『まんが4コマぱれっと』は、かつて一迅社が発行していた月刊4コマ漫画雑誌。2006年9月に『まんが4コマKINGSぱれっと』として創刊し、2022年2月22日に休刊[1][2]。『まんがぱれっと』と略されることが多い。キャッチフレーズは「めっちゃキュートな4コマ誌」。原則として毎月22日に発売された(日曜日・祝日の場合等による変動あり)。B5判、平綴じ。姉妹誌に『まんがぱれっとLite』があった。
創刊から2011年3月までは、自社のアンソロジーで活躍している作家を中心とした連載陣だったが、2011年4月の統合リニューアルを経て、自社アンソロジー作家の比率は大きく下がり、芳文社やスクウェア・エニックスなど他社で活動している作家の連載作品が増えた。
巻頭作品に4ページ、巻中作品に2ページ×4作品のカラーを使用、B5平綴じ、360円という価格設定も含めて、対抗する芳文社の『まんがタイムきらら』シリーズと同一のフォーマットをとっている。
創刊に先立ち、作者らが1ページずつ4コマ漫画と紹介文を描き下ろした創刊0号が、コミックマーケット70において一迅社の企業ブースで無料配布され、公式ウェブサイトからも閲覧できた。
旧誌名『まんが4コマKINGSぱれっと』の「4コマKINGS」は一迅社が発行するゲームパロディ4コマのレーベルであったが、2011年4月の統合リニューアルを経て、誌名から「KINGS」がなくなった。なお、本誌にもゲームを原作とした4コマ漫画が数点掲載されている。
2018年ごろから、いわゆる1ページに2本のネタが掲載されている通常タイプの4コマ漫画から、横長のコマで1ページ1本のネタが載る「ワイド4コマ」形式が目立ち始め、2020年にはむしろ古参連載陣以外はほぼワイド4コマ掲載という特化型の雑誌に移行しつつある。[独自研究?]
- 2006年9月25日 VOL.1 『月刊ComicREX』増刊として『まんが4コマKINGSぱれっと』の誌名で創刊[1]、隔月刊。
- 2007年1月25日 VOL.3 月刊化。以後、号数表記は2007年5月25日のVOL.7まで。
- 2007年6月22日 2007年8月号 独立創刊。号数表記廃止。発売日を毎月22日へ変更。
- 2009年1月22日 一迅社コミック大賞まんが4コマKINGSぱれっと部門を廃止、まんが4コマKINGSぱれっと大賞を創設。
- 2011年4月22日 『まんがぱれっとLite』と統合し『まんが4コマぱれっと』に改題。
- 2011年6月10日 『まんが4コマぱれっとonline』配信開始。
- 2015年12月28日 『まんが4コマぱれっとonline』配信終了。
- 2022年1月21日 2022年3月号にて、本誌が同年4月号で休刊となることを発表[1]。
- 2022年2月22日 4月号にて休刊[2][3]。
50音順
休刊号連載作品
- アークナイツ OPERATORS!(狂zip、原作・監修:Hypergryph/Yostar) 2021年3月号 - 2022年4月号→『月刊ComicREX』へ移籍[3]
- アズールレーン びそくぜんしんっ!(ホリ、原作:「アズールレーン」運営) 2018年7月号 - 2022年4月号→『月刊ComicREX』へ移籍[3]
- 暗殺の君は殺せない(よの) 2021年10月号 - 2022年4月号→『一迅プラス』へ移籍
- 気をつけなよ、お姉さん。(サスケ) 2021年1月号 - 2022年4月号→『月刊ComicREX』へ移籍[3]
- 軍人少女、皇立魔法学園に潜入することになりました。〜乙女ゲーム? そんなの聞いてませんけど?〜(漫画:syuri22、原作:冬瀬、キャラクター原案:タムラヨウ) 2021年10月号 - 2022年4月号→『月刊ComicREX』へ移籍[3]
- 食料生成スキルを手に入れたので、異世界で商会を立ち上げようと思います(ごてん、原作:slkn(MFブックス)、キャラクター原案:もやし) 2021年8月号 - 2022年4月号→『一迅プラス』へ移籍
- 白の魔法の売り子さん〜異世界の女の子と仲良くなる方法〜(伊織ハル) 2019年8月号 - 2022年4月号→『一迅プラス』へ移籍
- すのはら荘の管理人さん(ねこうめ) 2014年7月号 - 2022年4月号(2015年12月号休載)→『月刊ComicREX』へ移籍[3]
- となりの布里さんがとにかくコワい。(紀ノ上晟一) 2019年1月号 - →『月刊ComicREX』へ移籍[3]
- 氷室行進曲 冬木GameOver(磨伸映一郎、原作・監修:TYPE-MOON) 2017年10月号 - ※不定期連載
- 氷室の天地 Fate/school life(磨伸映一郎、原作・監修:TYPE-MOON) VOL.2 - 2022年4月号→『月刊ComicREX』へ移籍[3]
- 普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。(小杉光太郎) 2011年10月号 - 2011年12月号ゲストを経て、2012年4月号 - 2022年4月号 ※ぱれっとonlineで並行連載
- 未確認で進行形(荒井チェリー) 2009年6月号 - 2022年4月号(2011年7月号 - 8月号休載)→『月刊ComicREX』へ移籍 ※ぱれっとonlineで並行連載
- やさしい教師の躾けかた。(宙) 2009年5・7・8月号・11月号 - 2016年12月号(2012年4・5・8・10・12月号・2013年7・10月号・2014年2・4・7月号・2015年1・2・4月号休載)、2022年4月号→『一迅プラス』へ移籍
- 友人キャラの俺がモテまくるわけないだろ?(はるまれ、原作:世界一) 2021年4月号 - 2022年4月号→『一迅プラス』へ移籍
読み切り
3回以上掲載された作品のみ・短期集中連載を含む
- 朝倉さくらは自己紹介ができない(森乃葉りふ)2021年5 - 7月号
- うるとら! クイズ学園(森) 2009年7月号・2010年1 - 3・5月号
- おしかけにょうぼのひよりちゃん(有月脩一郎) VOL.5・2007年11月号・2008年1・4・7月号
- おとせ! オチモノ研究会(蒼魚真青) 2008年8 - 10月号
- 踊れや踊れ!(杜丘至) 2009年5・7・11月号 ※第5回一迅社コミック大賞まんが4コマKINGSぱれっと部門佳作受賞者デビュー作(受賞作ではない)
- カレッジバンディッツ(高原由) 2009年8・10月号・2010年8 - 10月号
- かんさつにっき(RikaON) 2008年2・6・7月号
- きすてん(とく村長) 2015年4 - 6月号 ※短期集中連載扱い
- きゃっぷな♪スラたん(東雲萌黄) VOL.1・3・6
- きゃばくら!(吉北ぽぷり) 2010年10月号 - 2011年1月号(※『まんがぱれっとLite』Vol.18にも掲載あり)
- こはるびBOX(智) VOL.1 - 3
- こんこんことり(智) VOL.4・6・2007年8月号
- どた×どたムスメリウム(とく村長) 2012年10 - 12月号
- 花畑交番24時(たにたけし) 2010年3 - 7月号
- はるこ.jpg(プリンアラモード) 2010年8・10・12月号
- プラチナチャイルド(イガラシユイ) 2015年12月号 - 2016年3月号
- 保健室のM先生(はやせれく) 2008年11月号 - 2009年1月号
- ホシゾラドール(さすけ) 2020年3月号 - 2016年5月号 ※非4コマ
- もうすこししのびましょう(ギンケシ) 2012年5・10月号・2013年1月号
- 勇者と魔王の現代生活(下田ナオ) 2014年5 - 7月号 ※短期集中連載扱い
表紙担当
初登場順
- 湖西晶 VOL.1・2・6・7・2007年8・11月号・2008年3・9・11月号・2009年3月号
- 三ツ雪柚菜 VOL.3-5・2008年5・8月号・2009年9月号
- 荒井チェリー 2007年9月号・2008年7月号・2009年6月号・2009年11月号・2010年6月号・12月号・2011年9月号・2012年4・7月号・2013年11月号・2014年2 - 6月号(2014年2月号は原画のみを担当、2014年6月号はコバシコと共同表紙)・2015年1月号・5月号(2015年5月号はまもウィリアムズが裏表紙で「W表紙」という扱い)・2016年3・8・11月号・2017年5・12月号・2018年5月号・2019年2月号(とまとかげとのW表紙扱い)・7月号(裏表紙、鳶野とのW表紙扱い)・2020年9月号
- あらたとしひら 2007年10月号・2008年2・10月号・2009年2・10月号・2010年2月号・2011年6月号・2012年3月号
- 森圭治 2007年12月号・2008年12月号
- 高野うい 2008年1・4月号・2010年1・9月号・2011年1・3月号
- 神堂あらし 2008年6月号・2009年7月号
- 結城心一 2009年1・12月号
- 稲城あさね 2009年4・8月号・2010年4・7・11月号・2011年4月号・2012年1月号
- 一葵さやか 2009年5月号・2010年3月号
- 櫻太助 2010年5月号
- 和錆 2010年8月号
- ストロマ 2010年10月号・2011年11月号・2012年6・8月号・2013年2・10月号・2014年7月号・2015年6月号(ちょぼらうにょぽみが裏表紙で「W表紙」という扱い)・2016年6月号・2017年3・9月号・2018年3月号・2019年1月号(裏表紙・ねこうめとのW表紙扱い)2019年10月号
- 三宅大志 2011年2・5月号
- 宙 2011年7・10月号・2012年11月号・2013年9月号
- 夜野みるら 2011年8月号(桜みさきと共同表紙)・2012年1・9月号
- 桜みさき 2011年8月号(夜野みるらと共同表紙)・2013年1月号
- むらたたいち 2011年12月号・2012年12月号・2013年4・6・12月号
- まもウィリアムズ 2012年5月号・2013年3月号(2014年10月号は裏表紙全面起用、「小杉光太郎とのW表紙」という扱い)・2015年2月号 - 4月号(2015年2月号は未来電機、4月号は米田和佐が各々裏表紙で「W表紙」という扱い。5月号はまもが裏表紙全面起用、「荒井チェリーとのW表紙」という扱い)
- 玉岡かがり 2012年7月号
- 30M先 2012年10月号
- 種田優太 2013年5・8月号
- 小杉光太郎 2014年1・8 - 12月号(2014年9月号はmizukiと共同表紙、10月号はまもウィリアムズが裏表紙で「W表紙」という扱い、2016年2月号で裏表紙全面起用、「ちょぼらうにょぽみとのW表紙」という扱い)・2016年5月号・2017年4月号・2020年5月号(裏表紙、紀ノ上晟一とのW表紙という扱い)
- コバシコ 2014年6月号(荒井チェリーと共同表紙)・2015年7月号(ねこうめが裏表紙で「W表紙」という扱い)
- mizuki 2014年9月号(小杉光太郎と共同表紙)
- 未来電機 (2015年2月号で裏表紙全面起用、「まもウィリアムズとのW表紙」という扱い)
- 米田和佐 2015年8月号 - 11月号(5月号は裏表紙全面起用、「まもウィリアムズとのW表紙」という扱い)・2018年12月号(裏表紙、「しのとのW表紙」扱い)・2019年3月号(カモトタツヤとのW表紙扱い)・2019年5月号は裏表紙全面起用、「紀ノ上晟一とのW表紙」という扱い
- ちょぼらうにょぽみ 2015年12月号 - 2016年2月号(2015年12月号は緑青黒羽、2016年2月号は小杉光太郎が裏表紙で「W表紙」という扱い、2015年6月号では裏表紙全面起用、「ストロマとのW表紙」という扱い)
- TOもえ 2020年8月号
- ねこうめ (2015年7月号で裏表紙全面起用、「コバシコとのW表紙」という扱い)・2016年4・9月号・2017年2・6・11月・号・2018年1・6・8 - 11月号・(2018年9月号は「とまとかげ&カモトタツヤとのW表紙」という扱い)・2019年1・6・12月号(2019年1月号はストロマとのW表紙という扱い)・2020年5月号(小杉光太郎が裏表紙で「W表紙」という扱い)・2020年12月号
- 緑青黒羽 (2015年12月号で裏表紙全面起用、「ちょぼらうにょぽみとのW表紙」という扱い)
- 森乃葉りふ 2016年7月号・2017年7月号・2018年4月号
- 火曜 2016年10月号
- 磨伸映一郎 2017年1・10月号・2020年11月号
- しの 2017年8月号・2018年2・7・12月号(2018年12月号は「米田和佐とのW表紙」扱い)・2019年8月号
- カモトタツヤ 2018年9月号(とまとかげとコラボ裏表紙、「ねこうめとのW表紙」扱い)・2019年3月号(裏表紙、米田和佐とのW表紙扱い)・2019年5月号(とまとかげとのW表紙)
- とまとかげ 2018年9月号(カモトタツヤとコラボ裏表紙、「ねこうめとのW表紙」扱い)・2019年2月号(裏表紙、荒井チェリーとのW表紙扱い)・2019年5月号(カモトタツヤとのW表紙)
- 紀ノ上晟一 2019年4月号(楠元とうかとのW表紙扱い)・2019年9・11月号・2020年7月号
- 楠元とうか 2019年4月号(裏表紙、紀ノ上晟一とのW表紙という扱い)
- しょたん 2020年1月号(ホリが裏表紙で「W表紙」という扱い)
- 鳶野 2020年2月号(荒井チェリーが裏表紙で「W表紙」という扱い)
- ホリ 2020年1・3・6月号(2020年1月号は裏表紙、しょたんとのW表紙という扱い・2021年1・2・4月号
- 森乃葉りふ 2020年4月号
- pote 2020年10月号
- 狂zip 2021年3月号
『まんが4コマぱれっと』本誌で連載している作品の番外編や、『ぱれっとonline』独自の連載作品を配信していた。2015年12月28日配信終了。
- 以下には『ぱれっとonline』独自の連載作品のみ記す。
- えむてけ(中村亮介) まんがぱれっとLite VOL.4・7・10-28(偶数号隔月)・38、以降12話までオンライン配信され、最終13話が本誌2012年9月号に掲載され、完結。単行本発売後の2012年8月10日に改めて最終話を再掲配信。
- 妹はいいものだ(内村かなめ) 2012年9月10日より配信中 ※2013年6月号本誌ゲストを経て8月号より並行連載
- えろげや×シスター(御木本かなみ) まんがぱれっとLite VOL.37-38、以降オンライン配信され完結。
- くらまちゃんにグイってしたらピシャってされた!(ストロマ) 「まんが4コマぱれっと」2016年11月号で完結。
- さちるデリュージョン(北峰ラリュウ) まんがぱれっとLite VOL.33-38、以降オンライン配信され完結。
- 10歳の保健体育-補習編-(渡真仁、原作:竹井10日) 2013年6月10日より配信、2015年9月10日配信分で完結 ※2012年1月20日より配信開始日まで「原作小説 お試し読み」を配信していた
- つくもつく(月見里中) 本誌2010年7-10月号・12月号-2011年5月号、以降オンライン配信され完結。
- ふぃっとねす(ストロマ) 本誌2008年4・6・8・9・11月号、まんがぱれっとLite VOL.22-38、以降オンライン配信され完結。
- まんが4コマKINGSぱれっとnano
- 2007年8月より夏のコミックマーケットの企業ブースで一迅社が1000円で販売している小冊子。本誌で通信販売も行なわれている。B5判、本文48ページ、表紙はフルカラー。同人誌的な体裁でISBNコードなどは付いていない。本誌の執筆者を中心に基本的に2ページずつ担当し、冊子のテーマごとに夏にちなんだ本誌掲載作品の番外編が発表された。作品によっては本誌では見られない水着エピソードなども披露している。2009年のvol.3以降は冊子ごとにテーマが設けられ、2冊ずつ刊行されている。冊子のテーマは以下の通り。
- vol.3 - コラボ
- vol.4 - 夏
- vol.5 - コラボ
- vol.6 - ポロリ
- vol.7 - 涼
- vol.8 - 百合
本冊子に発表された番外編は単行本に収録されていないものが多い。[独自研究?]