ウェストミンスター寺院
ロンドンにあるイングランド国教会の教会 ウィキペディアから
ロンドンにあるイングランド国教会の教会 ウィキペディアから
ウェストミンスター寺院(ウェストミンスターじいん、英語:Westminster Abbey)は、イギリスのロンドン・ウェストミンスターに所在する、イングランド国教会の教会。聖ペテロ修道教会。戴冠式などの王室行事が執行され、内部の壁と床には歴代の王や女王、政治家などが多数埋葬されている。墓地としてはすでに満杯状態で、新たに埋葬するスペースはなくなっている。国会議事堂(ウェストミンスター宮殿)が隣接している。
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ウェストミンスター寺院の西側ファサード | |||
英名 | Palace of Westminster and Westminster Abbey including Saint Margaret’s Church | ||
仏名 | Palais de Westminster et l'abbaye de Westminster incluant l'église Sainte-Marguerite | ||
面積 | 10.26 ha | ||
登録区分 | 文化遺産 | ||
登録基準 | (1), (2), (4) | ||
登録年 | 1987年 | ||
備考 | 2008年に軽微な変更。 | ||
公式サイト | 世界遺産センター | ||
使用方法・表示 |
ウィリアム1世以来、エドワード5世、エドワード8世を除くすべてのイギリスの歴代王が、「エドワード懺悔王の礼拝室」で戴冠式を行っている[1]。この部屋にはかつてスコットランドから持ち帰られた、スコットランド王権を象徴するスクーンの石が嵌めこまれた戴冠式用の玉座があったが、スクーンの石は1996年にスコットランドに返還された。
イギリス中世の大規模なゴシック建築でもある。11世紀にエドワード懺悔王が建設し、1066年以降、英国国王の戴冠式が行われている。1245年、ヘンリー3世により、フランスの建築家を招き、フランスのゴシック建築にならって改装を始めた。14世紀末までにおおよそ完成するが、墓所の増築や西側正面部分、塔など20世紀に至るまで長期間にわたり、時代によってさまざまな様式で増改築されている。
ウェストミンスター修道院とも呼ばれる。
13世紀~18世紀のイギリスの王は、リチャード3世ら数人を除き、ほぼこの寺院に埋葬されている。エリザベス1世やスコットランド女王のメアリー・スチュアートも含まれる。
「詩人のコーナー」と呼ばれているが、これは詩人が多く埋葬されていることによる。ただ詩人ではない著名人も埋葬されている。
ウェストミンスター寺院の平面図(上側が北。)
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ウェストミンスター宮殿や聖マーガレット教会とともに登録されている。
この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。
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