ウィキペディアから
ソニーファイナンスインターナショナル(SFI)の事業整理の一環として、2011年5月1日付けで同社のプロパーカードである「Sony Card(2代目)」事業をソニー銀行へ譲渡。これにより従来の信販系(狭義には電機メーカー系)から銀行直接発行のクレジットカードへ転換し「Sony Card(3代目)」として再スタートを切った。2代目の事業インフラをそのまま引き継ぎ、三井住友カードのVISA発行ライセンスを使用して運営しているが、SFIから提携カード事業を譲受したゴールドポイントマーケティング同様に発行会社としてVJAには加盟していない。
2013年9月にソニー銀行は「Sony Card(3代目)」の新規入会を取りやめると共に2014年5月31日を以てサービスを終了する旨を発表。2014年2月1日より三井住友カードが発行会社となるソニー銀行との提携カード「ソニーカード クラシック/ゴールド(4代目)」が募集・発行開始されている。
Sony Cardは、SFIにより1983年からソニー特約店の顧客向けに発行を開始したクレジットカードで、ソニーショップやソニー特約店[1]でのショッピングのみ使えるハウスカードであった。俗に特約店カードとも言われた。
Sony Card Entertainmentは、ユーシーカード・ディーシーカード(現:三菱UFJニコス)・ミリオンカード(現:三菱UFJニコス)の提携3社何れかのカード(国際ブランドはVISA及びMasterCard)にソニーカード(ハウスカード)を一体化したスイッチカードであり、1992年12月から募集・発行を開始した。その後JCB提携カードも発行されている。
ソニーファイナンスが発行する事実上のプロパーカードで、2002年4月より「My Sony Card」として自社単独発行を開始。個人一般向けに募集されたFelica搭載の国際クレジットカードとしては日本初である。
2005年からはMy Sony Cardのゴールドカード版として「Sony Card Gold」が登場。一通りのカードサービスの他、いわゆる「ソニーファン」向けに銀座ソニービルなどで会員限定の展示会参加などの特典があった。
2007年4月2日より「My Sony Card」は黒色デザインの「Sony Card」にリニューアルした。名称だけの変更ではなく、前年度1回以上(Edyチャージを除く)の利用がない場合、年会費2,100円がかかるようになったなど細部に変更点がある。
2008年10月よりソニー銀行の円貨普通預金口座と米ドル建て外貨普通預金口座保有の20歳以上の者を対象に募集が開始された。
2010年5月より発行開始(一時新規募集を停止、同年8月頃から再開)。当代及び2通貨決済機能付きタイプがソニー銀行へ引き継がれてた。
2014年2月より発行開始。三井住友カードが発行元となるソニー銀行の提携カードであり、入会審査・請求・問い合わせ窓口(FOR YOUデスク)・会員サービス(Vpass)など、三井住友カードによる提供となっており、同社の提携カードとして「マイ・ペイすリボ」による年会費割引や三井住友カードiDの利用も可能。
かつては、アーティストやテレビ・ラジオ局のファンクラブや店舗の会員証機能、さらには社員証や湘北短期大学の学生証など身分証機能を一体化させたカードなど、一電機メーカーの子会社の枠に留まらず多くの企業・団体と提携したカードが発行されていた。
中でも、郵政民営化以前に存在した郵貯ジョイントカードの内、エーエム・ピーエム・ジャパンとの提携で発行されていた「am/pm Earth Edy Card 郵貯」は、VISA・eLIO・Edy・郵貯キャッシュサービス・J-Debitの各決済機能に、am/pmでの Edy オートチャージ機能と「Club ap」の会員証機能が自動付帯されるなど、発行当時においては、日本で最も多くの機能を備えたカードであった。
また、変わり種としては、親会社・ソニーと競合関係にあるNEC系のインターネットサービスプロバイダである「BIGLOBE」との提携カードや、VISA機能を持たないサトーカメラとの提携カード「SatocameManyカード」等も発行されていた。
しかし、クレジットカード事業見直しに伴い、事業譲渡が決まらなかった提携カードについては、順次廃止(終了日を以て有効期限に関わらず、クレジットカードが無効になる)され、最後に残った「ヨドバシカメラ ゴールドポイントカードIC eLIO」も、2010年(平成22年)10月31日に終了し、翌11月1日にゴールドポイントマーケティングへ、会社分割方式で営業譲渡した。
カード名称 | 提携先 | 提携終了日 | 備考 |
---|---|---|---|
ANA eLIOカード | 全日本空輸 | 2009年6月30日 | |
SENRi CARD | 大江千里 | 2009年9月30日 | |
Fanticlub Card | 松田聖子 | 2009年9月30日 | |
ロヂャースeLIOカード | ロヂャース | 2009年9月30日 | 脚注参照[5] |
chemistry card | ケミストリー | 2009年10月31日 | |
メルスプランメンバーズカード | メニコン | 2009年11月30日 | |
J-WAVE PASS | J-WAVE | 2010年1月31日 | |
ZIP-PASS | ZIP-FM | 2010年1月31日 | |
FUNKY802 WEBMATE plus CARD | FM802 | 2010年1月31日 | |
BIGLOBE eLIOカード | NECビッグローブ | 2010年1月31日 | |
ジョイフル本田グループeLIOカード | ジョイフル本田 | 2010年1月31日 | ジャックスへ移管 |
Quadra pass | 西日本高速道路 | 2010年1月31日 | |
GEO +one CARD | ゲオ | 2010年1月31日 | |
Cinema point card | 109シネマズ | 2010年2月28日 | |
ぷららカード | NTTぷらら | 2010年3月31日 | |
My So-net Card | So-net | 2010年3月31日 | |
CPコスメティクスカード | CPコスメティクス | 2010年3月31日 | 住信SBIネット銀カードへ移管 |
ヨドバシカメラ ゴールドポイントカードIC eLIO | ヨドバシカメラ | 2010年10月31日 | ゴールドポイントマーケティングへ移管 |
K's CLUB eLIOカード[6] | ギガスケーズデンキ | ||
am/pm Earth Edy Card[7] | am/pmジャパン | 郵便貯金共用カード機能無し版 | |
Marunouchi Card eLIO[8] | 三菱地所 | ||
k-touch[9] | 神奈川新聞社 | ||
My Sony Card 郵貯[10] | 日本郵政公社 | ||
Cinema point card[11] | 東急レクリエーション |
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.