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シカゴの都市鉄道 ウィキペディアから
シカゴ・L(Chicago 'L')は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ市のダウンタウンを走る高架鉄道及び地下鉄である。シカゴ交通局 (CTA)が路線を保有・運営している。
シカゴ・L | |
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Randolph/Wabash駅に到着するピンクラインの列車 | |
基本情報 | |
国 | アメリカ合衆国 |
所在地 | イリノイ州シカゴ |
種類 | 高架鉄道、地下鉄 |
開業 | 1892年6月6日 |
運営者 | シカゴ交通局 (CTA) |
公式サイト | transitchicago.com |
詳細情報 | |
総延長距離 | 102.8 mi (165.4 km) |
路線数 | 8路線 |
駅数 | 145駅 |
1日利用者数 | 788,415人 (2012年9月) |
軌間 | 1,435 mm (標準軌) |
電化方式 | 直流600 V 第三軌条方式 |
最高速度 | 55 mph (89 km/h) |
通行方向 | 右側通行 |
備考 | 最小曲線半径: 27.432 m |
路線図 | |
Chicago L diagram sb |
"L"は「elevated」(高架)の省略で、以前はELと表記されることもあったが、現在では"L"の呼称が一般化している。1892年の開業以来、シカゴ市を中心に8つの周辺都市に乗り入れを行っており、アメリカの中では利用者の多い鉄道の一つとなっている。なお、地下鉄の開業は1943年である。
"L"の特徴は、ダウンタウンの中心部を環状線で結び、郊外から都心部へまた都心部から郊外へスムーズに往来できるように設計されている点である。この環状線に囲まれた地区は東西に500m、南北に900mに及び、ループ(Loop)と呼ばれている。
レッドラインとブルーラインはニューヨーク市地下鉄と同じく、24時間運行を行っている。
1993年より路線名が色別となり、現在に至っている。レッドラインとブルーラインの都心部のみで地下区間を走り、それ以外の区間は全て地上(高架)を走っている。
ループを走る路線のうち、オレンジライン・パープルライン (ラッシュ時)・ブラウンライン・ピンクラインはループ全線を走る。ブラウンラインのみが反時計回りで、他路線は時計回りで、それぞれループを循環する。またグリーンラインはループの一部の区間(北辺=Lake Street、及び東辺=Wabash Avenue)を走行している。
各路線の詳細は、en:List of Chicago Elevated stationsを参照。
2021年8月18日現在、地下鉄および高架鉄道においては、ICカードで初乗り2.50ドル、切符で3ドル。
バスにおいては、ICカードで初乗り2.25ドル、現金で2.50ドル。
二時間以内の乗換は初回25セントの均一料金・2回目無料。改札口内の乗換、あるいは一定駅での"L"路線間での乗換は無料。
オヘア国際空港駅で乗車する場合5ドルの特別運賃に適用。
大人と同乗する場合に限り、7歳未満の子供は無料で乗車できる。また、7歳以上12歳未満の児童は小児運賃に適用。
CTAは鉄道車両を1190両保有している。直流600ボルト・第三軌条方式を採用し、全ての車両が全長48フィート3インチ(14.71 m)、全高12フィート(3.66 m)の片運転台車両で、2両固定編成を組み、これを複数編成併結して運用される。
現在"L"で運用中の形式は以下の4形式。車両は所属路線が決められており、一路線には最大2形式の車両しか使用されない。
アムトラック(Amtrak)・メトラ(Metra) の鉄道、及びグレイハウンドバスとの直接の接続はない。ダウンタウン主要ターミナルへの"L"からの最寄駅は以下の通り。
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