スティーヴ・カレル(Steve Carell, 1962年8月16日 - )は、アメリカ合衆国の俳優、コメディアン、脚本家、映画プロデューサー。
スティーヴ・カレル Steve Carell | |||||||||||||||||||||
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2014年 | |||||||||||||||||||||
別名義 | Steven Carell | ||||||||||||||||||||
生年月日 | 1962年8月16日(62歳) | ||||||||||||||||||||
出生地 | アメリカ合衆国 マサチューセッツ州コンコード | ||||||||||||||||||||
職業 | 俳優、コメディアン、脚本家、映画プロデューサー | ||||||||||||||||||||
ジャンル | 映画、テレビドラマ、舞台 | ||||||||||||||||||||
活動期間 | 1989年 - 現在 | ||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||
映画 『ブルース・オールマイティ』 『俺たちニュースキャスター』シリーズ 『奥さまは魔女』 『40歳の童貞男』 『リトル・ミス・サンシャイン』 『森のリトル・ギャング』 『ゲット スマート』 『デート & ナイト』 『怪盗グルー』シリーズ 『奇人たちの晩餐会 USA』 『ラブ・アゲイン』 『エンド・オブ・ザ・ワールド』 『31年目の夫婦げんか』 『プールサイド・デイズ』 『フォックスキャッチャー』 『マネー・ショート 華麗なる大逆転』 『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』 『ビューティフル・ボーイ』 『バイス』 テレビ 『サタデー・ナイト・ライブ』 『ジ・オフィス』 『ザ・モーニングショー』 『スペース・フォース』 | |||||||||||||||||||||
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来歴
1962年8月16日、マサチューセッツ州コンコードに生まれる[1]。父親は電気関連のエンジニアであった[2][3]。イタリア、ドイツ、ポーランドの血を引く[2][4]。学生時代より即興劇団で活動し[5] 、オハイオ州グランヴィルのデニソン大学を卒業[6][7]後、シカゴのコメディ劇団セカンド・シティに参加。在籍時はいくつかのコメディ劇団との共演舞台に立った。その後、脚本家兼俳優としていくつかのテレビ番組の仕事をする。
彼の名前を最初に広く知らしめたのはコメディ・セントラルのコメディ・ニュース番組『ザ・デイリー・ショー』のレギュラー出演である。1999年より番組にレポーターとして参加し、彼の番組出演は2005年まで続いた。
映画は1991年の『カーリー・スー』でデビュー(この当時のクレジットは「Steven Carell」となっている)。その後はテレビ中心の活動であった。2003年のジム・キャリー主演の『ブルース・オールマイティ』では、ジム・キャリー演じる主人公のライバルのエヴァン役を演じる。2004年にも同じくニュース番組を舞台としたウィル・フェレル主演のコメディ映画『俺たちニュースキャスター』で間抜けなウェザーキャスターのブリックを演じる。フェレルとは翌年の『奥さまは魔女』でも共演した。
2005年、『40歳の童貞男』で主演を務める。脚本と製作総指揮も兼任したこの作品は、2600万ドルの制作費に対し、全米だけでも1億ドルを越える興行収入を稼いだ。また、同年春よりスタートし秋から第2シーズンが開始されたNBCの主演テレビシリーズ『ジ・オフィス』(BBC作品のアメリカ版)もヒット作となり、ゴールデングローブ賞を受賞、彼自身と作品はエミー賞の候補にもなっている。翌年には、アカデミー作品賞にノミネートされた『リトル・ミス・サンシャイン』では、自殺未遂を図ったゲイの叔父という暗い役を演じて高評価を得た。
2009年11月、経済誌『フォーブス』が「アメリカのテレビ界で最も稼いでいる男性」のランキングを発表し、2008年6月から2009年6月までの収入が2,100万ドル(日本円で約18億9000万円)で5位にランクインした[8]。
2011年10月、経済誌『フォーブス』が「テレビ界で最も稼いでいる俳優」のランキングを発表し、2010年5月から2011年5月までで1,500万ドル(日本円で約11億4,000万円)を稼いで3位にランクインした[9]。
2014年公開の『フォックスキャッチャー』で第72回ゴールデングローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)、第87回アカデミー賞主演男優賞に初ノミネートされた。
フィルモグラフィー
映画
年 | 日本語題 原題 |
役名 | 備考 | 吹き替え |
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1991 | カーリー・スー Curly Sue | テシオ | カメオ出演 | |
1998 | ワイルド・スモーカーズ Homegrown | パーティの客 | クレジットなし | |
2003 | ブルース・オールマイティ Bruce Almighty | エバン・バクスター | 岩崎ひろし | |
2004 | 俺たちニュースキャスター Anchorman: The Legend of Ron Burgundy | ブリック・タムランド | 内田夕夜 | |
スリープオーバー(DVD題) Sleepover | ジョン・シャーマン | 日本劇場未公開 BS題『ちょっぴりオトナになりたくて』 CS題『スリープオーバー/パンツをねらえ!』 | ||
2005 | メリンダとメリンダ Melinda and Melinda | ウォルト・ワグナー | ||
奥さまは魔女 Bewitched | アーサー叔父さん | 長島雄一 | ||
40歳の童貞男 The 40-Year-Old Virgin | アンディ・スティッザー | 兼脚本・製作総指揮 | 島田敏 | |
2006 | リトル・ミス・サンシャイン Little Miss Sunshine | フランク・ギンズバーグ | 岩崎ひろし | |
森のリトル・ギャング Over the Hedge | ハミー | 声の出演 | 石原良純 | |
2007 | エバン・オールマイティ Evan Almighty | エバン・バクスター | 日本劇場未公開 | 島田敏 |
無ケーカクの命中男/ノックトアップ Knocked Up | 本人役 | カメオ出演(クレジットなし) | ||
40オトコの恋愛事情 Dan in Real Life | ダン・バーンズ | 日本劇場未公開 | ||
2008 | ホートン/ふしぎな世界のダレダーレ Horton Hears a Who! | ネッド・マクドッド | 声の出演 | 小森創介 |
ゲット スマート Get Smart | マックスウェル・スマート | 兼製作総指揮 | 横島亘(ソフト版)[10] 江原正士(テレビ朝日版) | |
2010 | デート & ナイト Date Night | フィル・フォスター | 日本劇場未公開 | 安原義人 |
怪盗グルーの月泥棒 3D Despicable Me | フェロニアス・グルー | 声の出演 | 笑福亭鶴瓶 | |
奇人たちの晩餐会 USA Dinner for Schmucks | バリー・スペック | 飛田展男 | ||
2011 | ラブ・アゲイン Crazy, Stupid, Love | カル・ウェーヴァー | 兼製作 | 島田敏[11] |
2012 | エンド・オブ・ザ・ワールド Seeking a Friend for the End of the World | ドッジ・ピーターソン | ||
31年目の夫婦げんか Hope Springs | バーニー・フェルド | 郷田ほづみ | ||
2013 | プールサイド・デイズ The Way, Way Back | トレント | 日本劇場未公開 | 島田敏 |
俺たちスーパーマジシャン The Incredible Burt Wonderstone | バート・ワンダーストーン | 兼製作 日本劇場未公開 | (吹き替え版なし) | |
怪盗グルーのミニオン危機一発 Despicable Me 2 | フェロニアス・グルー | 声の出演 | 笑福亭鶴瓶[12] | |
俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク Anchorman 2: The Legend Continues | ブリック・タムランド | 日本劇場未公開 | (吹き替え版なし) | |
2014 | フォックスキャッチャー Foxcatcher | ジョン・エルテール・デュポン | アカデミー賞主演男優賞ノミネート ゴールデングローブ賞 映画部門: 主演男優賞ノミネート MTVムービー・アワード: 最優秀変身賞ノミネート | 飛田展男 |
アレクサンダーの、ヒドクて、ヒサンで、サイテー、サイアクな日 Alexander and the Terrible, Horrible, No Good, Very Bad Day | ベン・クーパー | 日本劇場未公開 キッズ・チョイス・アワード 映画部門: 主演男優賞ノミネート | (吹き替え版なし) | |
2015 | ミニオンズ Minions | フェロニアス・グルー(幼少期) | 声の出演 カメオ出演 | 笑福亭鶴瓶[13] |
ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気 Freeheld | スティーブン | 日本公開は2016年11月[14] | (吹き替え版なし) | |
マネー・ショート 華麗なる大逆転 The Big Short | マーク・バウム | 飛田展男 | ||
2016 | カフェ・ソサエティ Café Society | フィル | (吹き替え版なし) | |
2017 | 怪盗グルーのミニオン大脱走 Despicable Me 3 | フェロニアス・グルー ドルー・グルー | 声の出演 | 笑福亭鶴瓶(グルー) 生瀬勝久(ドルー)[15] |
バトル・オブ・ザ・セクシーズ Battle of the Sexes | ボビー・リッグス | 島田敏 | ||
30年後の同窓会 Last Flag Flying | ラリー・シェパード(ドク) | (吹き替え版なし) | ||
2018 | ビューティフル・ボーイ Beautiful Boy | デヴィッド・シェフ | 飛田展男 | |
バイス Vice | ドナルド・ラムズフェルド | 岩崎ひろし[16] | ||
マーウェン Welcome to Marwen | マーク・ホーガンキャンプ | 堀内賢雄 | ||
2020 | スイング・ステート Irresistible | ゲイリー・ジマー | 飛田展男 | |
2022 | ミニオンズ フィーバー Minions: The Rise of Gru | グルー | 声の出演 ポストプロダクション | 笑福亭鶴瓶 |
2023 | アステロイド・シティ Asteroid City | モーテルの支配人 | 飛田展男 | |
2024 | ブルー きみは大丈夫 IF | ブルー | 声の出演 ポストプロダクション | 宮田俊哉 |
怪盗グルーのミニオン超変身 Despicable Me 4 | グルー | 声の出演 ポストプロダクション | 笑福亭鶴瓶 | |
テレビ
年 | 日本語題 原題 |
役名 | 備考 | 吹き替え |
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1996-2011 | サタデー・ナイト・ライブ Saturday Night Live | Gary | 声の出演 計13話出演 | — |
2005-2011, 2013 | ジ・オフィス The Office | マイケル・スコット | 計149話出演 計2話脚本 計3話監督 | (吹き替え版なし) |
2011 | 人生短し… Life's Too Short | 本人 | 第1シーズン第4話「スティーヴ・カレルとスカイプする」 | |
2012 | ザ・シンプソンズ The Simpsons | ダン・ギリック | 声の出演 第24シーズン第5話「Penny-Wiseguys」 | |
2013 | ウェブセラピー Web Therapy | ジャクソン・ピケット | 計3話出演 | |
2016-2019 | アンジー・トライベッカ Angie Tribeca | — | 原案・製作総指揮・脚本・監督 | — |
2019 | The Kelly Clarkson Show | 本人 | 計1話出演 | — |
2019-2021 | ザ・モーニングショー The Morning Show | ミッチ・ケスラー | 計13話出演 | 斧アツシ |
2020-2022 | スペース・フォース Space Force | マーク・ネアード | 計17話出演 兼原案・製作総指揮 | 島田敏 |
日本語吹き替え
主に担当しているのは、以下の二人である。
- 島田敏
- 『40歳の童貞男』で初担当。最も多く吹き替えており、『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』にカレルが本人役でカメオ出演した際にも吹き替えを担当した。
- 飛田展男
- 『奇人たちの晩餐会 USA』で初担当。島田の次に多く吹き替えている。
この他にも、岩崎ひろし、堀内賢雄、郷田ほづみ、安原義人、内田夕夜なども声を当てている。
また、『怪盗グルー』シリーズに限っては笑福亭鶴瓶が吹き替えを担当している。
参照
外部リンク
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