大嶽 秀夫(おおたけ ひでお、1943年10月28日 - )は、日本の政治学者。専攻は、政治過程論・日本政治。学位は、法学博士(論文博士・1977年)。東北大学名誉教授、京都大学名誉教授。
京都大学時代のゼミ生に作家の万城目学がいる。
読売テレビ制作の「ウェークアップ!」のレギュラーコメンテーター時代には原田和明、本間正明らと論争を展開した。2000年頃から2年間、鬱病であったことを『日本型ポピュリズム』の中で告白している。
単著
- 『現代日本の政治権力経済権力』(三一書房、1979年/増補新版、1996年)
- 『日本の防衛と国内政治――デタントから軍拡へ』(三一書房、1983年)
- 『アデナウアーと吉田茂』(中央公論社[中公叢書]、1986年)
- 『再軍備とナショナリズム――保守、リベラル、社会民主主義者の防衛観』(中央公論社[中公新書]、1988年/講談社学術文庫、2005年)
- 『政策過程』(東京大学出版会、1990年)
- 『二つの戦後――ドイツと日本』(日本放送出版協会[NHKブックス]、1992年)
- 『戦後政治と政治学』(東京大学出版会、1994年)
- 『自由主義的改革の時代――1980年代前期の日本政治』(中央公論社[中公叢書]、1994年)
- 『政治分析の手法――自由化の政治学』(放送大学教育振興会、1995年)
- 『戦後日本のイデオロギー対立』(三一書房、1996年)
- 『「行革」の発想』(TBSブリタニカ、1997年)
- 『日本政治の対立軸――93年以降の政界再編の中で』(中央公論新社[中公新書]、1999年)
- 『高度成長期の政治学』(東京大学出版会、1999年)
- 『日本型ポピュリズム――政治への期待と幻滅』(中央公論新社[中公新書]、2003年)
- 『小泉純一郎ポピュリズムの研究――その戦略と手法』(東洋経済新報社、2006年)
- 『新左翼の遺産――ニューレフトからポストモダンへ』(東京大学出版会、2007年)
- 『20世紀アメリカン・システムとジェンダー秩序ーー政治社会学的考察』(岩波書店、2011年)
- 『ニクソンとキッシンジャー――現実主義外交とは何か』(中央公論新社[中公新書]、2013年)
- 『フェミニストたちの政治史 参政権、リブ、平等法』(東京大学出版会、2017年)
- 『日本とフランス 「官僚国家」の戦後史』(NHK出版[NHKブックス]、2017年)
- 『平成政治史 政界再編とポスト冷戦型社会運動』(筑摩書房[ちくま新書]、2020年)
編著
- 『日本政治の争点――事例研究による政治体制の分析』(三一書房、1984年)
- 『政界再編の研究――新選挙制度による総選挙』(有斐閣、1997年)
編纂史料
- 『戦後日本防衛問題資料集(1)非軍事化から再軍備へ』(三一書房、1991年)
- 『戦後日本防衛問題資料集(2)講和と再軍備の本格化』(三一書房、1992年)
- 『戦後日本防衛問題資料集(3)自衛隊の創設』(三一書房、1993年)