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『まく子』(まくこ)は、西加奈子による日本の児童文学。2016年に福音館書店より刊行された。2019年に映画化された。
まく子 | ||
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著者 | 西加奈子 | |
イラスト | 西加奈子[1] | |
発行日 | 2016年2月25日 | |
発行元 | 福音館書店 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
ページ数 | 253 | |
公式サイト | www.fukuinkan.co.jp | |
コード |
ISBN 978-4-8340-8238-8 ISBN 978-4-8340-8443-6(文庫本) | |
ウィキポータル 文学 | ||
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2015年に『サラバ!』で第152回直木三十五賞を受賞した西加奈子が『サラバ!』以前から書き温め、2016年に発表した作品である[1]。装画と挿絵も西の自筆である[1]。版元が児童向けの出版物を扱う福音館書店ということもあり最初は子ども向けに「成長」や「死」について書こうとしていた作品だったが、『サラバ!』を書きあげた後に自分が疑問に思っていることを素直に書こうと考えを改め、大人も含めた作品に仕上がった[2]。
みんなが顔見知りの小さな温泉街に住む小学5年生の慧は、大人になりたくないという気持ちを抱えながら最近自分の体の変化を感じていた。慧はあるとき、美人な転校生のコズエと出会う。みんなが幼馴染のクラスの子どもたちからはコズエは一目置かれる存在だったが、彼女はとても変わった女の子で何でもまくことが大好き。小銭や砂利、ホースの水、なんでもまき散らした。慧は大人っぽいコズエを意識し最初は距離を置いていたが、そんな彼女に徐々に惹かれていき会話をするようになる。そしてあるとき彼女は慧にとても不思議な秘密を打ち明ける。そこから慧は少しずつ大人に近づいていくのだった。
2019年公開。監督は鶴岡慧子、14歳の山﨑光が映画初主演を務める[4]。 群馬県の四万温泉を中心に撮影され物語の舞台ともなっている[5]。
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