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〆、乄(しめ)は、文字のひとつで、和製漢字である。部首は丿部1画。
主な使用方法としては、手紙などを封書で相手方に送る際、しっかりと封書の口を「閉め」たことを強調する時など。また「締め」、「絞め」、「占め」の意味で使用されることがある。
「卜」(ぼく、うらなう)を変形した文字だというのが定説となっている。しかし一説には、「封」を略した文字を更に省略したものだという[1]。
なぜ「しめ」と読むのかということについては、はっきりしたことは分かっていない。
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
---|---|---|---|---|
〆 | U+3006 | 1-1-26 | 〆 〆 | しめ |
乄 | U+4E44 | - | 乄 乄 |
同じ文字であるにもかかわらずUnicodeで2か所に収録されているのは、JIS X 0208 の「記号」領域に「〆」が、JIS X 0212(補助漢字)の「漢字」領域に「乄」が収録されているからである。JIS X 0208 と JIS X 0212 を包含する ISO-2022-JP-1 のような標準とのラウンドトリップ変換互換性を維持するためには、Unicodeは双方を収録する必要がある。
ただしUnicodeではこのような場合、片方を互換文字にして非推奨とするのが普通であるが、この文字に関しては双方とも互換文字ではなく[3]、双方とも使用可能である。一方で、これらを重複とする資料もあり[4]、扱いは一貫しない。なお、JIS X 0208 では記号扱いの「〆」は、Unicodeでは CJK Symbols and Punctuation ブロックに収録されているが、プロパティは文字である。より詳細には、General Category が普通の漢字や仮名文字と同じ「Lo」である[3]。つまり、「記号と文字」の違いではない。
字形の違いは単なる字体の違いであり、「非漢字ならつなげる、漢字ならつなげない」のような違いはない。
JIS X 0212 の事実上の後継規格である JIS X 0213 の拡張部分(JIS第3水準・第4水準)には、JIS X 0212 の「乄」は収録されていない。
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