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株式会社オカムラ(英称:OKAMURA CORPORATION)は、日本の家具・産業用機器等の製造を主な業務とする大手メーカーである。旧商号は株式会社岡村製作所(おかむらせいさくしょ)。
本社がある横浜天理ビル | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 |
大証1部(廃止) 7994 2013年7月12日上場廃止 |
本社所在地 |
日本 〒220-0004 横浜市西区北幸1丁目4-1 天理ビル19階 |
本店所在地 |
〒220-0004 横浜市西区北幸2丁目7-18 |
設立 | 1946年7月15日 |
業種 | その他製品 |
法人番号 | 3020001030157 |
代表者 | 代表取締役社長 中村雅行 |
資本金 |
186億7,000万円 (2023年3月31日時点) |
発行済株式総数 |
1億1,239万1,530株 (2019年3月31日時点) |
売上高 |
単体:2,434億4,100万円 連結:2,770億1,500万円 (2023年3月期) |
営業利益 |
単体:158億0,000万円 連結:173億7,200万円 (2023年3月期) |
純利益 |
単体:152億9,700万円 連結:159億0,600万円 (2023年3月期) |
純資産 |
単体:1,015億3,200万円 連結:1,142億4,900万円 (2017年3月31日時点) |
総資産 |
単体:1,927億4,300万円 連結:2,187億4,100万円 (2017年3月31日時点) |
従業員数 |
3,940名 (2024年6月25日時点) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) 7.18% 三菱商事 7.13% オカムラグループ従業員持株会 6.34% 明治安田生命保険 4.96% 日本製鉄 4.73% 三井住友海上火災保険 4.71% 三菱UFJ銀行 4.28% |
主要子会社 |
オカムラ物流 FMソリューション ヒル・インターナショナル Td Japan Ltd. セック 関西オカムラ エヌエスオカムラ |
外部リンク | https://www.okamura.co.jp/ |
本社は神奈川県横浜市(横浜駅西口前の天理ビル19階)に所在。製造・営業などの拠点を国内各所に持つ[1] ほか、海外では米国(シカゴ)、英国(ロンドン)、オランダ(ロッテルダム)、アラブ首長国連邦(ドバイ)、タイ王国、シンガポール、マレーシア、インドネシア、中華人民共和国(香港を含む)に進出している[2]。
東京都千代田区紀尾井町ホテルニューオータニのガーデンコート棟とタワー棟に約3306㎡(1000坪)規模のガーデンコートショールームを有する。東京都千代田区永田町には企業博物館「オカムラいすの博物館」(予約制)を開設している[3]。
コーポレートスローガンは「人を想い、場を創る」。
オフィス用の家具・収納・アクセサリーなどを扱っている国内企業の一つである。オフィス家具・商環境の店舗用什器ではコクヨとイトーキを抑え、国内シェアトップ。また、オフィス家具では売上高が世界4位である。
オフィス環境事業のほか商環境事業(ドラッグストアやスーパーマーケットなど)、物流システム事業がある。オフィス環境事業ではオフィス、教育・文化施設、医療福祉施設、研究施設、自治体庁舎向けの家具のほか一般家庭や小規模オフィス向けのホームファニチャー家具などがある。パワートレーン事業ではトルクコンバーターやトランスミッションの生産も行っている。
かつてはシステムキッチンも生産していたが、現在は撤退している。
太平洋戦争敗北によって業務を失った航空機メーカー・日本飛行機の旧社員であった吉原謙二郎(創業者)たちによって横浜市磯子区岡村町に1945年(昭和20年)10月に創業され(会社設立は1946年(昭和21年)、岡村製作所として)、金属加工技術を活かしたアメリカ軍向けのスチール家具納入で業績を高めた。社名は創業の地から取られた。
事務用椅子をはじめとするオフィス向け家具類では高いシェアを持つ。店舗陳列什器の分野においても高いシェアを持ち、国内唯一のフルラインメーカーである。また、建具の製造や設置工事も行っている。
1949年(昭和24年)からは、日本で最も早い時期にトルクコンバーターの開発に取り組み、これを素地として産業用機器の開発でも地歩を固めた。1950年代中期に日本国有鉄道が駅構内の貨車入換作業合理化用に開発、量産した貨車移動機(実質は小型ディーゼル機関車。取扱い簡便化目的で、規定上、機関車でなく構内作業用機械扱いとされる)の変速機として岡村製のトルクコンバーターが多数採用される実績をあげている。
1957年(昭和32年)から1960年(昭和35年)にかけては、トルクコンバーター搭載の前輪駆動小型自動車「ミカサ」を生産した。これは、日本初の自動変速機搭載車として注目される存在であったが、自動車の販売力が弱かった上に、メインバンク(旧三菱銀行)がホンダを優先し、岡村にはオフィス家具に専念するよう勧めたため、サービスカー(ライトバン)仕様[4] を500台強、オープン2座のツーリング仕様を10台ほど販売し、終了している。
1953年(昭和28年)に、日本大学と共同で、日大/岡村N-52という「並列複座の軽飛行機」を製作している。開発には旧海軍航空技術廠の技師山名正夫も参加している。
2009年(平成21年)には東京・虎ノ門に「オカムラいすの博物館」をオープンさせた(その後、永田町へ移転)。前述の「ミカサツーリング」も展示している。現存する唯一の車両とされ、かつては大阪市内の御堂筋に面した大阪ショールームに展示されていた。
2018年(平成30年)4月1日に、商号を「株式会社オカムラ」に変更した[5]。
同社はかつて松下電工(現・パナソニック)と親密だったが、その後は新日本製鐵(現・日本製鉄)と親密である。また三菱UFJ銀行(旧・東京三菱銀行)がメインバンクであり、三菱商事と取引関係にあるなど、三菱グループとも近しい関係にある。
なお、同じ鉄加工品メーカーでオウム真理教によって買収工作が行われた「オカムラ鉄工」(のちのヴァジラ・アヌッタラ・ヒタ・アビブッディ精密機器工業)とは関連は一切ない。
同社は鉄道車両用座席も手がけるようになり、小田急電鉄ロマンスカー・50000形(VSE)及び60000形(MSE)の座席を製造(ただし、回転部脚台は天龍工業製)している。座席のデザインは、同車両の総合デザインを担当した建築家・岡部憲明の監修を受けている。
また、京成電鉄スカイライナー・新AE形の座席も製造(同じく、回転部脚台は天龍工業製)している。この座席のデザインもデザイナー・山本寛斎の監修を受けている。
かつては『関口宏のサンデーモーニング』(TBS系列)、『竹村健一の世相を斬る』(フジテレビ)、『さんまのまんま』(関西テレビ)に提供していた。
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