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『がんばれペナントレース!』 は、1989年2月28日に日本のコナミ[2]から発売されたファミリーコンピュータ用野球ゲーム。
日本プロ野球を題材にしており、12球団あるチームから1つを選びペナント優勝を目指す内容となっている。12球団は発売当時のセントラル・リーグおよびパシフィック・リーグに存在した球団を模したものになっており、また同社のファミリーコンピュータ用ソフト『がんばれゴエモン!からくり道中』(1986年)のキャラクターが登場する球団も存在する。
開発はコナミが行い、プログラムはファミリーコンピュータ用ソフト『メタルギア』(1987年)を手掛けた上野雅弘と『魍魎戦記MADARA』(1990年)を手掛けた山村としきが担当、音楽は『コナミワイワイワールド』(1988年)を手掛けた藤尾敦が担当している。
従来コナミの野球ゲーム[3]の特徴であったエディットで思い通りに作っていったチームのシステムをトレードに置き換え、それに見合う条件でないとトレードが成立しないといったリスクを課すようになった。
プレイヤーはチームのオーナーとして与えられる運営資金(試合に勝てば増え、負けると減る)の範囲で、各選手の年俸を上乗せ選手を成長させたり、事前に決められたトレード要員(野手2名、投手2名)を他チームのトレード要員やゲームオリジナルの外国人選手と交換することでチームを強化できた。演出面では音声合成のほか、前年発売の『究極ハリキリスタジアム』などにも採用された、死球を受けた打者と投手の乱闘に格闘ゲーム的要素(体力メーターの表示)を加え、負けた選手を排除できるといった機能もある。
なお、続編は発表されずパソコンゲームとして、同年にMSX2用ソフト『激突ペナントレース2』を、1年おいてX68000用ゲームソフト『生中継68』(1991年)を発売したが、家庭用ゲーム機では、これらコナミのこれまでの野球ゲームからフルモデルチェンジした『実況パワフルプロ野球'94』(1994年)まで約5年待つことになる。さらに、架空球団・選手を収録している野球ゲームである『パワプロクンポケットR』(2021年)まで約32年待つことになった。
右はモデルのチーム名(当時)
※他外国人の枠がありトレード専用選手として架空の助っ人外国人選手(OB外国人又は、当時のメジャーリーガー)が数十人用意されている)。
評価 | ||||||||
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ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では24点(満40点)[4]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、20.00点(満30点)となっている[1]。また、同雑誌1991年5月10日号特別付録の「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、本作に斬新なアイデアが多く収録されている事を指摘した上で、その中でも自身がオーナーとなって球団運営する部分が最も斬新であると称賛した[1]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 3.64 | 3.37 | 3.15 | 3.32 | 3.20 | 3.32 | 20.00 |
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