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日本の滋賀県大津市にあるニュータウン ウィキペディアから
びわ湖ローズタウン(びわこローズタウン)は、滋賀県大津市の北部、琵琶湖西岸にある曼荼羅山丘陵および曼荼羅山古墳群[3]に京阪電気鉄道[注 1]が計画・開発したニュータウンである[4]。
開発主体は、日本住宅公団(現・都市再生機構)と京阪電気鉄道。面積は196.1ヘクタールで、計画戸数は5,000戸、計画人口は20,000人[2]。曼荼羅山をはさむ東西ブロックに分けて住宅地や学校、公園などを機能的に配置し、自然環境と生活環境の調和を目指したまちづくりが行われている[5]。上下水道やガスの供給施設は全てタウンの内部に配置し、下水は雨水と汚水を分離させた分流方式でありタウン内の下水処理場で第3次処理まで行われる[6]。
京阪電気鉄道は1963年(昭和38年)に琵琶湖開発部を発足させ、翌年の1964年(昭和39年)に和邇や堅田で住宅や観光のために開発を行う構想を描きながら用地買収の交渉を開始した[7]。この構想は系列会社である江若鉄道に対する経済的な支援の意味合いもあり、1967年(昭和42年)には198万平方メートルの用地買収が完了していた[5]。国鉄(現:JR)湖西線の建設と江若鉄道の廃線によって開発の再検討が行われ、1968年(昭和43年)4月に京阪電鉄は日本宅地開発協会にマスタープランの作成を委託し、堅田ニュータウン開発策定委員会を発足させた[5]。1969年(昭和44年)10月に堅田ニュータウン開発事務所を設立し、1970年(昭和45年)には都市計画法に基づいて用途地域の変更によってニュータウン建設予定地区が土地区画整理事業の施工を条件に市街化区域となった[5]。「京阪堅田ニュータウン土地区画整理事業」として正式な認可が下されたが、滋賀県漁業協同組合連合会から公害を防止するための対策が不十分であると認可に反対を表明した[8]。これに対して京阪電鉄は沈砂池や下水処理場の設置、漁業被害への補償を提示した[8]。
曼荼羅山を境に西地区と東地区がある。各地区の主要施設は下記のとおり。なお、地区内にあるバス停留所の案内はすべて省略する。また、北端は両地区とも比良ゴルフ倶楽部[12]に面している。
大津市側に広がる住宅地。西側を湖西道路(国道161号)が通る。
旧志賀町(現・大津市)側に広がる住宅地。朝日・湖青・水明の各地区は旧志賀町に属する[1]。JR湖西線と滋賀県道558号線(旧・国道161号)は東側を通る。
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