ジャッキー・ブラッドリー・ジュニア

アメリカの野球選手 (1990 - ) ウィキペディアから

ジャッキー・ブラッドリー・ジュニア

ジャッキー・ブラッドリー・ジュニアJackie Bradley Jr., 1990年4月19日 - )は、アメリカ合衆国バージニア州リッチモンド出身のプロ野球選手外野手)。右投左打。MLBニューヨーク・メッツ傘下所属。愛称は名前の頭文字をそれぞれ取って「JBJ」。

概要 ニューヨーク・メッツ(マイナー), 基本情報 ...
ジャッキー・ブラッドリー・ジュニア
Jackie Bradley Jr.
ニューヨーク・メッツ(マイナー)
Thumb
ボストン・レッドソックス時代
(2018年8月12日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
出身地 バージニア州リッチモンド
生年月日 (1990-04-19) 1990年4月19日(34歳)
身長
体重
5' 10" =約177.8 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2011年 MLBドラフト1巡目追補
初出場 2013年4月1日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国
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経歴

要約
視点

プロ入り前

2010年に行われたメンズ・カレッジ・ワールドシリーズサウスカロライナ大学の優勝に貢献し最優秀選手に選ばれる。また、同年に日本で開催された第5回世界大学野球選手権大会にはアメリカ合衆国代表として参加した[1]

プロ入りとレッドソックス時代

2011年MLBドラフト1巡目追補(全体40位)でボストン・レッドソックスから指名され、プロ入り。

2013年シーズンの開幕戦となる4月1日のニューヨーク・ヤンキース戦にて「8番・左翼手」で先発出場し、メジャーデビュー[2]。デビュー戦では2打数無安打だったものの、3四球を選びチームの勝利に貢献した[3]。4月19日にAAA級ポータケット・レッドソックスへ降格したが、5月29日に再昇格する。6月9日のテキサス・レンジャーズ戦でメジャー初本塁打を記録した。

2014年3月7日にレッドソックスと1年契約に合意した[4]。開幕から中堅手のレギュラー格として起用され、前半戦は打率.227、出塁率.305、長打率.311で折りかえす。しかし後半戦は打率.126、出塁率.162、長打率.153と極度の不振に陥り、8月18日にはAAA級ポータケットへの降格も経験した[5]。9月5日に再昇格[6])。この年は127試合に出場したが、打率は2割を切り、本塁打も1本にとどまった。

2015年8月15日のシアトル・マリナーズ戦に9番で先発出場し、6打数5安打、7打点、5得点を記録。5本の安打はすべて長打(2本塁打、3二塁打)であり、これは1900年以降では史上8人目の記録であった[7]。この年は出番が減少し、最終的には74試合の出場に留まったが、打率.249、10本塁打、43打点という打撃成績を残した。

2016年4月24日のヒューストン・アストロズ戦から5月25日のコロラド・ロッキーズ戦までジョニー・デーモン2005年)と並んでレッドソックス史上4位タイとなる29試合連続安打を記録した[8]。同年は初めてオールスターにファン投票にて選出された。自己最多の156試合の出場で打率.267、26本塁打、87打点、9盗塁を記録した。2016年のオフシーズンに、2013年から上原浩治が着けていた19番に変更した[9]

2017年4月8日に飛球を捕球することに失敗し試合から退いた。その後、右ひざの捻挫が発覚。2日後の4月10日に故障者リストに入った[10]。8月22日に本塁にスライディングした後、試合から離脱し、その後に左親指を怪我していることがわかった。8月23日に、左親指の捻挫で故障者リストに入った[11]。レギュラーシーズンでは、133試合で打率.245、17本塁打、63打点だった。ポストシーズンでは、15打数3安打で打率.200、1本塁打、5打点でアメリカンリーグディビジョンシリーズヒューストン・アストロズに敗北した。

2018年は正中堅手として、また堅守が大きく注目されることとなった[12][13][14][15]。ただ、8月の中頃からバッティングの面で苦しみ始めた[14][16]。8月11日のボルチモア・オリオールズ戦のダブルヘッダー1回戦で2本塁打を放ち、チームも5-0で勝利した[17]。レギュラーシーズンでは144試合に出場して打率.234、13本塁打、59打点と去年より結果を落とした。10月14日のアメリカンリーグチャンピオンシップシリーズ第2戦でヒューストン・アストロズから3回に、二塁打を打ち3得点を記録し、チームも7-5で勝利した。第3戦では8回にロベルト・オスーナから満塁本塁打を打ち、チームも8-2で勝利した。第4戦では6回の最初にジョシュ・ジェームズから、勝ち越しの2点本塁打を打ち、チームも8-6で勝利した。ディビジョンシリーズでは、3安打で9打点を記録し、リーグチャンピオンシップシリーズ最優秀選手賞を受賞した[18]。結局、ワールドシリーズでもロサンゼルス・ドジャースに勝利し、自身二度目のワールドシリーズ優勝だった[19]。シーズン終了後、ゴールドグラブ賞を受賞した[20]

2020年オフの10月28日にFAとなった[21]

ブルワーズ時代

2021年3月8日にミルウォーキー・ブルワーズと2年総額2400万ドルの契約を結んだ[22]。2年目の2022年は選手側のオプションとなる。背番号は「41」。

レッドソックス復帰

2021年12月1日にハンター・レンフローとのトレードで、アレックス・ビネラス英語版デビッド・ハミルトンと共に古巣のレッドソックスへ移籍した[23]

2022年8月4日に自由契約となった[24]

ブルージェイズ時代

2022年8月9日にトロント・ブルージェイズと契約した[25]。オフの11月6日にFAとなった[26]

ロイヤルズ時代

2023年3月1日にカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結んだ[27]。同月27日に開幕ロースターに選出された[28]。開幕後は43試合に出場したが打率.133、1本塁打、6打点と低迷し、6月12日にDFAとなり[29]、6月16日にFAとなった[30]

独立リーグ時代

2024年4月4日にアトランティックリーグロングアイランド・ダックスと契約した[31]。ここでは40試合に出場して、打率.400、12本塁打、35打点、OPS1.203という圧倒的な成績を残した。

メッツ傘下時代

2024年7月23日にニューヨーク・メッツとマイナー契約を結んだ[32]

詳細情報

年度別打撃成績

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O
P
S
2013 BOS 37107951818503321020001002311.189.280.337.617
2014 12742338445761921102308012311512110.198.265.266.531
2015 742552214355174101104330132703695.249.335.498.832
2016 15663655894149307262718792056351014310.267.349.486.835
2017 133541482581181931719463830248491248.245.323.402.726
2018 14453547476111334131915917104463111376.234.314.403.717
2019 1475674946911128321208628632563121556.225.317.421.738
2020 5521719132541107862252012312482.283.364.450.814
2021 MIL 13442838739631436101297103280101328.163.236.261.497
2022 BOS 9129027121571913872923201700583.210.257.321.578
TOR 4080739134012090000700192.178.250.274.524
'22計 131370344307023141073823202400775.203.255.311.566
2023 KC 4311310510145012260010502293.133.188.210.397
MLB:11年 11814192373551483920427109142444969188223611766106664.225.303.381.684
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  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

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左翼(LF)中堅(CF)右翼(RF)




































2013 BOS 1415110.94119420001.00020000----
2014 10000----1132931318.98712110001.000
2015 17352011.00027610001.0003263211.985
2016 -1563651333.992-
2017 -132300641.987-
2018 -135299953.9841527010.964
2019 -1443031043.987320001.000
2020 -551203001.000-
2021 MIL 14180001.000891782021.00017191001.000
2022 BOS -29480001.000711243021.000
TOR -2640120.95320213001.000
'22計 -5588120.978911456021.000
2023 KC 660001.00029593001.0001090001.000
MLB 5274311.9879542108601920.991182276923.993
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  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高
  • 各年度の太字年ゴールドグラブ賞受賞年

表彰

記録

背番号

  • 44(2013年 - 同年途中)
  • 25(2013年途中 - 2016年、2022年途中 - 同年終了)
  • 19(2017年 - 2020年、2022年 - 同年途中)
  • 41(2021年、2023年)

代表歴

脚注

関連項目

外部リンク

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