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日本の競馬新聞 ウィキペディアから
日刊競馬(にっかんけいば)とは、株式会社日刊競馬新聞社が関東エリアを中心に発刊している中央競馬・南関東競馬専門新聞である。1950年(昭和25年)、南関東版が先に創刊。3年後の1953年(昭和28年)に中央版が創刊され、両版を合わせて毎日発行される体制となった。
日刊競馬 Nikkan Keiba | |
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販売されている日刊競馬(左列真ん中) | |
種類 | 競馬新聞(原則中央競馬開催日前日) |
サイズ | ブランケット判 |
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事業者 | 株式会社日刊競馬新聞社 |
本社 |
(東京都品川区大井立会町397→) (東京都品川区東大井5-26-29→) (東京都品川区大崎1-13-17→) 東京都品川区大崎1-10-1 |
創刊 | 1953年(昭和28年)3月[1] |
言語 | 日本語 |
価格 |
1部 (主場・ローカルの2版あり) 【紙版・スタンド売り】500円 【紙版・宅配】送料込み1000円 【コンビニプリント版】 当日全レース掲載版500円 【PDF新聞】 当日全レース掲載版500円 レース単位で選択の場合1レースにつき86円 |
ウェブサイト | http://www.nikkankeiba.co.jp/index.htm |
日本競馬新聞協会、関東競馬新聞協会加盟紙。北海道・東北・関東エリアにおいて主場版と従場(ローカル)版の2種類の紙面を発行(関西エリアは特別レースを中心に掲載)するとともに、コンビニプリント版とPDF新聞により東海以西も含めた全国で購入できる。なお東海・近畿地方では紙版の宅配購読もできる。価格は500円で8ページ建て、馬柱は縦組み。紙版は一般の新聞と同じブランケット判サイズを採用し、1面と最終面がカラー刷り(従場で発行されるものは二色刷の場合もある)。
レース情報と予想が記事のほぼすべてを占める競馬専門紙の中では、山野浩一の「血が駆ける」、吉川良の「競馬人情」、柏木集保の「編集長の競馬」など、コラムが充実しているのも特徴。
1980年代中期から30年以上の長きにわたり編集長を務める柏木と飯田正美(主場版本紙予想)の2名が看板評論家として、更にテレビ・ラジオ中継の解説やテレビコマーシャルにも出演していた。しかしながら、柏木は加齢に伴い2018年(平成30年)5月27日付紙面限りで毎開催日のレギュラー予想を退き、また飯田も定年退職により2022年5月をもって退任した。後継世代からは共にラジオNIKKEIでの正面解説とBSイレブンでパドック解説を務める小木曽大祐(柏木の後任のメイン解説者)と郡和之(飯田の後任となる東西メインレース本紙予想担当)の2人が看板評論家の地位に就いている。なお、従場版の本紙予想は馬齢やレースの条件で担当を変えて行われている(以前は主場版も)。
日刊競馬新聞社は古くから、関東地方以北の地上波民放テレビ・ラジオ局で放送される競馬中継番組に多くのスタッフを送り込んできた。ライバル紙だったダービーニュースの休刊後は関東の競馬専門マスメディアでトラックマンの放送系メディア出演が最も多くなった。
ラジオではラジオNIKKEI第1放送『中央競馬実況中継』で、昼前後の競馬専門紙提供枠[注 1]に長年協賛するとともに解説者を派遣している。またラジオ福島『福島競馬実況中継』には2013年(平成25年)から、それまでのダービーニュースに代わって多くのトラックマンを派遣している。1980年代には当時本紙予想担当だった臼井治がニッポン放送『日曜競馬ニッポン』に出演した。フジサンケイグループとの間に資本関係はないが、臼井が産経新聞社発行の競合紙競馬エイトへ移籍した後もニッポン放送の出演は継続した。
ちなみにラジオ日本(『競馬実況中継』)にはレギュラー解説者を派遣したことはないが、ダービーニュースの廃刊に伴い移籍した沢田美紀が前所属時代から不定期にゲスト扱いで出演していた。
1984年(昭和59年)、関東独立U局『中央競馬ハイライト』がスタート。担当制作会社マイ・プランと提携するとともに、同番組のスポンサーに就き、解説者の派遣を始めた。翌1985年(昭和60年)には昼間の『中央競馬ワイド中継』(日曜)もスタートし、こちらにも解説者を派遣した。
2011年(平成23年)、JRAは東西独立U局で放送されていた競馬中継をBSデジタルによる全国一斉放送に切り替えることにし、BS11と組んで『BSイレブン競馬中継』『うまナビ!イレブン』をスタートさせた。これに伴い『ワイド中継』『ハイライト』に出演していた日刊競馬トラックマンは多くが移行した。なお関東の独立U局ではその後も『LIVE&REPORT 中央競馬中継』『金曜競馬CLUB』『競馬展望プラス』といった競馬関連番組が放送されてきたが、これらの番組にも日刊競馬のスタッフが引き続き派遣されている。
CMは梅田凡乃のボーカル[2](当初は女性ボーカルだった)による「もう振り向くな、青春は風の中」の出だしで始まるオリジナルソングの30秒CMのみだが、かつては柏木・飯田の看板評論家(特に柏木)を前面に押し出した15秒CMも存在した。尚、2011年現在、関東の地上波テレビ競馬関連番組にてCMが放映されている競馬専門紙は当紙のみ[注 2]となった。
1950年(昭和25年)10月1日創刊。大井、川崎、船橋、浦和各競馬版を発行しており、会社の事業としてはこちらの方が中央版よりも3年早く立ち上がった。2020年(令和2年)に創刊70周年を迎えた。
価格は550円(南関東版は各社同価格)で4〜6ページ建て、馬柱は縦組み、一般新聞サイズ。中央版同様、1面と最終面がカラー刷り。南関東の競馬専門紙ではトップシェアを占めるとされる。
看板評論家は大井競馬の本紙予想担当として活躍していた吉川彰彦。過去の所属者としては、1998年まで東京シティ競馬中継やグリーンチャンネルなどの地方競馬関連番組に解説役で出演していた、小林分場担当トラックマンであった栗原正光が知られる。
なお、南関東地方版でも統一重賞開催の場合は中央版本紙担当の飯田や柏木が出張してきて、予想を披露することがあった。
ウェブサイトはオンラインによる紙面購入(1レースあたり86円)や、特別登録馬情報、過去のGIレースを紙面で振り返る企画など、ページの充実が進んでいる。また、無料のメールマガジンでは柏木、飯田のメインレースの予想が掲載されている。
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