中葛城山
大阪府千早赤阪村と奈良県五條市の境にある山 ウィキペディアから
大阪府千早赤阪村と奈良県五條市の境にある山 ウィキペディアから
中葛城山(なかかつらぎさん)は、金剛山の南に位置する、標高937.7mの山であり、金剛山地に属している。山頂は、大阪府千早赤阪村と奈良県五條市の境界上にあり[1]、金剛生駒紀泉国定公園のエリアに含まれている。金剛山に近いながらも、登山客が少ないため、静かな山歩きが楽しめるとして、一部のハイカーには人気がある[1]。
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山頂付近の奈良県側は、低木やクマザサが大量に群生しているもの高い木は少ないため、眺望が開けている。そのササヤブの中に、三等三角点(点名:北山)が設置されているが、この場所は、実際には、中葛城山の最高点[2]ではなく、それよりやや低い位置に存在している。なお、この記事では三角点の位置の標高を山の標高として表す。
一方、大阪府側は、植林された、杉とクマザサの山林が広がっており、眺望は一切効かない。山のすぐ北東(直線距離にして100m少々[2])に久留野峠(標高890m)があるため、登山者は、標高差60m少々をわずかな距離ではあるが、かなりの急勾配を登らねばならない[2][1]。
登山者の多くは、この山のみに登頂することはなく、ダイヤモンドトレールを金剛山方面から、神福山、紀見峠方面へ縦走する、あるいは、千早赤阪村にある金剛山ロープウェイ前バス停から、久留野峠へ登り、一度、この山へ登頂した後、再度金剛山へ向かうといった登山を行うものが多い[1][3]。また、久留野峠までは五條市小和町からの登山コースもある[4]。なお、金剛山地を縦走する自然歩道であるダイヤモンドトレールは、最高点付近を通るが、三角点を通過してはいない[5]。
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