サイファーポール(Cipher Pol, 略称:CP)は、漫画『ONE PIECE』に登場する架空の諜報機関。
担当声優はテレビアニメ版での配役。
世界政府の諜報機関。政府の指令により、スパイ行為であらゆる情報を探り出す。世界の8か所に拠点を置き、「CP1」(サイファーポールNo.1)から「CP8」(サイファーポールNo.8)までの8つの組織がある。数が大きくなるほど重要な任務を任される[1]。実際にはこの他に、一般市民に存在を知られていない「CP9」、世界貴族(天竜人)直属の最上級機関である「CP-0」が存在する。CP-0を除き、諜報員の衣服は黒で統一されている。
- CP9(シーピーナイン)
- 世界政府直下暗躍諜報機関「サイファーポールNo.9」。存在が秘匿されていた9番目のサイファーポール。「闇の正義」の名の下に、世界政府から非協力的な市民の「殺し」を許可されている。司法の島エニエス・ロビーの司法の塔に拠点を置く。
- 基本的に全員が「六式」(指銃・嵐脚・剃・鉄塊・月歩・紙絵)という超人的体術を会得しており、並外れた戦闘力を持ち合わせている。互いの体技の力量を「道力(ドウリキ)」という単位で表しており、武器を持った衛兵一人の強さを10道力に換算して使っている。スパンダム曰く、500道力を越した時点で十分に超人とみなされるとのこと。
- 長官スパンダムの下に、諜報部員7人が所属する(新人のネロを除く)。この内、ロブ・ルッチ、カク、カリファ、ブルーノの4人は古代兵器「プルトン」の設計図を入手するため5年間ウォーターセブンで諜報活動を行っていた。任務完了後はロビンとフランキーをエニエス・ロビーに連行し、彼女らを取り返しに来た麦わらの一味をメンバー総出で迎え撃つが、激戦の末に全滅し、組織は崩壊する。その後の様子は表紙連載『CP9の任務外報告』で描かれた。新世界編では、7人全員がCP-0へと移籍している。
- 22年前のオハラへのバスターコールの一件では、長官スパンダインの他2名の所属員が登場している。
- CP-0(シーピーゼロ)
- 正式名称「サイファーポール〝イージス〟ゼロ」。サイファーポールの最上級機関であり、世界最強の諜報機関。世界貴族(天竜人)直属の組織。
- 他のサイファーポールを遥かに凌ぐ権力と実力を持つ。時に海軍や五老星ですら把握できない越権行為を行うため、海軍元帥サカズキからは「天竜人の傀儡」と揶揄されている[注 1]。CP-0が動く時は歴史的な大事件が起きる予兆とされている。メンバーは白いスーツを着用しており、中でも仮面をつけた諜報部員は「仮面の殺し屋」と呼ばれ、より特殊な任務を任される[3]。
- ドレスローザ編では、元天竜人ドフラミンゴの指示で世界中にドフラミンゴの七武海脱退の誤報を流した。
- ワノ国編では、隠れ蓑だった仲買人(ブローカー)であるドフラミンゴがいなくなったことで、将軍オロチに直接武器取引の交渉をするべく花の都を訪れる。鬼ヶ島での決戦では、五老星からロビンの捕獲とルフィの抹殺を命じられたが、全て失敗に終わった。
- エッグヘッド編では、7人のベガパンク抹殺を命じられ、ルッチ、カク、ステューシーの3人がエッグヘッドに派遣される。