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日本の映像ディレクター (1975-) ウィキペディアから
児玉 裕一(こだま ゆういち、1975年8月20日 - )は、ミュージック・ビデオやCMなどの演出を手がける日本の映像ディレクター[2][3]。vivision代表[4]。
数多くのCMや椎名林檎、東京事変、Base Ball Bear、Perfumeなど様々なアーティストのミュージック・ビデオを手掛ける映像作家で、実写にCGやアニメーションなど様々な技術を違和感なく自然に組み合わせる映像を得意とする[1]。それ以外にもVJやライブの演出も行う[1]。
新潟県立新潟高等学校卒。化学者を目指すべく東北大学理学部に進学するも、大学2年生の時に映像に興味を持ち、独学で映像制作を学んで作品作りを始める[5]。
大学卒業後、広告業界に入れば映像関係の仕事ができると考え、広告代理店の電通東日本[6]に就職する。しかし新聞・雑誌の広告スペースの仕入れを担当する媒体部に配属され、制作に携わる部署には行けなかった。そのため、1年ほどして退社してフリーになり、個人でモーション・グラフィックスを手掛けるようになる[1][7]。
一旦学生時代を過ごした仙台へ戻り、地元ローカルの若者向けテレビ番組やCMの制作に携わる。企画から撮影、編集、テロップまで、一人でやって当たり前というDIYな現場で経験を積んでいるときに「SPACE SHOWER TVで番組をやらないか」という話があり、再度東京に拠点を移して番組制作を担当することになる。そこで知り合ったレコード会社の人間からミュージック・ビデオの仕事のオファーを受けるようになり、以後、フリーディレクターとしてミュージックビデオやCMなどの演出を手がけるようになる[1][5][7]。
2006年より映像クリエイティブ集団CAVIAR(キャビア)に所属[2][5]。
2008年、映像ディレクターを務めたユニクロ(ファーストリテイリング社)のウェブ広告『UNIQLOCK』が、カンヌ国際広告祭、クリオ賞、ワン・ショーの世界三大広告賞すべてのインターネット部門でグランプリを受賞[8][9]。特にカンヌ広告祭のチタニウム部門は、テレビCMから新聞、屋外広告まですべてを含めた広告全体のグランプリとも言える賞であり、大会の事務局側が審査員を全員選出するという唯一の部門なので日本人の審査員もいなかったという[9]。
2013年9月、vivisionを設立[2]。
2016年8月21日(日本時間22日)に行われたリオ五輪閉会式の五輪旗の引き継ぎ式における次期開催地の東京を紹介するパートで、制作チームのチーフ映像ディレクターとしてドラえもんやスーパーマリオなどの日本のアニメやゲームのキャラクターとアスリートが共演する映像を手がける[10][11]。
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