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アメリカの映画作品 ウィキペディアから
『ライムライト』(Limelight)は、1952年のアメリカ合衆国のコメディドラマ映画。チャールズ・チャップリン監督・製作・脚本・主演。上映時間137分。
ライムライト | |
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Limelight | |
ポスター(1952) | |
監督 | チャールズ・チャップリン |
脚本 | チャールズ・チャップリン |
製作 | チャールズ・チャップリン |
出演者 |
チャールズ・チャップリン クレア・ブルーム ナイジェル・ブルース バスター・キートン シドニー・アール・チャップリン ウィーラー・ドライデン ノーマン・ロイド |
音楽 |
チャールズ・チャップリン ラリー・ラッセル(編曲)[1] レイ・ラッシュ(編曲)[1] |
主題歌 | 「テリーのテーマ(エタナリー)」 |
撮影 | カール・ストラス |
編集 | ジョー・インゲ |
製作会社 | Celebrated Productions |
配給 |
ユナイテッド・アーティスツ 松竹 |
公開 |
1952年10月16日 1952年10月23日 1953年2月12日 |
上映時間 | 137分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $900,000[2] |
興行収入 | $7,000,000(米国外)[3] |
配給収入 | 1億540万円[4] |
チャップリンが長編映画で初めて素顔を出した作品で、同時にアメリカでの最後の作品となった[注 1]。
タイトルのライムライトとは電球が普及する以前に舞台照明に用いられた照明器具で、名声の代名詞でもある[5]。
サイレント時代よりチャップリンと共に高い人気を誇ったバスター・キートンとも、本作で初めて共演している(後述の「キートンとの共演」を参照)。
日本では1953年に公開。1973年にリバイバル上映された際のキャッチコピーは「美しきバレリーナに よせる心を秘めて 舞台に散った道化の恋… 名優の至芸と 愛の名曲でうたい上げる 感動のチャップリン・シンフォニー」[6]。
イギリス一と言われた道化師のカルヴェロ。中年を過ぎてから、お酒を呑む日々を送っていた。
ある日カルヴェロは、テリーという美しいバレエの踊り子を助けた。テリーは姉が娼婦となって自分のレッスン代を払ってくれていたことを知ってから足がマヒしてしまった。すっかり失望して生きる気力を無くしていた彼女をカルヴェロは献身的に介抱し、もう一度バレエを踊らせる。
再び踊りはじめたテリーはダンサーの職を得、作曲家のネヴィルにも気に入られ新作バレエの第一ダンサーに抜擢される。一方のカルヴェロはカムバックに失敗し、逆にテリーに励まされる始末だった。
テリーに惚れ込んだネヴィルは彼女に愛を告白する。しかし彼女の想いはカルヴェロにあった。テリーはカルヴェロに結婚しようと言い出す。カルヴェロは年齢差や自らの境遇とテリーの順風満帆の現在を比べ、結婚話をばかげていると一蹴してしまう。カルヴェロは彼女の元を離れ辻音楽師へと落ちぶれてゆく。
カルヴェロと別れた後のテリーはヨーロッパ各地での興業でも絶賛される。その一方で第一次世界大戦が始まりネヴィルは出征してゆく。ロンドンに帰ったネヴィルはテリーを口説くが、彼女はまだカルヴェロのことが忘れられない。
ある日街角で偶然カルヴェロに再会したテリーは、もう一度彼を舞台に立たせるように手筈を調える。 再起の舞台で熱演するカルヴェロに観客は惜しみない拍手を送る。カルヴェロは熱演のあまり、予定よりも勢いよく舞台から転落。そのまま袖に運ばれる。転落した時に起こした心臓発作で残り僅かな時間を、鮮やかなライムライトの脚光を浴びて踊るテリーの姿を見ながら、カルヴェロは息を引取るのだった。
エドナ・パーヴァイアンスがバレエシーンの観客役でエキストラ出演しているという説がある[9][10]が、撮影日誌などを調べたデイヴィッド・ロビンソン、大野裕之らは否定している[要出典]。
キートンの出演は、当時、キートンが経済的に困窮していることを伝え聞いたチャップリンが、何らかの助けになればと起用したと言われている[要出典](キートンの回想によると、チャップリンはキートンが元気を無くしているものとばかり思っていたのに、案に相違して元気そうだったので驚いたようだった、という[11])。なお、「チャップリンがキートンの出演場面を大幅にカットした」との話があるが、それはまったく事実ではなく、キートンに注目をさせたかった彼の伝記作家が冗談で語ったことである[要出典]。チャップリンはキートンのシーンの幾つかもカットしたが、彼自身のシーンもまたカットした[12][注 2]。1956年にキートンは『マーサ・レイ・ショー』に出演し、そこでチャップリンとのシーンをマーサ・レイと共に再演した[注 3]。このシーンには『ライムライト』には無かったいくつかのギャグが追加された[12][注 4]。
劇中のバレエ「Death of Columbine」は、チャップリンがバレエ『ジゼル』の第2幕をベースに構想した[13]。
初公開から20年後の1972年に初めてロサンゼルスで公開され、1973年3月に開催された第45回アカデミー賞において劇映画作曲賞を受賞している[16]。
その他、個人のランキングでは、ホセ・ルイス・ゲリンが好きな映画の第3位に挙げている[18]。
以下は日本でのランキング
なおブルーレイに収録されているTBS版吹き替えは一般の募集からラスト10分以降がカットされている不完全な状態のものしか見つからなかったため、キートンとチャップリンがコントを行うシーン以降は字幕で対応する仕様となっている。
2015年にシアタークリエにて、この映画を原作とした音楽劇『ライムライト』が上演された。演出は荻田浩一、上演台本は大野裕之が担当。主演は石丸幹二[22]。
2024年8月3日からシアタークリエ他にて上演[24]。初演、再演に続いて、石丸幹二が出演する[24]。演出は荻田浩一、音楽・編曲は荻野清子[24]。
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