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イギリスのポップバンド ウィキペディアから
カルチャー・クラブ(Culture Club)は、イギリスのポップ・ミュージック・バンドである。1981年、イギリスのロンドンで結成され、ニューロマンティックのバンドとしても注目された[3][4][5][6]。代表曲に「君は完璧さ」「タイム」「カーマは気まぐれ」「ミス・ミー・ブラインド」「イッツ・ア・ミラクル」などがある。
作詞作曲などの楽曲制作にはメンバー全員が参加。バンドの中心人物ボーイ・ジョージのディープでソウルフルな歌声や華やかなルックス[7]、レゲエや、ブルー・アイド・ソウルなどの楽曲性でも評価された。また、「君は完璧さ」「ミス・ミー・ブラインド」などのミュージック・ビデオではその独創性も話題を呼んだ。5000万枚のレコードセールスを誇る[8]。
カルチャー・クラブのグループ名は人種、セクシャリティを問わない多様な個性のメンバー達のことを表している[9]。
1982年:正式にヴァージン・レコードと契約。5月に「ホワイト・ボーイ」でデビュー。9月にLP『キッシング・トゥ・ビー・クレヴァー』、10月には「君は完璧さ」が全英1位になる。
1983年:「君は完璧さ」がアメリカでも大ヒットしたのをはじめ、デビュー・アルバム『キッシング・トゥ・ビー・クレヴァー』からリリースされた3枚のシングルは全米でTOP10にチャートイン、これはグループとしてビートルズ以来の記録であった[9]。
同年にはシングル「カーマは気まぐれ」をリリースし、全英と全米で1位に輝く。日本でも大ヒットし、「♪カマカマカマカマ〜」と当時の小中学生が口ずさむほど馴染み深いものであった。10月に2ndアルバム『カラー・バイ・ナンバーズ』(Colour by Numbers)を発表、22日付全英1位になる(のちに日本のオリコンLPチャートでも1位。日本のオリコン洋楽アルバムチャートでは1983年12月5日付から4週連続1位を獲得[10])。
1984年:『カラー・バイ・ナンバーズ』からシングルカットした「ミス・ミー・ブラインド」「イッツ・ア・ミラクル」といったシングルはどれも大セールスを記録した。6月に開催した2度目の来日公演は大成功を収める。映画『エレクトリック・ドリーム』のサウンドトラック用にシングル「ラヴ・イズ・ラヴ」を発表。10月には3rdアルバム『ハウス・オン・ファイアー』とシングル「戦争のうた」をリリース。同年グラミー賞最優秀新人賞受賞[11]。ブリット・アワードでは最優秀ブリティッシュ・グループ賞と最優秀シングル賞を受賞[9]。
1985年:ボーイ・ジョージが参加したバンド・エイドの「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」が1984年から85年にかけてヒットした。同年「ロック・イン・ジャパン'85」出演で来日。
1986年:4thアルバム『ラグジャリー・トゥ・ハートエイク』をリリース、シングル「ムーヴ・アウェイ」がヒットを記録するも、ボーイ・ジョージのドラッグ事件でバンドは活動停止になり各自ソロ活動に移る。
1998年11月:再結成、コンサートツアー(VH1 Storyteller)と新曲『愛をください」のリリース。ライヴの模様は『ストーリーテラーズ〜帰ってきたカルチャー・クラブ』としてベスト盤をセットにしたライブ・アルバムとしても発売された。
1999年12月:約13年ぶりの5thアルバム『ドント・マインド・イフ・アイ・ドゥ』リリース。2000年3月には15年ぶりに来日公演を行う[6]が、その後バンドは再び休止状態に。
2014年:14年ぶりに再結成。11月にUSAツアー、12月にUKツアーが予定されていたがキャンセル[12]。同年にはQアワードの「Qアイコン賞」を受賞[13]。
ツアーは2016年に改めて開催され、来日公演も実現[14]。ウェンブリー・アリーナでの公演はライヴCD+DVD/Blu-rayとしても発売された。
以降は現在にいたるまで定期的にライヴを開催している。
2018年:前作から約19年ぶりの6thアルバム『ライフ』を発表[15]。
2023年:創設メンバーの一人であったジョン・モスが2018年のツアーから外されたことを理由に、訴訟を起こしていたが、元バンドメイトがモスに175万ポンド(約2億8470万円)を直ちに支払うことに合意した[16]。
2024年:アルバム『キッシング・トゥ・ビー・クレヴァー』と『カラー・バイ・ナンバーズ』を中心とした内容のアリーナツアーをイギリスとアイルランドで開催[17]、このツアーでは2作のアルバムの収録曲が収録されている順通りに全曲演奏された[17]。最終日はロンドンのO2アリーナで開催。
「ミス・ミー・ブラインド」「イッツ・ア・ミラクル」のMVなどでは漢字や日本人女性が登場するほか「戦争のうた」、日本で発売されたヴァージョンの「危ないストリート」ではボーイ・ジョージが日本語で歌う箇所がある。
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