Loading AI tools
ウィキペディアから
『ごろつき』は、1968年10月12日[1]に公開された日本映画。製作:東映東京撮影所。配給:東映。監督:マキノ雅弘、主演:高倉健。菅原文太も共演している。
東映任侠映画の1作であるが、当時ブームであったキックボクシングが題材に取り上げられており、沢村忠ら、当時の現役ボクサーが実名・本人役で複数出演している。
高倉演じる主人公と菅原演じるその友人[2]が流しに従事する場面があり、菅原の奏でるギターに合わせて高倉が『網走番外地』や『唐獅子牡丹』などを歌う[3]。
大場勇と友人の山川一郎は、勤めていた北九州の炭鉱が閉山となる予定を受け、出稼ぎのために東京に出る。2人は仕事を探し、やがて一郎が富豪宅の犬の飼育係に雇われる。あるとき、犬のエサが人の食事よりも豪華なことに腹を立てた勇が、犬の睾丸に消炎剤スプレーをかけて苦しませたことで、一郎はクビになる。2人は食いつなぐため、そろって流しの楽団に入る。
喧嘩自慢だった勇は腕をたのんでキックボクシングジムに入門しようとするが、入会金が高かったため、練習生ではなく雑用係としてジムに入り、所属選手たちの協力で秘密のトレーニングを続ける。練習試合でチャンピオンを倒した勇を見込んだジム会長の沢田は、プロデビューの試合を組む。
一方、流しを仕切る的屋の浅川は、かつての兄弟分で、開発のために浅川事務所の土地を狙う唐沢に絡まれていた。勇のデビュー戦の日の朝、唐沢の乗る自動車が新聞配達の少年・弘をひき逃げする。さらに唐沢は、浅川の事務所に火を放つ。浅川は報復のためにドス片手に単身唐沢組に乗り込むが、返り討ちに遭う。弘と浅川の死を知り、同じように唐沢組を襲った一郎も倒される。勇はチャンピオンの座をかけた選手権試合を放棄して唐沢組に乗り込み、日本刀で唐沢らを皆殺しにした。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.