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『シャイニング・フォースII 古えの封印』(シャイニング・フォースツー いにしえのふういん、Shining Force II)は、1993年10月1日に日本のセガ・エンタープライゼスから発売されたメガドライブ用シミュレーションRPG。
ジャンル | シミュレーションRPG |
---|---|
対応機種 |
メガドライブ (MD) Wii Windows (Win) Linux Macintosh (Mac) |
開発元 |
クライマックス ソニック |
発売元 | セガ・エンタープライゼス |
プロデューサー | 高橋宏之 |
ディレクター |
高橋秀五 田口泰宏 |
シナリオ |
高橋宏之 久末律子 清水秀二 |
プログラマー |
田口泰宏 高橋秀五 小寺春樹 沼屋賢司 山本豊 田中つかさ |
音楽 | 武内基朗 |
美術 | SUEZEN |
シリーズ | シャイニング・シリーズ |
人数 | 1人 |
メディア | 16メガビットロムカセット[1] |
発売日 |
MD 1993年10月1日 1994年10月 1994年7月2日 Wii 2008年7月15日 2008年10月3日 2008年10月6日 Linux,Mac INT 2018年5月29日 |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) ESRB:E(6歳以上) PEGI:7 OFLC:G VRC:GA |
その他 |
型式 |
前作『シャイニング・フォース 神々の遺産』(1992年。以下「前作」と記載する場合あり)とほぼ同じシステムであるが、登場キャラクターを一新。物語については前作と同一世界だが異なる大陸を舞台としているとされる。前作との詳しい関連性についてはゲーム本編ではほとんど触れられないが、のちに刊行された小説版『シャイニング・フォース 神竜の血脈』では、前作と今作の登場人物が登場し関連性が書かれ、前作のその後の物語であることが明記されている[2]。
2008年から2019年までWii用ソフトとしてバーチャルコンソールにて配信された。欧米ではPlayStation 3およびXbox 360用ソフト『Sonic's Ultimate Genesis Collection』(2009年)などのオムニバスソフトに収録された(他機種展開についての詳細は「#移植版」を参照)。
移動は将棋やチェスのように決められた範囲内ならどこでも移動でき、範囲内に敵が居ればそれを選択して攻撃することができる。戦闘シーンに入るとプレイヤーと敵が斜めに向き合い、臨場感溢れる決闘シーンが表示される。
攻撃パターンには通常攻撃の他に複数の敵を攻撃対象にできる魔法もある。魔法はひとつの種類につき最大4レベル存在し発動時のアニメーションが丁重にもすべて異なっている。魔法はレベルが高いほど消費MPが大きくなるが、威力や効果範囲は格段に向上する。
主人公が倒されてしまうとゲームオーバーとなり街に教会に戻されるが、倒される前に主人公だけが使える「リターン」の呪文か「てんしのはね」のアイテムを使うことによっていつでも戦闘から離脱できる、またイベントの地点まで戻れば敵が新たに沸きなおるので、なんども挑戦してレベルを上げることも可能。経験値制度はEXPを100ポイント溜めれば1つレベルが上がり、レベルが高くなるほど敵から得られる経験値は少なくなるが、EXPが1ポイントしかもらえなくなってしまっても100匹のモンスターを攻撃すればレベルを上げることはできる。
また、本シリーズはレベルが一定の値を超えると教会で「転職」してより強くなることができる。この転職はどの職業になれるか固定で決まっていて、転職することでレベルが1に戻ってしまうが、元の職業のレベル20より転職した後のレベル20のほうが強く、ゲームの後半に登場する武器の装備条件などにもなっている。
その他、特徴的な点として、操作システムの行動選択が基本的に全て十字キーの上、下、左、右に割り振られていることが挙げられる(例:戦闘時移動後は攻撃、道具、待機、魔法が表示され、魔法を選択した場合は更にブレイズLv1、スリープ、ブレイズLv2、ブレイズLv3、など。状況に応じて適宜自動変化する)。
エンディングの最後にENDの画面が表示されるが、3分が経過すると最終ボスも含むボスキャラクターを次々と倒していく「おまけ要素」が隠されている。また、クリア後に最初からゲームを始めた時には、サブキャラクターの名前変更や難易度(敵の強さ)も4つのレベルから選択が可能になる。ただし、「難易度セレクト」を使う前よりも、難易度を下げるための選択肢はない[3]。
本作には多数の職業が登場する、前述した種族とは別。左は初期、右は転職後の職業名。また、転職後の職業が2つ書いてある場合、一番右は「転職アイテム」という特殊なアイテムを所持している場合に、それを消費して転職可能。「てんまのつばさ(天馬の翼)」、「せんしのほこり(戦士の誇り)」、「おうぎのしょ(奥義の書)」、「きあいのたま(気合の玉)」、「ぎんのせんしゃ(銀の戦車)」の5種類で、それぞれ1つずつしか手に入らない為、誰に使うかは考えどころ。また、転職する職業は一長一短なので、無理に使わないという手もある。
魔法は、僧侶や魔術師など、特定のキャラクターのみが使えるコマンドであり、MP(マジックポイント)を消費することで、使用できる。覚える魔法はキャラによって固定されており、レベルを上げることによって新しい魔法を覚えたり、よりハイレベルな魔法を使えるようになる。一部を除き、戦闘中にしか使用できない。
『シャイニング・フォース』に登場する装備品は「剣」「ナイフ・刀」「斧」「ランス」「スピア」「杖」「矢」「格闘武器」「リング」の9種類に分類され、職業によって装備できる武器のタイプは決められている。 「リング」はすべての職業が装備でき、他の装備と干渉しない。攻撃力以外のステータスが上がるものもある。 ただし入手できる個数は非常に限られている。武器による格闘戦は基本的に単体攻撃である。
「剣」「ナイフ・刀」「斧」「ランス」「杖」「格闘武器」は周囲4マスの敵のみを攻撃できる近接戦闘武器であり、後者になるほど攻撃性能は高くなる傾向にある。「スピア」は周囲8マス+縦横直線2マスの攻撃範囲を持つ。「矢」は周囲4マスを除き縦横直線2マス、周囲斜め1マスを基本攻撃範囲とするが、上位の矢はより広範囲の敵を攻撃できる。
また装備品の中には道具として使用すると魔法の効果を持つものがあり、あまり酷使すると「ひび」が入って、それに使用を続けると消滅してしまう。消滅する前に武器屋で有償で修理してもらうことによって、消滅することなく続けて使用することができる。なお、修理してもらわなくても、普通に武器として使う分には特に問題なく使える。消滅のリスクはあくまで「道具として使用するときのみ」である。
他にも、装備して攻撃するだけで特殊効果が現れる武器や、装備しているだけで毎ターンHPやMPが回復する武器も存在する。
装備品の中には呪われたアイテムが存在し、装備すると外せなくなり、ダメージを受けたり行動が制限されるなどのペナルティが課せられる。しかし、呪われた品物の多くは当然ながら非常に強力である。呪いは教会で解除してもらうことができる。
持てるアイテム数の上限は、現在装備している武器やリングを含めて4つまで。たとえば騎士などは遠距離攻撃もできるが威力の低いスピアと、近接戦闘のみだが威力の高いランスを装備できる。これらを場合によって使い分けるような戦い方をすると、他に持てるアイテムは2個に制限される。不要な品は、物語中盤で手に入る「キャラバン」に保管することができる。また、一部のレアアイテムは店に売却することによって「掘り出し物」として本来よりも割高な値段で再出品され、それを買い戻すこともできる。
神殿に祀られている古代の乗り物。入手後はフィールド上を主人公らについて走るようになる(町の中は走らない)。見た目は小さいが、逆に主人公達を小さくすることによって中に入ることができる。
機能としては前作の本陣のようなもので、戦闘に出るキャラクターを自由に選出することができる。戦闘可能メンバーは最大12人で、11人未満で出撃することも可能(1人で出撃することも可能)だが、主人公だけは戦闘メンバーから外すことが出来ない。
もう一つ重要な機能として「倉庫」がある。上記のように、旅先において入手した不要なアイテムを保管することができる。また、預けたアイテムはその場で捨てたり、鑑定することもできる。
戦闘時の特徴として、地形効果ボーナスというものが発生する。これはユニットの現在位置の地形タイプによって異なり、数値として左上にパーセンテージで表示される。
地形効果が高いほど敵から受けるダメージは緩和されるが、一般的に高い地形効果を持つ場所は山脈地帯や岩場、森林などの足場が悪い場所で、特定の職業のユニットがそれらの場所に侵入すると移動範囲が著しく狭くなる。
前作の舞台より遥か北方に位置するグランス島。盗賊のジッポはとある古代遺跡の探索中、何かの封印を誤って解いてしまう。それは遥か古の時代に封印された魔王ゼオンとその軍団の復活に関わるものだった。
一方、グランシール王国に暮らす少年ボウイは、一人前の剣士を目指し賢者アストラルの下で修行に励む日々を送っていた。ある日、グランシール王に異変があったとの報を受け、城へ急行するアストラル。興味本位でその後をつけたボウイ達はそこで偶然魔王軍の尖兵の復活を目撃してしまう。
その後、友好関係にあった隣国ガラムが突如としてグランシールへの侵攻を決定。ボウイ達はガラム軍との、そして魔王の軍勢との戦いに巻き込まれていくこととなる‥‥。
『シャイニング・フォース』の世界は一般的な剣と魔法の中世西洋ファンタジーである。
主に登場する種族は一般的な「人間」のほか、上半身が人間で下半身が馬の「ケンタウロス」、小柄な体格の「ホビット」、強い力を持つ「ドワーフ」、不死鳥の「フェニックス」、空を飛び人語も扱う「鳥人」、特殊な鎧に身を包んだ「みどりがめ」など。
敵ユニットとしては「ゴブリン」、「ゾンビ」、「ペガサスナイト(ケンタウロスに羽が生えた者)」、「ドラゴン」など一般的な ファンタジー系モンスターが登場する。
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | シャイニング・フォースII 古えの封印 | 2008年7月15日[5] 2008年10月3日 2008年10月6日 |
Wii | クライマックス ソニック |
セガ | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
MB6J MB6E MB6P |
2019年1月31日 配信・販売終了 |
2 | Sonic's Ultimate Genesis Collection SEGA Mega Drive Ultimate Collection |
2009年2月10日 2009年2月20日 |
PlayStation 3 Xbox 360 |
Backbone Entertainment | セガ | Blu-ray Disc DVD-ROM |
PS3: BLUS-30259 BLES-00475 XB360: 68034 384-40210 |
日本国内未発売、日本用機器でも動作は可能 |
3 | Shining Force II | 2011年1月26日 2011年1月26日 |
Windows | クライマックス ソニック |
セガ | ダウンロード (Steam) |
- | |
4 | Sega Mega Drive Classics Collection Vol.4 | 2011年2月4日 |
Windows | セガ | セガ | CD-ROM | - | |
5 | Sega Genesis Classic Collection - Gold Edition Sega Mega Drive Classic Collection - Gold Edition |
2011年3月15日 2011年3月18日 |
Windows | セガ | セガ | DVD-ROM | - | |
6 | Sega Genesis Classic Collection | 2011年3月25日 2011年3月25日 |
Windows | セガ | セガ | ダウンロード (Steam) |
- | |
7 | Sega Genesis Classics | 2018年5月29日 2018年5月29日 Switch 2018年12月7日 2018年12月6日 |
Linux macOS PlayStation 4 Xbox One Nintendo Switch |
d3t セガ |
セガ | ダウンロード (Steam、PlayStation Store、 Microsoft Store、 ニンテンドーeショップ) BD-ROM Nintendo Switch専用ゲームカード |
PS4: CUSA-10828 CUSA-09771 XBO: INL-SE10663080 Switch: HAC-P-AQGKB HAC-P-AQGKA |
|
8 | 光明與黑暗續戰篇II 古代的封印 | 日本を除く東アジア圏 2019年9月19日 2020年3月25日 |
メガドライブ ミニ[注 1] | エムツー (移植担当) |
セガゲームス | プリインストール | - | メガドライブ版の移植(本体にあらかじめ収録された42作品の1つ) |
9 | セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online |
2022年4月22日[6][7][8][9] 2022年4月22日 |
Nintendo Switch | 任天堂 エムツー |
任天堂 | ダウンロード | - | |
10 | Shining Force II | 2022年10月27日 |
SEGA Genesis Mini 2 | エムツー | セガ | プリインストール | MK-16310 |
|
※ メガドライブ ミニ版は本来、東アジア圏発売版にのみ収録されていたが、日本でも翌年にコレをベースとした[注 2]機種が「メガドライブ ミニ アジアエディション」と名付けられて特定ECサイトにて限定発売された。
評価 | ||||||||||||||||||||||||||||
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項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 4.4 | 4.2 | 4.2 | 4.4 | 4.5 | 4.0 | 25.8 |
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