アルザオ
アメリカ合衆国の競走馬 ウィキペディアから
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アメリカ合衆国の競走馬 ウィキペディアから
アルザオ (Alzao) とは、アメリカ合衆国ケンタッキー州出身のサラブレッド競走馬である。競走成績は振るわなかったものの、種牡馬として大成功を収めた。
ジャン=リュック・ラガルデール所有の元でイギリス・フランス・イタリアで競走馬生活を送り、イタリアの重賞エリントン賞(G3)を優勝、その他フランスでラ・クープ・ド・メゾンラフィット(G3)で2着に入っている。その競走成績はさほど強調できるほどものではなかったが、アイルランドのラスバリースタッドを経営するリアム・キャッシュマンが種牡馬としての可能性を見出して購入を打診[c 1]、1985年から同牧場で種牡馬入りした[1]。
初年度産駒からアイルランド最優秀2歳牝馬となったPass the Peace、アメリカでビヴァリーヒルズハンデキャップに勝ったAlcandoなどを出す成功を収め[1]、1990年からはクールモアスタッドで供用されるようになった。アルザオは15頭のG1優勝馬を輩出したが、活躍馬にはAlpride(イエローリボンステークス)やシャトゥーシュ(オークス)など牝馬が多く、フィリーサイアーとみなされている[2]。2005年4月27日には産駒のステークスウィナーの頭数が100頭の大台に達した[1]。2005年時点の種付け料は7,500ユーロであった[1]。2006年に種牡馬を引退し、アイルランドクールモアのキャッスルハイド分場で余生を過ごした[3]。2007年死亡。
日本では、繁殖牝馬として日本へ輸入された産駒の1頭であるウインドインハーヘアが三冠馬・ディープインパクト(父・サンデーサイレンス)を産んだことが、アルザオの名前を広く知らしめる契機となった。他の産駒ではチェヴァリーパークステークスなどに勝ったカプリッチョーサが繁殖牝馬として日本に輸入され、中山牝馬ステークス優勝馬ニシノブルームーンを産んでいる。母の父(BMS)としてはタイムパラドックス、Aussie Rules(仏2000ギニー)、Relaxed Gesture(カナディアンインターナショナルステークス)などを出している。
アルザオの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | リファール系 |
[§ 2] | ||
父 Lyphard 1969 |
父の父 Northern Dancer 1961 |
Nearctic | Nearco | |
Lady Angela | ||||
Natalma | Native Dancer | |||
Almahmoud | ||||
父の母 Goofed 1960 |
Court Martial | Fair Trial | ||
Instantaneous | ||||
Barra | Formor | |||
La Favorite | ||||
母 Lady Rebecca1971 |
Sir Ivor 1965 | Sir Gaylord | Turn-to | |
Somethingroyal | ||||
Attica | Mr. Trouble | |||
Athenia | ||||
母の母 Pocahontas II 1955 |
Roman | Sir Gallahad | ||
Buckup | ||||
How | Princequillo | |||
The Squaw | ||||
母系(F-No.) | (FN:9-h) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Mahmoud 5×5=6.25% Pharos=Fairway 5・5=6.25% Pharamond=Sickle 5・5=6.25% Princequillo 5・4=9.38% |
[§ 4] | ||
出典 |
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