Loading AI tools
ウィキペディアから
でんき予報(でんきよほう)は、日本の電力会社が提供している電力需要のデータシステム。電力事情に不安がある場合に提供されている。でんき予報では、日ごとの予想最大電力と供給量が表示され、需給状態の見通しが解説される。
2002年に東京電力原発トラブル隠し事件が発覚したことから、東京電力は全原子力発電所を順次停止して点検を行うことになった。2003年6月23日に、夏場の電力需要ピーク時に電力不足が起こるおそれがあったため、節電を呼びかける目的で夏期限定の「でんき予報」が開始された[1]。東京電力のウェブサイトで公開されたほか、関東地方、山梨県と富士川以東は東京電力管内となる静岡県の民放テレビ局・ラジオ局で平日の午前10時・11時台に放送された[1]。
次の方々がでんき予報に出演した。芸名は出演当時のもの(出演は在京局放送分のみ。関東の独立局及び山梨県と富士川以東は東京電力管内となる静岡県で放送されたでんき予報は、各テレビ局の独自制作につき、出演なし)。
その後、順次原子力発電所の運転が再開され、安定した電気の供給が続いたが、2007年に発生した新潟県中越沖地震によって柏崎刈羽原子力発電所に大きな被害が発生、また、耐震体制への疑問もあり、市から使用禁止命令が発令、その後お盆休みが明け、オフィスや工場などの大口需給者の操業が始まったことから再び電力不足のおそれがあったため、注目を集めることとなる。
2011年3月22日から、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)による主要発電所の停止に伴う輪番停電への対応として、ウェブサイト限定で『電力の使用状況グラフ』として再開した[2]。東京電力では6月9日のプレスリリースで、7月1日より『でんき予報』の運用開始予定を発表した[3][注 1]。
また東北電力でも、6月8日より同様の情報を『当社管内の電気の使用状況』として提供を開始した[4]。さらに東北電力は、7月11日より『東北電力でんき予報』を提供を開始している[5]。
さらに被災していない地域でも、原子力発電所の操業再開困難等の理由から、中部電力は、6月27日から9月30日まで、『中部電力でんき予報』を実施[6]。関西電力は、6月29日から、『関西電力でんき予報』を実施[7]。九州電力は、7月5日から『電気の使用状況』として実施[8]。北陸電力は、7月14日から9月30日まで)[9]、四国電力は8月1日から9月30日までの平日のみ[10]、北海道電力は10月6日[11]からそれぞれ『でんき予報』として実施している。
十分 (供給余力 90万kW超) | 支障なし (供給余力 90万kW以下、30万kW超) | 厳しい (供給余力 30万kW以下) |
緑色3本 | 黄色2本 | 橙色1本 |
比較的 余裕 | 厳しい | 大変 厳しい | 不足する 可能性あり |
緑色 | 黄色 | 橙色 | 赤色 |
予備率10%以上 (比較的余裕のある1日) | 予備率5%以上10%未満 (厳しくなることが予想) | 予備率3%以上5%未満 (大変厳しい見通しです) | 予備率3%以下 (電気が不足する可能性) |
緑色 | 黄色 | 橙色 | 赤色 |
使用率90%未満 | 使用率90%以上95%未満 | 使用率95%以上 |
青色 | 黄色 | 赤色 |
安定した 供給状況 | やや厳しい 供給状況 | 厳しい 供給状況 |
緑色3本 | 黄色2本 | 赤色1本 |
使用率90%未満 (安定した供給状況) | 使用率90%以上95%未満 (やや厳しい供給状況) | 使用率95%以上97%未満 (厳しい供給状況) | 使用率97%以上 (非常に厳しい供給状況) |
緑色 | 黄色 | 赤色 | 赤色(強調線つき) |
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.