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かつて日本の和歌山県海南市にあった野上電気鉄道の駅 ウィキペディアから
日方駅(ひかたえき)は、和歌山県海南市日方にあった、野上電気鉄道野上線の駅(廃駅)である。
なお、本項では当駅の構内に設けられた乗降場である連絡口駅(れんらくぐちえき)についても記述する。
野上線起点で、構内に車庫、駅前に野上電鉄本社を擁した、業務の中心となっていた駅であった。日方駅の開業が国鉄紀勢本線海南駅開業よりも8年前であったため、紀勢本線との連絡に際しては乗り換え専用の連絡口駅を設けて対応していた。
JR海南駅の北東にある単式ホーム1面1線の地上駅で、ホーム・駅舎は線路の東側に設置されていた。有人駅であり、切符販売窓口及び自動券売機が設置されていた。改札口は駅舎にある1か所のみで、出口は駅舎の北側に向かって1か所あった。
駅の西側(紀勢本線の線路との間)に車両留置用の側線、東側には側線と検車庫があった。構内の南、線路の西側に連絡口駅のホームがある。線路は連絡口駅の先、海南駅の東側で東向きにカーブしていた。
駅構内にあるキロポストについては0.03と表示されていた。これは開業当時は野上電気鉄道本社の前まで30 mほど本線が延びていたことによる。
日方駅の構内の南側、線路の西側に設置された単式ホーム1面1線の地上駅。日方駅から80 m先のところに位置した。木造駅舎もあり、独立した駅名標が設置されていたが、正式には日方駅の別ホームであり、「連絡口駅の駅名標」の写真の右にある「注意」にある通り、連絡口で降車できるのは紀勢本線への連絡客に限る旨に掲示されていた。海南駅とは手動の構内踏切のある連絡通路で連絡していた。乗り換え専用の改札口での切符の集札や連絡通路にあった手動の構内踏切の操作は、野上電気鉄道の社員が派遣され行われていた。
なお、日方駅の構内であるため原則として日方駅 - 連絡口駅間の乗車はできず、春日前駅以遠との運賃は日方駅を起点として計算されていた。
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↓ 登山口方面 | ||
凡例 出典:[1] 1992年現在 |
1992年の一日あたり乗降客数 - 1,221人
海南駅の高架化により、跡地は全て整地されている。
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