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日本のテレビドラマ番組 ウィキペディアから
『天国と地獄〜サイコな2人〜』(てんごくとじごく サイコなふたり)は、2021年1月17日から3月21日までTBS系「日曜劇場」枠で放送されたテレビドラマ。主演は綾瀬はるか[1]。
このフィクションに関する記事は、全体として物語世界内の観点に立って記述されています。 |
天国と地獄 〜サイコな2人〜 | |
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ジャンル |
連続ドラマ 刑事ドラマ |
脚本 | 森下佳子 |
演出 |
平川雄一朗 青山貴洋 松木彩 |
監修 |
イシイジロウ(トリック) 尾崎祐司(警察) 山崎昭(科学捜査) 小栁智義(創薬・バイオ事業) 鷺山昌多(創薬・特許) 大門良仁(創薬・特許) 水口義昭(医療) |
出演者 |
綾瀬はるか 高橋一生 柄本佑 溝端淳平 中村ゆり 迫田孝也 林泰文 野間口徹 吉見一豊 馬場徹 谷恭輔 岸井ゆきの 木場勝己 北村一輝 |
音楽 | 髙見優 |
オープニング | ベートーヴェン「運命」 |
エンディング | 手嶌葵「ただいま」 |
国・地域 | 日本 |
言語 | 日本語 |
製作 | |
プロデューサー |
中島啓介 渡瀬暁彦(編成・プロデュース) |
製作 | TBSテレビ |
放送 | |
放送チャンネル | TBS系列 |
映像形式 | 文字多重放送 番組連動データ放送 |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2021年1月17日 - 3月21日 |
放送時間 | 日曜 21:00 - 21:54 |
放送枠 | 日曜劇場 |
放送分 | 54分 |
回数 | 10 |
公式ウェブサイト | |
特記事項: 初回は25分拡大(21:00 - 22:19)。 第二話・第九話・最終話は15分拡大(21:00 - 22:09)。 |
これまで『JIN-仁-』『世界の中心で、愛をさけぶ』『白夜行』『義母と娘のブルース』など綾瀬はるか出演作品を数多く手掛けてきた森下佳子によるオリジナル脚本。
モチーフとなるのは鹿児島・奄美大島に伝わる「月と太陽の伝説」。「本当は月は太陽に、太陽は月になるはずだった」という伝説を、刑事と殺人事件の容疑者ふたりの入れ替わりに重ねて物語が展開する。
綾瀬はるかは日曜劇場に数多く出演しているが、主演は本作が初となり、高橋一生は本作が日曜劇場初出演となる。
詳細は「#エピソードリスト」を参照
陽斗が起業したベンチャー企業。MITの研究で国際特許を得た殺菌力が強いプロ仕様の特殊洗剤「バニッシュワンダー」を製造販売している。
※ 入れ替わり後の彩子・陽斗の示し方については、肉体(魂)という形で記述する。
例:陽斗の肉体に入れ替わった彩子の魂→陽斗(彩子)
話数 | サブタイトル[10] | 初回放送日 | 演出 | 視聴率[11] |
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第一話 | 心と体が大逆転物語! 私が男でアイツが女!? 私が連続殺人犯なの!? 運命の針が今、動くー | 2021年1月17日 | 平川雄一朗 | 16.8% |
警視庁捜査一課の刑事・望月彩子は七番町で発生した殺人現場に臨場すると、顔面が変形するまで殴打され口内にパチンコ玉を詰め込まれた被害者・田所仁志の変死体を目の当たりにする。その一方で清涼感のある現場に違和感を感じ犯人が現場を清掃したのではと考えていたところ、同居人・渡辺陸からニオイのない特殊な洗浄剤があることを教えてもらう。陸の情報を頼りに洗浄剤メーカー「コ・アース」の社長を尋ねると通勤電車で今朝方マスクをくれた男性・日高陽斗と再会する。彩子は陽斗に殺人事件を説明すると、発表されていない「田所は一人暮らし」という捜査情報を口にしたことから、陽斗に疑いの目を向けるが、管理官・五十嵐公平から以前の捜査のしくじりを理由に捜査を外され、天敵である先輩刑事・河原三雄に引き継ぐように指示されてしまう。名誉挽回のため手柄を立てたい彩子はバディを組む後輩刑事・八巻英雄と秘密裏に捜査を続行すると、陽斗のMIT在籍時の共同研究者・九十九聖から陽斗がボストンで連続強姦殺人の重要参考人であった情報を入手する。彩子は陽斗の事件当日の動きをシェアバイクの駐輪場にある防犯カメラの映像から探し当てるが、八巻がボストン時代の陽斗の情報を捜査会議で漏らしたため、河原に手柄を独り占めする気だろうと挑発されその映像を渡すことになる。河原に陽斗逮捕を抜け駆けされることを焦った彩子は事件当日の動向や鑑識課の新田将吾から得た殺害現場で検出されたカーキ色の革手袋の情報を元に陽斗に田所殺害を自首させようと試みるが、物証となるその革手袋を歩道橋の下を走行していた長距離トラックの荷台に廃棄されてしまう。そこで彩子は不法投棄の別件逮捕で陽斗の身柄を拘束しようとしたところ、もみ合ううちに2人は歩道橋の階段から転落し気を失い病院に搬送される。彩子は病室で目を覚ますと陽斗の体に入れ替わっており、また陽斗は彩子の体と入れ替わっていた。混乱する陽斗(彩子)の前に彩子(陽斗)が現れ、田所殺害の凶器とされる丸い石を片手に殺人事件の容疑者とそれを追う刑事の立場が逆転していることを冷静に説明され、殺人犯として逮捕されるか、協力して言うことを聞くか選択を迫られる。 | ||||
第二話 | 決戦!? アイツと私!! アイツの身体が刑事で私の身体は殺人犯!? | 1月24日 | 平川雄一朗 | 14.7% |
殺人犯として逮捕されることを避けたい陽斗(彩子)は仕方なく彩子(陽斗)に協力し、指示通り陽斗の自宅マンションから殺人の数々の物証が詰まった段ボールを運び出し家宅捜索を乗り切り、河原からの任意の聴取も「散歩」をアリバイに強引に押し切り、「コ・アース」の社長秘書・五木樹里が手配した弁護士の力を借り疑わしい部分は残るものの解放される。難局をどうにか乗り切った陽斗(彩子)であったが、自分と入れ替わった彩子(陽斗)が同居人の陸と何かの間違いで情事に及んでいないか心配し、「コ・アース」で取締役の富樫義貴が取り仕切る難解な言葉が飛び交う経営会議に出席しストレスを感じたことから、なんとか元の体に戻れなものかと頭を抱え、彩子(陽斗)を歩道橋に呼び出し再び階段から転落して入れ替わりを図るが元に戻ることはできなかった。一方、彩子(陽斗)は殺人事件の捜査本部が置かれた警視庁内で捜査情報を入手できることから陽斗(彩子)が逮捕されないように手を回し、プリペイドのスマホを使い陽斗(彩子)と連絡を取り捜査情報を共有するなどしていたが、そんな中、同居人の陸からの質問でスマホのロケーション履歴が陽斗(彩子)と別れた病院から密かに記録されていたことに気付き、陽斗(彩子)に裏切られていたことを知る。彩子(陽斗)はマンションを訪れ、陽斗(彩子)の好物であるというナッツを振る舞うが、陽斗は重度のナッツアレルギーを持つ体質であったためアナフィラキシーショックを発症し陽斗(彩子)はショック死しそうになる。しかしマンションのセキュリティーでその状況を外部に伝えると抵抗し、アレルギーを緩和させる薬を提供させて死を免れる。この出来事で彩子(陽斗)の狂気を悟り勝ち目がないと陽斗(彩子)が涙していたところ、病院から戻ってきて以降、彩子(陽斗)の様子が変わったことに違和感を持っていた八巻がマンションを訪問し、彼と彩子の間でしか知り得ない情報を質問され、陽斗(彩子)がその質問に答えたことから、八巻は彩子と陽斗が入れ替わっていた真実を突き止める。そして彩子(陽斗)が病院で太陽と月が入れ替わる伝説を八巻に語っていたことを教えられ、殺人の物証が詰まった段ボールに奄美大島行きのチケットの半券があったことを思い出した陽斗(彩子)は、奄美大島に入れ替わりの秘密があるのではないかと考えを巡らせる。 | ||||
第三話 | 伝説の謎は奄美大島! アイツはここにいた!? | 1月31日 | 青山貴洋 | 14.1% |
入れ替わりの秘密を探るため陽斗(彩子)は奄美大島行きを決意するが、田所殺害の決定的証拠である陽斗が廃棄した革手袋をその存在を知る河原よりも先に入手しないことには逮捕されてしまうリスクが付きまとうため、警視庁に出入りできる八巻に革手袋のブランドを教えた上、すり替えることを依頼し、自身は奄美大島へと向かう。河原の根回しで革手袋を大捜索することを知った彩子(陽斗)は応援と称して革手袋の鑑識作業を手伝うことを申し出たため、彩子(陽斗)にも革手袋を奪われないよう八巻は警視庁に届けられた革手袋をすり替えるが、不注意で左の手袋を右の手袋と入れ間違える失態を犯す。彩子(陽斗)は八巻のミスを見逃さず、陽斗(彩子)に電話をかけ、警察内の協力者に手袋をすり替えさせたのではないかと揺さぶりをかける。そんな中、陽斗(彩子)は奄美大島に到着し、当地の民族博物館で入れ替わり伝説を調査し、海岸に田所殺害に使用されたのと同じ丸い石があることを発見し、宿泊した民宿に以前、陽斗が宿泊していたことを確認する。そこに八巻から革手袋の捜索が打ち切られたと連絡が入り、本物の革手袋も入手できたことから一安心していたところ、彩子(陽斗)により片側だけの手袋の写真が掲載されたサイトがあると情報が提供され、残りの片方の革手袋と思わしきものが発見され、警視庁の科捜研で田所のDNA検出が行われることになる。遂に物証を抑えられたと八巻に当たり散らすも陽斗(彩子)は自分の無力さを嘆くが、八巻から手袋から採取された試料がバクテリアに分解され田所のDNAは検出されなかったと連絡が入る。科学関係の知識がある彩子(陽斗)が故意に証拠隠滅を図ってくれたか疑念が残るものの、兎に角これで物証がなくなり逮捕される可能性が無くなったと安堵していたところに彩子(陽斗)が逆さ吊りにされた人間をゴルフクラブで滅多打ちにする動画が送信されてくる。その頃陸は廃棄した家庭ごみの中に血まみれのつなぎを発見し、彩子が捨てたのではないかと困惑する。 | ||||
第四話 | 入れ替わりの真相!? 本当のアイツの正体 | 2月 7日 | 松木彩 | 13.4% |
陽斗(彩子)は任意で河原からの取り調べを受け、第3の猟奇殺人の犠牲者四方忠良の死亡推定時刻のアリバイを確認されるが、マンションの防犯カメラの映像により在宅が証明され、更に大捜索で発見された革手袋の持ち主であるか確認されるが、逆に警察の方が分かるのではないかとはぐらかし、証拠がないことから解放される。その直後、河原は帰り際の陽斗(彩子)が女性の彩子(陽斗)の胸ぐらをつかむ光景を目撃し、彩子(陽斗)も猟奇殺人に関わりを持つのではないかと疑うようになる。「コ・アース」に戻った陽斗(彩子)は殺人事件の捜査で洗浄剤を販売した会社が警察から執拗に取り調べを受け契約を打ち切ろうとする事案に対処するよう富樫から求められるが、殺人事件で警察が取り調べるのは当然だと口論になり、警察に呼び出されて以降人が変わったと秘書の五木から心配されたことから、警察から呼び出される前日、階段から落ちて頭を打ち記憶を失ったと咄嗟にウソをつく。すると五木によって瞬く間に社内に情報共有されウソが既成事実化し、妹の日高優菜からも心配されてしまう。血まみれのつなぎを発見し悩んでいた陸はバイト仲間で「師匠」と慕う湯浅和男に彩子(陽斗)の変貌ぶりを相談するなどし、それとなく本人に探りを入れるが鑑識で血痕が飛び散る実験を手伝った時のゴミだと話を誤魔化される。その頃、殺害された四方の屋敷周辺で聞き込みをしていた河原と、彼のバディ幅健太郎は外国人留学生のグエン・チ・ミンから、四方の死亡推定時刻頃に彩子を目撃した証言を得たことから、怪しいと睨んでいた彩子(陽斗)を取り調べに持ち込もうと、河原はグエンを買収し、彩子を目撃したと面通しで証言させようとする。しかし、河原の不穏な動きを八巻経由で知った陽斗(彩子)は入手した革手袋を彩子(陽斗)に渡すのに交換条件として邪魔になるグエンを殺害しないことを誓わせるとともに、正義を貫くため自身も破滅することを覚悟で先日送られてきた彩子(陽斗)が四方を殴打する動画を警視庁に突き出し道連れで地獄に落ちる覚悟があることを示す。そこで彩子(陽斗)は河原より先に陽斗(彩子)をグエンに接触させ、父・日高満の会社・サンライズフーズへの就職斡旋を交換条件に汚職警官の河原を捕まえたいと彼が懐柔する様子を撮影することに協力させ、その映像を警視庁に送信したことで捜査一課長の十久河広明の知るところとなり、河原は違法な捜査を叱責され、捜査から外されることになる。 | ||||
第五話 | アイツの2つの顔と新しい容疑者の顔!? | 2月14日 | 平川雄一朗 | 13.2% |
彩子(陽斗)の様子が変わった原因を探ろうと、陸はこっそり彼女の私物をチェックし公園のコインロッカーのキーを発見し湯浅の協力を得てキーの複製を作成して、ロッカーの中身を確認すると、「日高はると」と宛先が書かれた手紙を発見したことから陽斗(彩子)に連絡を取り対面する。しかし、その時「コ・アース」では陽斗が殺人事件に関与した疑惑が外部に漏洩しネガティブキャンペーンで混乱しており、陽斗(彩子)は一旦会社に戻り、情報拡散者を特定するよう陣頭指揮を執り、彩子(陽斗)にも連絡を取り警察内部の情報漏洩者を探し出すよう強力を要請する。一方、過去の捜査情報のデータベース化作業に回された河原は過去の資料を読み返すうちに第1の猟奇殺人とされる神奈川の法務官僚・一ノ瀬正造の殺人事件で不審者の目撃情報を証言した戸田一希が虚偽の証言をした可能性が高いという結論に至り、戸田の居所を探すことに。日を改め再び陽斗(彩子)と対面することになった陸は、陽斗(彩子)から自分は彩子であるということを打ち明けられ、これまでの疑問の辻褄が合うことから、その発言を信じ、「日高はると」宛ての手紙に書かれていた「明日3時 学校のそばの歩道橋で待ってます」というメッセージを伝える。そんな中、バイスター社の財務担当が「コ・アース」の買収を提案するため来社し、時を同じく陽斗が反社の人間とつながりがある合成写真が出回りだしたことから、怪情報の拡散者はバイスター社で、警察の捜査情報は陽斗に嫉妬する九十九に捜査に協力するとのせられた八巻が知らず知らずのうちに漏洩してしまった可能性が高いという結論に至る。そこで陽斗と彩子は協力し、ギャンブル狂で反社との繋がりがある九十九が違法賭博場にいると踏んで読み通り居たところを彩子(陽斗)は常習賭博罪で現行犯逮捕し、陽斗(彩子)はバイスター社の財務担当に九十九と密会している動画を見せることで仕掛けられた買収話を潰し、九十九が仕掛けた「コ・アース」の乗っ取りを阻止する。陸は陽斗(彩子)からの忠告で危険な殺人犯かもしれない彩子(陽斗)から逃れるため同居するアパートを仕事を理由に抜け出していたが、彩子の密偵となるためアパートに戻ることを決意する。その頃、河原は戸田の居所を突き止め、一ノ瀬正造の殺人事件について事情聴取を行おうとしていた。 | ||||
第六話 | もう一人のキミ現る! アイシテルのサイン | 2月21日 | 青山貴洋 | 14.7% |
陽斗(彩子)は「日高はると」宛ての手紙を隠していることを彩子(陽斗)に質問し手応えを感じ手紙の差出人を庇っていると考え、秘書の五木や陽斗の妹・優菜に差出人に心当たりがないか探りを入れる。その頃、河原は一ノ瀬の殺人事件の不審者を目撃した戸田を問い詰め、SNSで知り合った「Ø」を名乗る男に個人情報を売り、後に一ノ瀬が殺害されたことを知って自分が情報売買したことが発覚することを恐れ、捜査をかく乱させるためデタラメな不審人物の目撃情報を証言したことを白状させる。八巻は逮捕された九十九から司法取引を持ち掛けられ、陽斗が嫌疑をかけられた猟奇殺人は決まって新月の晩に起こることを教えられる。そんな中、彩子(陽斗)が発熱を理由に仕事を休み今日が新月の日であることから、八巻は彩子(陽斗)が新たな殺人を行うと危惧して陽斗(彩子)にそのことを連絡する。陽斗(彩子)は殺害ターゲットのリストがあったことを思い出し、次の犠牲者を特定するため、彩子(陽斗)がリストを保管してたであろう付箋が挟まれたコインロッカーを探し出し、リストを回収するよう陸に便利屋の仕事として依頼する。陸は湯浅が連れてきた多数のバイト仲間と協力しロッカーを探し当て、管理会社に暗証番号を忘れたとウソをつき中身を回収することに成功する。その頃陽斗(彩子)は八巻に手配させた車で歩道橋の近くに張り込み、彩子(陽斗)が現れるのを待ち構えていたが、若い男が歩道橋に赤いスプレーで「9」と落書きしたことからその男を問い詰めると池袋西口のガード下で「40代くらいのおっさん」から落書きするよう金を渡され依頼されことを白状する。その時陸からリストの写真が送信され、リストと共に保管されていた漫画が「Ø」という清掃作業員の青年がミスターXが数字で指名する法で裁けない悪人を殺害するという内容であることを教えられ、リストで「9」と読める警備会社社長・久米正彦がターゲットであると推測し、彼の屋敷の周辺を警備する。しかしその時には既に清掃員に変装し防犯カメラに映らない侵入経路を確認していた彩子(陽斗)が久米の屋敷に潜伏しており、明け方に屋敷の中から逃亡する姿を陽斗(彩子)が目撃したため、後を追うが取り逃がしてしまう。殺人を阻止できなかったかと思われたが久米夫婦がジョギングに出かけ、殺人は実行されなかったことを知り、陽斗(彩子)と八巻は安堵する。すると陸から「9」の落書きを消して欲しいと「クウシュウゴウ」という人物から依頼があり、実は「4」「2」の落書きを消して欲しいと以前も依頼があったことを教えられる。その頃、河原は新田の協力を受け、戸田に情報料を振り込んだ「クウシュウゴウ」の入金記録を頼りに十和田元という人物を特定するが、自殺して既に故人で、遺留品も特殊清掃業者に殆ど処分されたが「東」という清掃員が一部を持ち帰ったことが判明する。時を同じく陽斗(彩子)のスマホに以前訪れた奄美大島の民宿の主人から連絡が入り、陽斗に会ったことのあるリピーター客から話を聞くことが出来たが、その客は陽斗から「日高陽斗」ではなく「アズマサクヤ」と名乗られていたことを教えられる。 | ||||
第七話 | サラバ愛しき関係! 明らかになる正体!? | 2月28日 | 松木彩 | 14.7% |
河原は「東」が十和田の遺留品の中から漫画の原稿を持ち帰ったことを知る。陽斗(彩子)、陸と八巻の3人は歩道橋の落書きを消す依頼をする「クウシュウゴウ」の正体を突き止めようと前回「9」の落書きを実行した若い男を呼び出し、「クウシュウゴウ」は右の手のひらにホクロがあるという特長を聞き出す。陸と八巻はその情報をもとに歩道橋に現れる男性の右の手のひらを確認するなどして「クウシュウゴウ」が現れるのを待ち続けたが、そこに彩子(陽斗)が現れたことから、陽斗(彩子)は奄美大島の宿の主人から聞いた「アズマサクヤ」のことを確認すると、彩子(陽斗)は明らかに動揺する。その直後、陽斗(彩子)のスマホに父・満から連絡が入り、記憶をなくして心配しているので実家に一度戻ってくるようにと告げられたことから福岡へと向かう。翌日、彩子(陽斗)は病院で火災事故でなくなった遺体の確認をしており、そこで身元不明の搬送者の世話もしているという医療ソーシャルワーカーの千田と出会ったことから膵臓がんを患っている「東朔也」という人物を探して欲しいと願い出る。陸と八巻はその後も歩道橋で「クウシュウゴウ」が現れるのを待ち続けたが、「入金しました」と陸のバイト用のSNSに連絡が入ったことから、結局「クウシュウゴウ」は現れず解散することに。陸は陽斗のマンションに戻るとそこには何故か彩子(陽斗)が待ち構えており、陸にキスをして彼が呆然としている間に東朔也が服用している薬を確認して逃げ出し、千田にその薬の名前を連絡する。陸は歩道橋で落書きを消す仕事をしている現場で何故か湯浅と遭遇したことがひっかかっていたことから漠然と湯浅が「クウシュウゴウ」なのではないかと疑念を抱き彼を居酒屋に誘い確認しようと試みるが、飲食後、湯浅が倒れたため救急車で病院に搬送される。その頃陽斗(彩子)は福岡の実家で父・満から「日高はると様」宛ての手紙の差出人は生き別れになった二卵性双生児の兄・東朔也からのもので二人は小学生の頃学校の近くの歩道橋で対面しており、陽斗は母・茜の連れ子で、朔也は実父・東貞夫に引き取られていたことを教えられる。これらの事実から彩子は双子の兄・東朔也がクウシュウゴウで、弟の陽斗と共謀して漫画の内容をなぞるように一連の殺人事件を実行したのだろうと断定する。次の日、彩子(陽斗)のもとに千田から「東朔也」と思わしき人物が病院に搬送されたという連絡が入り病院に向かうも、病院の手前で警備会社の本部部長・久米幸彦が殺害され、現場の状況から一連の猟奇殺人の可能性があると五十嵐から連絡が入り、「リストにない奴狙って、もうこれ反則だろ…」と呟き、急遽現場に臨場することになる。そして久米幸彦の殺害現場で指紋が検出されたことを知った彩子(陽斗)は「もう終わりだ…」と絶望する。その頃病室では湯浅に付き添う陸が彼の右の手のひらにホクロがあるか確認するため、包帯を剥がそうとしていた。 | ||||
第八話 | 愛と裏切りの果て!? 運命と悲劇の大逆転 | 3月 7日 | 平川雄一朗 | 14.8% |
河原は3年前の一ノ瀬殺しは初代「クウシュウゴウ」十和田の犯行で、彼の自殺後に事故物件の清掃で漫画を入手した東朔也が感化され2代目「クウシュウゴウ」となり陽斗と結託して田所、四方を模倣犯的に殺害したと仮説を立て、彩子も2代目の犯行に関与していると睨む。陸は湯浅の右の手のひらにホクロを見つけ、彼が「クウシュウゴウ」と確信するが、意識を取り戻した湯浅の頼みで病院を抜け出す手助けをする。その頃陽斗(彩子)は秘書の五木から朔也と陽斗が奄美大島へ旅行に行こうとしたが実現しなかったと教えられる。その後、八巻から警備会社社長・久米正彦の息子・幸彦が殺害されたと一報を受け、死亡推定時刻が久米社長宅の警備中で、彩子(陽斗)をそこで目撃したことから、幸彦殺害は彩子(陽斗)には不可能なため、彩子(陽斗)は兄・朔也の犯行を止めるために動いていただけではと考えるようになる。すると八巻とともに彩子(陽斗)が「コ・アース」を訪問し、八巻が自分たちの入れ替わりに気付いていたのは既にお見通しと打ち明け、捜査の手が及び逮捕の可能性が出たので陽斗(彩子)に「コ・アース」社長を退任するよう願い出る。しかし。陽斗(彩子)は真犯人は兄・朔也で、彼の犯行を止めているだけの陽斗が逮捕されるはずがないと反論し、下手な芝居で兄を庇わず、どんな人でも殺されてもいい訳がなく、どんな理由があっても人を殺めてはいけない当たり前のルールを守るべきだと正論を突きつける。そのため彩子(陽斗)は朔也を庇うことを諦めると言い、その代わり社長を辞任することを再度願い出る。陽斗(彩子)はマンションに戻ると入手した殺人の物証が詰まった段ボールが無くなっていることに気付き陸に連絡すると、物証は彩子(陽斗)に回収されてしまい、現在「クウシュウゴウ」と思われる人物に同行中と告げられる。そこで陽斗(彩子)は東朔也の顔写真を陸に送信し、知り合いだからと言って取り逃がさないようにと釘を刺す。その頃河原は、ホンボシと睨んだ東朔也と殺害された久米幸彦の接点を秘密裏に捜査し始める。そして陽斗(彩子)が社長を退任し、富樫に引き継がせた頃、彩子(陽斗)は久米幸彦の殺人事件で特定された被疑者(東朔也)のスニーカーや衣服を調達し、彼が遺書を残し川で入水自殺した偽装工作をして捜査をかく乱させる。しかし東朔也が陸と同行中と知る陽斗(彩子)は自殺の偽装を指摘し、鑑識の新田もよくできた物証だが偽装であると見抜き、川での捜索を切り上げさせる。捜査本部では一課長の十久河が事件の新たなネタがないか部下たちに問いかけたところに河原が現れ、久米幸彦の殺害現場近くの防犯カメラに映っていた男はAI照合の結果、東朔也という人物でほぼ間違いないと分析され、彼がかつて幸彦の警備上の失態の濡れ衣を着せられ、父の正彦に不当に警備会社を解雇された怨恨があると報告、また彩子(陽斗)が死亡者検索システムで朔也の行方を追っていたことも暴露する。そのため、彩子(陽斗)は「コ・アース」の清掃員として朔也が浮上したと報告せざるをえず、時を同じくして久米幸彦の飼い犬の糞から陽斗の乳歯が発見されたと鑑識から報告が上がったことから十久河は陽斗と朔也の両名の身柄を拘束すべく緊急配備を発動する。八巻は慌てて陽斗(彩子)に緊急配備が発動されたと連絡するが、その様子を河原に目撃され問い詰められる。捜査員は陽斗(彩子)を拘束しようと「コ・アース」に大挙して現れるが、五木の機転で追っ手から逃れることに成功し、その後落ち合った五木から事情を説明してほしいと言われたことから、陽斗(彩子)は陽斗と彩子が入れ替わったことを打ち明ける。五木は陽斗(彩子)の話を信用し、陽斗は人を殺せるような人物ではないが、兄・朔也に同情し犯行に加担するかもしれないと告げ、陽斗は彩子を助けるためもう一度入れ替わってくれるのではないかと予想する。するとそのタイミングで彩子(陽斗)から呼び出され指定された歩道橋に向かうと彩子(陽斗)から「田所殺害の容疑で逮捕する」と迫られる。陽斗(彩子)は手錠、満月、凶器の石と前回入れ替わった際の条件が整ったと気付いた瞬間、2人はもみ合いになり歩道橋から転落する。 | ||||
第九話 | 最終章前編~告白! アイツの真実の告白…永遠の時間は15分 | 3月14日 | 平川雄一朗 青山貴洋 | 16.5% |
彩子と陽斗は歩道橋から転落したことで元の体に戻る。陽斗はただ逮捕しようとしただけと主張するが、彩子は元に戻ることで自分を守ろうとしたことを見抜き、彩子は陽斗を逮捕せず、主犯の東朔也を逮捕するので兄にもう会えなくと呼びかけ、陽斗を朔也に対面させようとする。そこに八巻が捜査情報を漏洩した通話相手の位置をGPSで特定した河原が現れ、彩子が陽斗と共にいるのを怪しみ陽斗を逮捕しようとするが彼に急所を蹴られて悶絶し、その間に逃げられてしまう。彩子は陽斗を追跡する体でともに警察の緊急配備をかいくぐり、陸と連絡を取り元の体に戻ったので朔也と陽斗を対面させたい旨を伝え、現在陸と朔也は奄美大島に向かっていると教えられたため、奄美大島で落ち合うことにする。彩子は八巻に逃走用の車を手配させ陽斗と共に奄美大島へ向け移動、八巻には警察の追っ手を騙すため陽斗のクレジットカードを渡し、北へ移動させカードの使用履歴を残し、ウソの行先の工作を依頼する。八巻は彩子の指示通り仙台行きの新幹線のチケットをカードで購入し、仙台のカフェでカードを使用してウソの行先の工作を行うが、八巻のスマホのGPSを確認し、松島周辺にいることを確認した河原にはおとりであると見抜かれる。河原は彩子と陽斗の行方の手がかりを掴むため彩子のアパートに違法に潜入し、家宅捜索をして陽斗が彩子の体の時に回収した革手袋と洗浄剤のサンプルが納められた段ボールを発見、陽斗と彩子が共犯関係であると確信を強め、物証の中に奄美大島行きの飛行機の半券も見つけたことから、2人は奄美大島に逃走していると推測する。彩子は道中、陽斗から「コ・アース」の清掃員として兄と知らずに朔也と再会し、彼の右の手のひらのホクロを目撃したことを切っ掛けに彼が兄であることを突き止め、兄を奄美大島の旅行に誘ったが前日キャンセルされ仕方なく一人で奄美に行き、運命に負けている気がしたので、奄美では東朔也を名乗り兄と一緒に旅行に行ったつもりになっていたと明かされる。また、旅行から戻ると兄は清掃員の仕事を辞めアパートを引き払っており、実は結婚などしておらず認知症の父・貞夫の面倒を見ていたが奄美行きを知った父が「母親に会いに行くのだろう」と誤解して口論となり、その際に誤ってアパートの外階段から転落死してしまったことを後で知ったと告げられる。その後、乗船した奄美行きの客船で陽斗から行方不明だった朔也の居所を突き止め再会したが、その際、膵臓がんで余命半年なので自殺した殺人犯が描いた漫画のように「世の中のために殺した方がいいと思える奴らを殺してこの世からおさらばする」と言われ、たった15分早く生まれただけで辛く苦しい人生を送ってきた苦悩を吐露され、再び行方をくらまされたと告げられる。陽斗は本当に殺人をするはずなどないと高を括っていたが、朔也を待つと言った歩道橋に「2」と落書きされ、田所の屋敷を確認し行くと本当に田所が殺害されており、凶器の石や洗浄剤が置かれていたため、これは兄が通報するかどうか選択を迫っていると感じ、余命半年の兄を捕まらないようにする選択をしたと告げられる。その後同じ客船に陸と朔也も乗船していたことを知った彩子は朔也に「あんたはクウシュウゴウなんかじゃない!あんたのこと好きで心配して守ってやろうっていう人間いる!」と言いながら殴り掛かる。彩子の訴えに朔也は「どうか陽斗を守って欲しい」と懇願する。陽斗と朔也は2人きりで話をし、久米正彦から幸彦にターゲットを変更したのは、正彦の屋敷を陽斗たちが警備していたのを目撃し、これ以上陽斗を自分の行う殺人に巻き込むのはよそうと目が覚め、干渉されないようにするためターゲットを変更し、陽斗の乳歯が現場で発見されたのは、犯行後に発作を起こし、財布から薬を取り出す際に誤って財布に収めていた乳歯を落としたためだったことが明らかとなった。客船が奄美にあと30分で到着する頃、朔也は体調を崩し危篤状態に陥る。港には陽斗を確保するため警官たちが大挙して待ち構えており、その中には河原の姿が。船が寄港するとともに警官たちはいっせいに乗り込み陽斗を捕まえようとするが、陽斗は彩子にナイフを突きつけ「僕を追ってください」と言って逃亡し、デッキで「あなたに逮捕されたかった」と彩子に逮捕されるが、河原が現れ、彩子も犯人隠匿、証拠隠滅の容疑で確保されてしまう。 | ||||
最終話 | 遺言〜アイノカタチ 魂逆転の果て…サヨナラの決断 | 3月21日 | 平川雄一朗 青山貴洋 | 20.1% |
東朔也と話をさせてくれれば彼の居場所に案内すると陽斗から交換条件を持ち掛けられたことから、容疑者確保のため陽斗を伴い奄美大島に向かっていたという彩子の話が陽斗、八巻の証言と一致し容疑者も確保したので、彩子は始末書だけで処分を免れる。被害者が朔也の関係者ばかりのため、主犯は客船で死亡した朔也とする方向で捜査が続けられたが、陽斗が全て単独犯で実行したと犯行を認める自供をしたため、陽斗が主犯として送致されることが決定する。彩子は朔也が主犯であると主張するが、陽斗本人が認めたため覆すことが出来ず、送致取り調べも十久河の指示で河原が行うこととなる。彩子は朔也が実行犯である物証を探すため鑑識課に赴き、物証を完全に無視して陽斗の自供に載った捜査一課の捜査方針は鑑識をバカにしていると憤慨していた新田も彩子に協力し、物証を調べ直し、朔也の遺体の再検死と自宅アパートのガサ入れをすることとなる。陽斗は河原の取り調べに対し、殺人は兄に対するプレゼントで、在宅が証明された四方の殺人は防犯カメラに映らないで抜け出す方法を供述し、久米幸彦の殺人は犯行後に朔也が止めに入ったために彼の血痕などの痕跡が残ったと供述するなどして全て単独犯で矛盾なく成立する供述を行う。河原は陽斗が彩子を庇い立てするために1人で罪を被っていると見ており、彩子に対して「お前の正義感がどうなってるんか俺こそ知りたいわ」と述べ、陽斗の供述を覆させるように腹をくくる覚悟を求める。その頃、未だ鹿児島県警に滞在している陸は朔也が所持していたSDカードを手に入れていたが、田所殺害時抜き取られた防犯カメラのSDカードを探している彩子にSDカードを見たことがないとウソをつく。彩子は陽斗が送致される前、義父や妹、「コ・アース」の残された社員のことを考えて本当のことを供述するように訴えかけるが、河原から確認された供述調書を全て認め罪を一人で被ろうとする。しかし、河原は彩子のアパートから洗浄剤や革手袋など殺人に関する物証を発見したことを問い詰め、彩子が殺人に関わっていることを白状させようとするが、陽斗は彩子がしつこく嗅ぎ回ったのでアパートに忍び込んで「灯台もと暗し」で隠したのだと反論する。その時、彩子は新田から朔也は殺人事件の当日か翌日に決まって同じパン屋の紙袋を持っていることがアパート近くの防犯カメラに映っていると報告を受ける。パン屋の近くにネットカフェがあることからスマホを持たない朔也はこのネットカフェから陸に連絡を取っていた可能性があると考え、ネットカフェに聞き込みに向かう。そこでは店員から朔也がネットカフェを利用していたことは確認できたが、同時にSDカードのデータを消して欲しいと頼まれたので消してあげたと店員から聞かされ、結局物証は入手できなかった。陸は朔也の遺体が安置された鹿児島県警の霊安室に留まっていると、朔也の遺体を引き取りたいと陽斗の義父・満が訪れ、朔也に付き添ってくれたことに対して感謝の言葉をかけられる。陸は満に朔也の最後の様子を話すうちに「全部俺が悪いんだ」「陽斗だけは守ってくれ」と言い残したことを思い出し、朔也が残したSDカードを隠してしまったことに後ろめたさを感じ、陸は鹿児島県警の刑事にあることをお願いする。その頃、陽斗は供述調書にサインをしようとするが、河原は幅に調べさせた東朔也が殺害された被害者たちに虐げられた過去の辛く苦しい人生を語り始め「この殺人はお兄ちゃんの声じゃないのか」「お前にその声を奪う正義はあるのか?」と詰め寄る。そこに彩子が現れ、鹿児島県警から東朔也が田所、四方、久米の3人を殺害したことを自供する映像が送られてきたので、このまま送致すると警察は冤罪を作り出してしまうと陽斗に送らきた映像を見せ、殺人を行っていないと供述するように迫る。陽斗は尚もその映像も兄に頼んだものであるとウソをつき罪を被ろうとしたため、彩子は小学生の頃、濡れ衣を着せられて警察官になることを志しており、その自分が濡れ衣を被ろうとする男を見過ごすことは、自分の正義を捨てることになると詰め寄り、遂に陽斗に殺人をしていないことを認めさせる。彩子は自宅に戻った陸に朔也が自供する映像を鹿児島県警から送ってくれたのは陸だろうと感謝するが、陸はそのことを否定し、その日を境に姿を消して彩子の前に現れなくなってしまう。朔也が犯行を裏付ける自供をする映像などの証拠が加わり、被疑者死亡ながら東朔也は3件の殺人容疑、日高陽斗は証拠隠滅2件、死体損壊2件の容疑で送致されることになり、陽斗は懲役3年の実刑判決を受け刑務所に収監されることになる。彩子と八巻の2名は今回の殺人事件解決の手柄と本部に無断で行動したことを差し引きされた評価で警察学校の教官へと異動することとなる。3年後、彩子は刑期を終えた陽斗から会って欲しいと連絡をうけ、例の歩道橋で再会し、凶器であった丸い石を母の形見として父・満が警察から返還してもらい、朔也の墓に収めると告げ、あの時の入れ替わりは過ちを犯そうとする息子2人を母が彩子に止めてほしかったためだったのではと当時を振り返る。一通り話を終えた2人はその場を去ろうとするが、すれ違うタイミングでシヤカナローの花が描かれた奄美の石が光り、2人は再び入れ替わってしまう。 |
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