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『FRONT MISSION3』(フロントミッション サード)は、1999年9月2日にスクウェア(現スクウェア・エニックス)より発売されたPlayStation用ゲームソフト。正式名称は「front mission 3」。ジャンルはシミュレーションRPG。
フロントミッションシリーズの第3作目(外伝である『GH』『FA』を含めると第5作目)。
日本国内では、1999年9月2日にPlayStation(以下、PS)用ソフトとして発売された。その後、2000年に「ミレニアムコレクション」、2002年に「PS one Books」、2003年に『フロントミッション ヒストリー』(『1ST』、『2nd』、『3rd』の同梱セット)、2006年に「アルティメットヒッツ」として再版を重ねている。
それぞれパッケージが異なるが、ゲーム内容には変更はない。日本以外では、北米圏でも発売されている。売上本数は約30万本(日本国内)。キャッチコピーは「さらに深く、速く、リアルに。完成された第三のドラマ。」。
“兵器”M.I.D.A.S.と人工的に生み出されたイマジナリーナンバーの人類への逆襲が主題。当時から問題になった遺伝子操作問題や、巨大化してなお旧来と変化の無い国家構造等から“人間の存在とは何か?”という重大な問題を扱っている。
西暦2112年の物語を描いた本作は、第5作『FRONT MISSION5 Scars of the War』のストーリーと関連が深い。
主人公は19歳の青年であり、横須賀の軍基地で発生した爆発事件に巻き込まれ、世界をも巻き込む陰謀に仲間とともに立ち向かう。
本作は時代設定が第2作よりも未来であることから、葉山宏治は第2作よりも切なく、かつそれとは逆に爽快な志向で作曲した。
松尾早人が作曲した通常戦闘の曲『侵略』は、岩崎英則によりアレンジされ『FMO』での通常戦闘曲や『5th』のサバイバルシミュレーターの曲として使用されていることもあり、シリーズ中かなりの頻度で登場する曲となっている。
本作は均等な熟練制やスキル修得システムの導入により、シナリオの進行に従って「ラスボスを倒す」という本来の目的以外に、これらのシステムを利用して最強のキャラクターを育てるというやり込み目的で遊ぶこともできる。
戦闘シーンの簡略化がなされたことにより、マップのグラフィックが前作と比べてさらにリアルになっている。人物やヴァンツァー・戦車・ヘリのHP・AP・スキル等を表示するステータスウィンドウのフォーマットも本作で確立され、以降の作品も本作をほぼ踏襲したフォーマットが採用される。
以下に、本作で取り入れられた主なシステムを挙げる。
シリーズでは唯一となる、マルチエンディング方式(後述)を採用しており、ゲーム序盤に発生する選択肢により「アリサ編」と「エマ編」にストーリーが分岐する。双方のストーリーではシナリオ名に冠せられたメインヒロインのほか、主人公の所属勢力や参入キャラクターも大きく異なるものとなっている。
主人公を含む仲間キャラクターをある程度自由に選び、パーティを自由に編成するキャラクターメイキングのシステムが取り入れられている。
パーティの編成はミッション開始前に行う。最終的に仲間になるのは8人であり、一マップに参戦できるのは最大4人である。ただし、必ずしも4人で戦闘しなければならないわけではなく、主人公一人もしくは主人公抜きでも戦闘をすることも可能。
本作は戦闘システムでも新要素がいくつか見られる。
『2nd』に登場した「ネットワーク」の発展形。前作の企業・国家等のフォーラムを閲覧する機能に加え、作中の登場人物からメールが送られてくるなどの新機能を有する。また、ネットワーク上からショップを呼び出せたり、シミュレーターでの訓練を行うことも出来る。
天網内での行動によって、本編でのミッションでの行動に部分的な変化が起きる場合もある。
発売に先駆け、『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』の初回盤の付属ディスク「SQUARE'S PREVIEW Vol.5」に本作の体験版が収録されていた。
発売から数ヶ月間、コトブキヤからアクションフィギュアとしてゼニスレヴ、107式強盾、メレディンM1、ドレーグM2C、グリレゼクス、瞬王1型(製品名はI.N部隊専用ヴァンツァー)、冷河1型が発売・販売されており、ステッカーやテレホンカードもスクウェアから発売・販売された。
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