
3 | 日本テレビ | 金曜ロードSHOW! | 2016年2月12日 | 21:00 - 22:54 | 114分 | 9.6% |
4 | テレビ東京 | 午後のロードショー | 2017年4月6日 | 13:35 - 15:40 | 125分 | 3.3% |
5 | 2019年4月15日 | 13:35 - 15:40 | 125分 | 2.8% | ||
6 | 2020年9月22日 | 13:55 - 15:55 | 120分 | |||
7 | サタ☆シネ | 2022年8月14日 | 3:15 - 5:00 | 105分 | ||
8 | 午後のロードショー | 2023年4月5日 | 13:40 - 15:40 | 120分 | ||
9 | 関西テレビ | Cinema Paradiso | 2024年10月20日 | 02:15 - 04:15 | 120分 |
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