東平尾公園博多の森球技場
福岡市博多区にある球技場 ウィキペディアから
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東平尾公園博多の森球技場(ひがしひらおこうえん はかたのもりきゅうぎじょう)は、福岡県福岡市博多区の東平尾公園内にある球技場。命名権により「ベスト電器スタジアム」ともいう。
東平尾公園博多の森球技場 ベスト電器スタジアム | |
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施設情報 | |
所在地 | 福岡県福岡市博多区東平尾公園2丁目1-1 |
位置 | 北緯33度35分9.2秒 東経130度27分38.8秒 |
開場 | 1995年7月13日 |
所有者 | 福岡市 |
運用者 | 福岡市森と緑のまちづくり協会 |
グラウンド | 天然芝 |
ピッチサイズ | 144m × 80m |
照明 | あり(屋根一体型・2,000ルクス) |
大型映像装置 | フルカラーLED方式2基 |
設計者 | 大建設計 |
建設者 | 戸田建設 他 |
旧称 | |
レベルファイブスタジアム (命名権・2008年3月1日 - 2020年2月29日) | |
使用チーム、大会 | |
1995年夏季ユニバーシアードサッカー競技 ラグビーワールドカップ2019 アビスパ福岡(Jリーグ) 九州電力キューデンヴォルテクス(ジャパンラグビーリーグワン) コカ・コーラレッドスパークス(トップリーグ) 福岡J・アンクラス(日本女子サッカーリーグ) | |
収容人員 | |
21,562人 | |
アクセス | |
福岡空港・市営地下鉄福岡空港駅より徒歩25分 |
施設は福岡市が所有し、福岡市森と緑のまちづくり協会が指定管理者として運営管理を行っている。
日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するアビスパ福岡やラグビートップリーグ、トップチャレンジリーグを経てリーグワンに加入した九州電力キューデンヴォルテクスなどが、ホームスタジアムとして使用している。また、かつてラグビートップリーグでプレーした、コカ・コーラレッドスパークスもホームとして使用していた。
2019年開催のラグビーワールドカップ2019の会場としても使用され、3試合が行われている。
2020年3月1日から、福岡市に本社を置く家電量販店のベスト電器が命名権を取得し「ベスト電器スタジアム」(ベストでんきスタジアム、略称「ベススタ」)の呼称を用いている(後述)。
福岡空港滑走路東側に隣接する、糟屋郡志免町との市町境にほど近い丘陵地をスポーツ公園として造成した東平尾公園(通称:博多の森)内にある。1995年に福岡市とその近郊で開催されたユニバーシアード福岡大会のサッカー主会場として使用するために建設された福岡市初のサッカー・ラグビー専用スタジアムである。
ピッチの四辺に平行に一層式のスタンドが設けられている。6,047人収容のメインスタンドと9,155人収容のバックスタンドは屋根付きの個席で、ゴール裏にある6,360人収容サイドスタンドは屋根なしのベンチシートとなっている。最大収容人員は21,562人。
バックスタンドの中央部分には、2018年より青色地に黄色で「FUKUOKA」の文字が入っている。
メインスタンド内部は4階建てとなっており、1階が事務室、会議室、医務室、ロッカー室、審判控室、エントランスホール、トイレに。2階が券売所、エントランスホール、トイレに。3階が特別室、控室に、4階が記者室、放送室になっている。
照明設備は屋根と一体型となっており、照明柱はない。
ホーム側ゴール裏のサイドスタンド上部に縦 14.4m×横 5.76m、アウェー側ゴール裏に縦 9.42m×横 16.15mのフルカラーLED方式の大型映像装置が設置されている。アウェー側は2008年12月6日のJ2第45節・対湘南ベルマーレ戦より稼働開始した。ホーム側は2018年2月25日のJ2第1節・対FC岐阜戦より稼働開始した。
なお、開設当初から2017年まではホーム側に電球式・単色の電光掲示板が設置されていた。
アウェー側はグッズ売り場や売店、トイレなどがあるメインスタンド・バックスタンド双方のコンコースにも同じ映像が流れるモニターと共にソニーブロードバンドソリューションが導入したもの。なお、同社が導入したのは大型映像送出ソリューションであり、大型映像装置そのものはソニー製ではなく、かつてソニーが扱っていたジャンボトロンではない。設置以前には、J1に復帰を果たすアビスパ福岡の2006年シーズンに合わせて、それまでヤフードームで使用されていたホークスビジョンの移設が予定されていた[1] が、折り合いがつかず破談になった。そのために2006年頃から2007年オフの大型映像設置に向けて募金活動を行っていた。ただし福岡市は当初、要望に対し早急な設置は困難との回答を示していた。
ラグビーワールドカップ2019の開催に合わせて2年がかりの改修工事が実施された。2017年の第1期では、ベンチシートだった観客席の個席化、ホーム側ゴール裏の電光掲示板を大型ビジョンに改装、照明設備をLED化し1,500ルクスから2,000ルクスへの変更が行われた。2018年の第2期では、音響設備の改良とフィールドの芝の全面張替えが施されている。なお観客席の個席化に伴い、収容人数は改修前の22,563人から21,562人に減少した[2]。
チャールズ・リンドバーグの愛機「シリウス号」の復元模型が1階エントランスに展示されている。これは、1930年(昭和5年)に開場し、大阪と中国の上海へ水上機による定期空路が開かれ1934年(昭和9年)に閉鎖された、名島飛行場に訪れた物の模型である。
福岡市は、博多の森球技場に施設命名権を導入することを決定、2007年12月7日から2008年1月8日の約1か月間公募した。期限までに結果数社の応募があり、審査を行った上で、福岡市のゲームソフト開発メーカー・レベルファイブと年間3150万円3年契約を結び、2008年3月1日より「レベルファイブスタジアム」の名称を使用した。略称は当初「L5スタ」(エルゴスタ)にする予定だったが、サポーターなどから呼びづらいとの意見が多数寄せられたため「レベスタ」へ変更された。なお、大型映像装置の命名権もレベルファイブが取得[3] していた。
2010年11月[4]、2013年11月[5]、2016年11月[6] にそれぞれ3年間の契約延長を更新し、2020年3月まで12年間にわたり「レベルファイブスタジアム」の名称を使用した。なお、この期間に開催されたラグビーワールドカップ2019ではワールドラグビーのクリーンスタジアム規定に基づき「博多の森球技場」の名称を使用した。
レベルファイブは2020年3月をもって命名権契約を非更新としたことから、福岡市は新たな命名権スポンサーを募集[7]。応募のあった4社のうち福岡市博多区に本店を置く家電量販店のベスト電器が命名権を取得、2020年3月1日から『ベスト電器スタジアム』(略称:ベススタ)の名称を用いている。契約期間は2020年3月1日から2023年2月末までの3年契約(更新オプション付き)で、契約金額は年3,600万円[8]。なお、ベスト電器は2021年7月に同業のヤマダデンキへ吸収合併され法人格が消滅したが、ヤマダデンキが命名権契約を引き継いだ上で、施設名称は「ベスト電器スタジアム」のまま契約満了まで維持されることが発表されている[9]。その後2022年10月28日に、ヤマダデンキが2023年3月1日から2026年1月31日までのネーミングライツ更新を決定した[10]。
Jリーグ・トップリーグ・なでしこリーグのリーグ戦は除く。
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