2021年のワールドシリーズ
メジャーリーグベースボールの第117回優勝決定シリーズ / ウィキペディア フリーな encyclopedia
2021年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)優勝決定戦の第117回ワールドシリーズ(英語: 117th World Series)は、10月26日から11月2日にかけて計6試合が開催された。その結果、アトランタ・ブレーブス(ナショナルリーグ)がヒューストン・アストロズ(アメリカンリーグ)を4勝2敗で下し、26年ぶり4回目の優勝を果たした。
2021年のワールドシリーズ | |||||||
シリーズ優勝を記念して2022年9月にホワイトハウスを表敬訪問し、当時のアメリカ合衆国大統領ジョー・バイデンにユニフォームを贈呈するブレーブス一行。背番号46はバイデンが第46代大統領であることにちなむ[注 1] | |||||||
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シリーズ情報 | |||||||
試合日程 | 10月26日–11月2日 | ||||||
観客動員 | 6試合合計:25万7671人 1試合平均:04万2945人 | ||||||
MVP | ホルヘ・ソレア(ATL) | ||||||
責任審判 | トム・ハリオン(第2戦を除く)、 テッド・バレット(第2戦のみ)[1] | ||||||
ALCS | HOU 4–2 BOS | ||||||
NLCS | ATL 4–2 LAD | ||||||
チーム情報 | |||||||
アトランタ・ブレーブス(ATL) | |||||||
シリーズ出場 | 22年ぶり10回目 | ||||||
GM | アレックス・アンソポロス | ||||||
監督 | ブライアン・スニッカー | ||||||
シーズン成績 | 88勝73敗・勝率.547 NL東地区優勝 | ||||||
分配金 | 選手1人あたり39万7391ドル[2] | ||||||
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ヒューストン・アストロズ(HOU) | |||||||
シリーズ出場 | 02年ぶり04回目 | ||||||
GM | ジェームズ・クリック | ||||||
監督 | ダスティ・ベイカー | ||||||
シーズン成績 | 95勝67敗・勝率.586 AL西地区優勝 | ||||||
分配金 | 選手1人あたり25万8373ドル[2] | ||||||
全米テレビ中継 | |||||||
放送局 | FOX | ||||||
実況 | ジョー・バック | ||||||
解説 | ジョン・スモルツ | ||||||
平均視聴率 | 6.5%(前年比1.3ポイント上昇) | ||||||
ワールドシリーズ
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出場両球団監督の年齢はアストロズのダスティ・ベイカーが72歳、ブレーブスのブライアン・スニッカーが66歳で、合計するとシリーズ史上最高齢となる[3]。ベイカーは監督として歴代12位、シリーズ優勝経験がない人物に限れば歴代最多のレギュラーシーズン通算1,987勝を挙げているが[注 2][4]、今回も初優勝を逃した。スニッカーは、1977年に選手として入団して以来45年間ブレーブス一筋に様々な役職を担ってきたが、1995年の前回優勝時はメジャーのスタッフから外れていたため[5]、今回が自身にとって初の優勝となった。シリーズMVPには、第1戦・第4戦・第6戦の3試合で決勝本塁打を放つなど、6試合で打率.300・3本塁打・6打点・OPS 1.191という成績を残したブレーブスのホルヘ・ソレアが選出された。
2022年から、MLBは指名打者(DH)制度をアメリカンリーグだけでなくナショナルリーグにも導入した。ワールドシリーズにおけるDH制は1986年以降、アメリカンリーグ球団の本拠地球場で行われる試合にのみ採用されていたが[注 3]、2022年以降は開催地に関係なく全試合で採用される[6]。したがって、DH制なしで行われる試合は今シリーズの第5戦が最後となった。その試合で最後に打席に立った投手は、アストロズのケンドール・グレーブマンだった[7]。