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第11戦車隊(だいじゅういちせんしゃたい、JGSDF 11th Tank Unit)は、北海道恵庭市の北恵庭駐屯地に駐屯する、陸上自衛隊第11旅団隷下の機甲科部隊(戦車部隊)である。
2019年(平成31年)3月に第11戦車大隊から改編された。旅団戦車隊は、第5戦車隊(初代)が過去に編成されていたが第11戦車隊とは編制は異なっており第5戦車隊が本部管理中隊に施設小隊があるなど戦車大隊より増強された戦車連隊に準じた1等陸佐が指揮官の編制であったのに対し、第11戦車隊は本部管理中隊が偵察小隊の無い本部付隊になるなど戦車大隊より縮小された編制で、隊長は2等陸佐である。
1991年(平成3年)3月以降の独立戦車中隊2個が隷下にあった時期は戦車110両を装備定数とする世界最大規模の戦車大隊であった。1962年(昭和37年)1月から真駒内駐屯地に長く駐屯していたが2014年(平成26年)3月に廃止された第1戦車群のあった第7師団管内の北恵庭駐屯地に移駐した。同駐屯地には第72戦車連隊も駐屯している。
部隊マークは、”士魂”であり、「士魂戦車隊」と称している[1]。これは帝国陸軍戦車第11連隊(愛称:士魂部隊、十一を「士」と読ませたことによる)に由来する[1]。戦車第11連隊は満州で編成され、太平洋戦争(大東亜戦争)末期には本土防衛のため千島列島に移動していたが、ポツダム宣言受諾後の1945年(昭和20年)8月18日より起こった占守島の戦いで占守島に上陸したソ連労農赤軍と戦った。戦車第11連隊は多くの犠牲を出したが奮戦し、ソ連軍の進攻をくい止めた。この戦いを顕彰し伝統を継承するために、第11戦車隊は「士魂」の愛称を受け継いでいる[1][2]。
第11戦車大隊
第11戦車隊
第11戦車大隊(新編時):1962年(昭和37年)1月18日
第11戦車大隊(独立戦車中隊増強時):1991年(平成3年)3月29日
第11戦車大隊(廃止時):2019年(平成31年)3月25日
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