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コンピュータゲーム ウィキペディアから
『風雨来記』(ふうらいき)は、フォグが2001年1月18日に発売したPlayStation用の恋愛アドベンチャーゲームである。2006年9月28日に、CGの高解像度化・ボイスの一新・おまけシナリオの追加が行われたリニューアル版がPlayStation 2にて発売された。
ジャンル | アドベンチャーゲーム |
---|---|
対応機種 |
PlayStation[PS] PlayStation 2[PS2] ゲームアーカイブス[GA] |
発売元 | フォグ |
発売日 |
[PS] 2001年1月18日 [PS2] 2006年9月28日 [GA・PS] 2011年3月25日 [GA・PS2] 2015年11月18日 |
レイティング |
[PS] 未審査 [PS2][GA]CERO:C(15才以上対象) |
キャラクター名設定 | プレイヤー名設定可 |
エンディング数 | 7 |
セーブファイル数 |
[PS] 14 [PS2] 30 |
セーブファイル容量 | 2ブロック |
キャラクターボイス | 主要登場人物のみ |
CGモード | あり |
音楽モード | あり |
回想モード | 一部(ゲーム中で作成した記事の鑑賞) |
メッセージスキップ | なし |
オートモード | あり |
2005年11月10日には沖縄が舞台の続編『風雨来記2』、2013年5月31日には北海道の全地域を舞台とした続編『風雨来記3』、2021年7月8日には岐阜県を舞台とした『風雨来記4』が発売された[1]。
旅をテーマに制作されたゲームで、北海道が舞台となっている。イベント総数は500以上が用意されており、ゲーム中の背景グラフィックは現地で撮影した写真が使用されている。[2]ツーリング風の移動モードでは、バイクに乗って道路を進み、分岐点に差しかかると矢印が表示される。進みたい方向を選択して目的地へ向かう。分岐点までは自動的に道路を進む。全体マップで現在地を確認することも可能。[3]プレイすると実際に北海道をバイクで旅しているかのような感覚を体験することが可能である[4]。
特徴として、主人公を含む登場人物の年齢が比較的高いこと、結ばれたヒロインとは必ず別れることという点がある[4]。ヒロインに恋して別れることによって、放浪するだけだった主人公が成長するという展開になっている。
主人公は、一風変わった旅の記事をウリとする雑誌「ふうらい」の専属ルポライター。彼は、幼い頃に母親を失うが、親友のおかげで、心の苦痛の酷さから立ち直った。そして、高校2年のある日、父親が交通事故で死亡。それと同時期に親友も帰らぬ人となってしまう。それから2年が経ち、主人公はルポライターとして活動する毎日を送っていた。
今回、彼は雑誌の企画として、北海道で1カ月にわたる野宿雑誌のレポートを行うことになる。主人公は旅をもとに記事を作成するだけでなく、「心光展」という写真コンクールに挑戦しようと決意していた。主人公が乗るカーフェリーは、間もなく北海道に到着。彼の新しい旅が始まろうとしていた[2]。
基本的に北海道の各所を移動モードで周り、各ポイントについたらアドベンチャーモードで探索してそのエリアを取材、その日の移動が終わったら取材の内容を元に記事を作成するモードから成り立っている。移動モードは道路をバイクから真正面で見た視点になっていて一定時間が経過するごとに強制的に次の画面に切り替わる。交差点では上部に進行方向先の画面が複数用意されてカーソルで選択するようになっている。つまり強制スクロールのダンジョンと捉えればいい。この時の画面はほぼ現地で撮影した実写(知床を走行中=本当に知床の道路写真、等)で北海道の雰囲気を醸し出しているが、一部に使い回しも見られる。摩周湖や釧路といった名所のポイントに付くと、アドベンチャーモードに切り替わる。実写背景のマップ内を歩き回ることができる。このとき記事のネタを獲得したり、写真を撮影できるほか、旅行者との出会いやヒロインと歩き回るなどのイベントが発生することもある。なお、ポイントはカムイワッカの滝とか摩周湖第一展望台といったメジャーな場所から、神の子池やセセキ温泉といったマイナーな場所まで各種取り揃えられている。移動や写真撮影をすると体力が消耗していくので、適当なタイミングでキャンプモードへ移行する必要がある。体力がゼロになった場合は、強制的にキャンプを張ることになる。このとき、キャンプが不可能な場所でキャンプモードへ移行したり、体力を失った場合(たとえば釧路駅前)は指定されたキャンプ地(釧路駅前の場合は塘路)へと強制移動される。体力ゼロで強制キャンプの場合、翌日の体力減少等のペナルティあり。また体力如何に関係なくイベントがない限り毎週日曜日は取材出来ない。取材を終えたらキャンプモードに入る。キャンプモードでは、各ポイントで得られた記事のネタから一つを選び、適切なセンテンスや写真を選んでゲーム上のインターネット(あくまでゲーム上であり、実際にインターネットに接続する訳ではない)に転送する。またゲーム上のインターネットに接続し、自分のサイトや掲載記事に対する読者の反応、ランキング順位を確認することもできる。「心光展」ではランキング形式で他のサイトと競い合い、1位を獲得することが目的とされている。複数個所を取材しても記事にできるのは1箇所のみであり、書かなかった記事も翌日、取材をすると上書きされてしまい繰り越せない。ヒロインは3人で、それぞれに1種類ずつのルートが用意されており、この何れのルートも通らなかった場合と合わせてEDは4種類ある。なお、「心光展で1位を取ることが目標」なのにもかかわらず何故か絶対に1位を取れない仕様になっている。
※声優は左から「PS版 / PS2版」の順。
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