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日本の雑誌 ウィキペディアから
「月刊Asahi」の事実上の後継誌であったが、1994年12月20日、「週刊朝日増刊Ronza創刊準備号」として発刊された。1995年3月6日に「RONZA」の表題で同年4月号として創刊された。創刊当初の1995年には月平均約3万7000部ほどの売上を記録した。新機軸を打ち出す意図からB5判の週刊誌サイズであったが、そのために書店では他社の論壇誌・文芸誌と同じ棚に並べてもらえないなど目論見がはずれ、次第に売上が低迷。このため1997年8月発売の同年9月10月合併号をもってリニューアルし、1997年11月号から「論座」と改名、大きさも月刊論壇誌サイズのA5判となった。記事内容を「朝日新聞」紙上で後追い紹介するなど宣伝にも努めた。
岩波書店の「世界」とともに左派論壇誌の代表的存在であった。右派論壇誌の「正論」(扶桑社)や「諸君!」(文藝春秋)とは対に見られたが、左右両派とも自分の陣営に閉じこもりがちな現状を批判し、「世界」との差異化を意識して、保守派に属する言論人(上坂冬子、岡本行夫、石破茂、小林よしのりら)に対しても誌面を提供。左右両派間での論戦を行わせる指向を見せていた。編集部が出版した本『リベラルからの反撃』(朝日選書)等も刊行した。
しかし、左派論壇自体の低迷も重なり、2008年頃には印刷部数が2万部でさらに実売1万部以下のときもあり、採算ラインを大きく下回り[1]、事業としては赤字が続いていた。このため2008年9月1日発売の同年10月号をもって休刊する意向が一部関係者に通達され[2]、2008年7月15日には正式に休刊が発表された[3]。その後もついに創刊当初の売上を回復することなく、2008年9月1日発売の同年10月号をもって休刊した。
2010年6月24日、「RONZA(論座)」の名を冠した朝日新聞社の言論サイト「WEBRONZA」が開設され、朝日新聞編集委員の一色清が編集長となった。主なコンテンツは無料で閲覧できるが、メインコンテンツの一つとして有料のWEBマガジン「WEBRONZA+」がある。筆者は朝日新聞の編集委員・論説委員を中心に、外部の専門家・評論家、株式会社シノドスに関係する若手研究者などである。
2019年4月15日、「WEBRONZA」の名称が「論座」に変わった[4][5]。2019年現在の編集長は吉田貴文。
朝日新聞社は2023年2月15日、本サイトを7月に終了すると発表した(新記事掲載は4月26日で終了)[6][7]。2023年4月19日、事実上の後継となるサイトとして、朝日新聞デジタル内に「Re:Ron」(リロン)が開設された[8]。
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