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日本の出版社 ウィキペディアから
株式会社国書刊行会(こくしょかんこうかい、英: KOKUSHOKANKOKAI INC.)は、東京都板橋区に本社を置く日本の出版社。1971年設立。
創業時は印刷業を営んでいたが、出版社から依頼された復刻版を印刷していた折に出版業参入のヒントを得て移行、まず学術資料書籍の復刻出版を目的として設立された。社名は、江戸期の有名な本を復刻出版していた明治期の出版社「国書刊行会」の名前を借用しており、同社の復刻版も出版していたことがあるものの、まったく別の会社である[1]。『明月記』『玉葉』の刊行で事業を開始。当初は神道・仏教の原典復刻版や、国文学・国史関係の学術資料の出版が主力であり、現在もこれらの分野の書籍を刊行している。
1975年からの「世界幻想文学大系」から、欧米、中南米、アジア諸国などの海外文学やミステリ、SFの翻訳出版も行っている。他に西洋・日本美術史関連の画集や大きな企画も多い。
「世界幻想文学大系」の出版以来、幻想文学やオカルト関連の翻訳本出版で一般には知られている。特に、ファンタジーでない実際の魔術に関する基本的書籍は、ほとんどここから刊行されており、アレイスター・クロウリーの法の書の邦訳版を刊行したことも有名である。なお「世界幻想文学大系」は、紀田順一郎と荒俣宏が企画しあちこちの出版社に持ち込んだが、あまりに壮大な企画のためにことごとく断られ、諦めかけている折にたまたま国書刊行会を訪ねたところ、社長の一存でたちどころに出版が決定したという。同シリーズの刊行により1976年度の日本翻訳出版文化賞を受賞した。
仏教書を刊行していたことから、寺院向けの物品を販売する部署もかつて存在しており、僧侶向けのシェーバーや座布団、傘なども販売していた[1]。
2012年、子会社にて釧路管内弟子屈町で源泉から湧き出す温泉の熱を活用した「バイナリー発電」事業を行うことを明らかにした。湯温97度の源泉1本を使う。最大出力100キロワット[2]。
2013年には初のDVD「天才執事ジーヴス」を発売。
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