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大阪市中央区にあるショッピングモール ウィキペディアから
もりのみやキューズモールBASE(もりのみやキューズモールベース)は、大阪府大阪市中央区に2015年4月27日に開業したショッピングモールである。
東急不動産が運営する「キューズモール」の4店舗目(新設店舗としては2店舗目)で、日本国内の商業施設では初めて、屋上に本格的なランニングトラック(エアトラック)を常設[5]。日本生命球場(日生球場、1997年閉鎖[6])の跡地に建設したことから、施設名には野球の塁を意味する英語のBASEを入れている[7]。
当施設の敷地では、日生球場の閉鎖・解体後に、分譲マンションのモデルルームやコインパーキングを開設。球場が存在したことを示す施設やモニュメントが建てられなかったため、野球場の輪郭をモチーフに作られた周辺歩道の舗装パネルや、跡地に残ったスタンドの土手(盛り土による土台)・階段・外壁がわずかに球場の面影をとどめていた。
2011年4月26日に大阪市阿倍野区内であべのキューズモール(「キューズモール」最初の店舗)を開業した東急不動産は、球場および跡地の所有者である日本生命保険に対して、「球場の記憶を継承し、地域に愛され、ともに発展していく」商業施設としての再開発計画を提案。2013年2月28日には、球場跡地に事業用定期借地権を設定することで両社が合意した[8]。
東急不動産では、関連会社の東急スポーツオアシスを当施設のキーテナントとして誘致する一方で、アスリートネットワーク(関西を中心にトップアスリートが理事・会員に名を連ねる一般社団法人)・まちライブラリー(大阪市中央区に本部を置く一般社団法人)との間で施設パートナー契約を締結。「スポーツや健康に特化したコミュニティ型ショッピングセンター」[4] として従来の商業施設と一線を画すとともに、物販向けスペースの面積を全体の4割程度にとどめた[9]。
施設正面の外観には、日生球場の跡地を活用することにちなんで、球場の形をモチーフにしたデザインを採用した。また、陸上競技の短距離選手として長らく世界レベルで活躍した朝原宣治(アスリートネットワーク副理事長、北京オリンピック男子4×100mリレー銅メダリスト)の監修・竹中工務店との共同開発によって、「エアトラック」(1周約300mの照明設備付き人工芝トラック)を屋上に3レーン(ランニング用2レーン・ウォーキング用1レーン)設置。施設の一角には、スーパースポーツゼビオのプロデュースによる総合クライミングジム施設「Climbing Bum(クライミング バム)」[10] や、「まちライブラリー@もりのみやキューズモール」(市民参加型のコミュニティ・ライブラリー)[11] などを入れている。
2015年4月27日に、49店舗[12] でグランドオープンを迎えた。なお、「エアトラック」については、施設近隣の中央区玉造に本社がある森下仁丹がグランドオープン後に複数年契約で命名権を取得。同社の新ブランド「ヘルスエイド」を冠した機能性表示食品の発売開始(同年6月19日)に合わせて、翌20日から「ヘルスエイド エアトラック」という呼称を用いている[1][2][13]。
2015年9月時点での情報を基に記述。敷地内には、以下の施設に加えて、ドッグラン・フードコート・カルチャーセンター・複数の医療機関などが存在する。
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