ウエストン ビット エンタテインメント
かつて日本に存在したゲーム開発会社 ウィキペディアから
株式会社ウエストン ビット エンタテインメント(westone bit entertainment)はかつて東京都墨田区向島に所在したソフトハウス(コンピューターゲームソフト開発会社)である。
概要
元テーカン(後のコーエーテクモゲームス)の西澤龍一と石塚路志人[1]が1985年に設立。 初期の作品であるワンダーボーイ、モンスターワールドシリーズが代表作。
設立当初の社名は、コンピューターのキーボードにあるESCキーから「エスケイプ」と名付けていた。しかし、知人から「会社は信用第一だから、この社名は逃げ出すみたいでよくない」と指摘され、1987年、創業者である西澤と石塚の姓を一文字ずつ組み合わせた[2]「ウエストン(西=ウエスト+石=ストーン)」へ社名変更[3]。さらに、2000年4月に「ウエストンビットエンタテインメント」へ社名変更を行った。その後は「エヴァンゲリオン」のゲームを手がけるもヒット作に恵まれず、かつ売り上げがピーク時より減少していたことから、事業を休止していた。
2014年9月24日に(株)ウエストンビットエンタテインメントと、関連の(株)ビットエンジェルが、東京地裁より破産開始決定を受けた[4]。
後にウエストンビットが所有する権利は西澤龍一[5]やLAT代表取締役の藤原三二[6]に引き継がれ、ワンダーボーイシリーズの新作等が開発し続けられている。
主な開発タイトル
要約
視点
制作年度は日本国内版のクレジット表記に準拠。
- ワンダーボーイ(1986、AC) 販売:セガ
- ワンダーボーイ モンスターランド(1987、AC) 販売:セガ
- JAWS(1987、NES) 販売:LJN
- ワンダーボーイIII モンスター・レアー(1988、AC) 販売:セガ
- あっぱれ!ゲートボール(1988、PCE) 販売:ハドソン[7]
- 魔神英雄伝ワタル外伝(1989、FC) 販売:ハドソン
- 青いブリンク(1990、PCE) 販売:ハドソン
- オーライル(1990、AC) 販売:セガ
- モンスターワールドII ドラゴンの罠(1991、GG) 販売:セガ
- ワンダーボーイV モンスターワールドIII(1991、MD) 販売:セガ
- パワーイレブン(1991、PCE) 販売:ハドソン
- ライオットシティ(1991、AC) 販売:セガ
- 時計じかけのアクワリオ(1992、AC)- ロケテストのみで未発売、2021年に家庭用ゲーム機で発売
- モンスターワールドIV(1994、MD) 販売:セガ
- ブラッド・ギア(1994、PCE) 販売:ハドソン
- 結婚 -Marriage-(1995、SS) 販売:小学館プロダクション (後の小学館集英社プロダクション)
- ダークハーフ(1996、SFC) 販売:エニックス(後のスクウェア・エニックス)
- ヴォルケンクラッツァー 審判の塔(1996、PS) 販売:アスミック
- ウィリーウォンバット(1997、SS) 販売:ハドソン
- 装甲騎兵ボトムズ外伝 青の騎士ベルゼルガ物語(1997、PS) 販売:タカラ (後のタカラトミー)
- 卒業III 〜Wedding Bell〜(1997、PS・SS) 販売:小学館プロダクション(後の小学館集英社プロダクション)
- 卒業M 〜生徒会長の華麗なる陰謀〜(1998、PS) 販売:イースリースタッフ
- ミラノのアルバイトこれくしょん(1999、PS) 販売:ビクターインタラクティブソフトウェア
- アキハバラ電脳組パタPies!(1999、DC) 販売:セガ
- 爆釣タイピング 釣りバカ日誌(2000、Win) 販売:小学館プロダクション(後の小学館集英社プロダクション)
- フィッシュアイズ ワイルド(2001、DC) 販売:ビクターインタラクティブソフトウェア
- デ・ジ・キャラットファンタジー(2001、DC) 販売:ブロッコリー
- 新・正統派恋愛タイピング サラダデイズ(2001、Win) 販売:小学館プロダクション(後の小学館集英社プロダクション)
- 新世紀エヴァンゲリオン 綾波育成計画(2002、DC) 販売:ブロッコリー
- 新世紀エヴァンゲリオン 綾波育成計画withアスカ補完計画(2003、PS2) 販売:ブロッコリー
- プリンセスメーカー4(2005、PS2) 販売:サイバーフロント
- リラックマ 〜おじゃましてます2週間〜(2005、PS2) 販売:インターチャネル
- シークレット オブ エヴァンゲリオン(2006、PS2) 販売:サイバーフロント
脚注
外部リンク
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